蓬莱泉（ほうらいせん）関谷醸造株式会社

　ラベルは書家である「福瀬餓鬼先生」が書したものです。肩貼りにタイトルの「魔訶」、特定名称の「純米大吟醸」。特定名称、醸造元、原材料などのデータは全て肩ラベルとなっています。

　オフィシャルサイトの商品紹介では…

「摩訶」には大きい、多い、優れているという意味があります。先人から受け継いで来た酒造りの技をさらに磨いて、日本酒の持つ魅力をさらにひろげていきたい。このお酒に前を見て進み続ける私たちの姿を見ていただけたらと思います。

　とあります。3年熟成はいかに…

　上立ち香は、心地よく華やかにメロンのように香ります。香りからして高貴な印象を受けますが、あくまで程よく自然に香るので好感が持てます。長期もろみからにじみ出てきたかのような香りです。

　含むと、とろける甘味。これこれ、この心地よい本社蔵の甘味。これほど嫌みなく自然に体に沁みわたってくる甘味は、他のどの飲料にも食材にも思い当たらない。まさに究極のピュア。

　もう一度注意深く含む。こころ温まる、微笑ましいまでのピュアな笑顔をふりまく。こ、これは！。「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス2016・天使のくれた奇跡Ⅲ」に出てくる森崎美月ちゃんだ！。

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製造年月：2016/10

　特徴あるラベルの文は平家物語の文頭、｢祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・｣で、書家である「福瀬餓鬼先生」が書したものです。特定名称、醸造元、原材料などのデータは全て肩ラベルとなっています。

　オフィシャルサイトの商品紹介では…

4昼夜かけて35％まで磨いた山田錦を麹に使い、10℃前後の低温で約35日かけて醸した酒をまろやかさや旨みを出すために地下の低温貯蔵庫で約3年の熟成を行いました。

　とあります。3年熟成はいかに…

　上立ち香は穏やかながら、ふつふつと湧いて出てくるかのように香ります。含むと、優しい♪これこれ！これぞ蓬莱泉本社蔵の優しい甘味。しかも丸い！滑らか！。この辺りはいかにも約３年の低温熟成を思わせる。艶やかな球体が隙間なく整然と並べられ、入って来たかと思えば体内で弾けるように拡散され、そして…

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製造年月：2013/06

　ラベル画像の上が2001年のものです。何と言っても特徴ある漢字一文字のラベルに目が行きます。センターに銘柄、右に特定名称、左に醸造元、右下に蓬莱泉のロゴ、左下に製造年月が書かれています。

　また、現在のラベルが下の画像で、裏ラベル要素が後ろに回り込むように細長くなっています。左に原材料や精米歩合、醸造元、製造年月等のデータ。右には味わいの特長をグラフ化したものや、バーコード、QRコード、リサイクル識別表示マークが書かれています。

　オフィシャルサイトの商品紹介では…

良質の山田錦から生まれた旨みと甘みの調和した、ふくよかな味わいの純米大吟醸。1年間の熟成期間を経て瓶詰め・出荷されます。

　とあります。良質の山田錦から生まれた旨みと甘みの調和はいかに…

　上立ち香は果実のように上品に香り、含むと造りの綺麗さを感じながらも程良い甘味が心地よく、引き際はかすかな余韻が可憐。最低一年以上熟成されて出荷されるこのお酒は、落ち着いた味わいが低温熟成ならでは。空とは仏教用語や空手用語で「空の境地」からくる言葉。蓬莱泉の人気ＮＯ・１商品。

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製造年月：2006/10

※由紀の酒 Best of the year 殿堂入り

　ラベルは白地に薄いピンクの霧模様。センターには独特の漢字一文字が映えます。右に特定名称、左に醸造元、右下に蓬莱泉の髭文字ロゴ。

　オフィシャルサイトの商品紹介では…

やや甘口の飲み口が女性にも好評。酸味が後味をキリリとしめています。

　とあります。女性的な味わいはいかに…

　上立ち香は穏やかにバニラ、メロンの様に香ります。含むと、優しいながらも独特の強めの甘味。淡い印象は後半の切れの良さまで一貫しており、美しく切れていきます。女性的と言う意味では、蓬莱泉本社蔵のお酒は全てそんな美しいイメージがあるが、このお酒もまさにシリーズを象徴しているかのよう。旨いっす。

製造年月：H19/10

　ラベルはグレーの地に論語の学而「有朋自遠方来不亦楽乎」が背景となっています。センターにおなじみとなった漢字一文字の銘柄が映えます。センター下に特定名称、右に髭文字ロゴ、左に醸造元や原材料などのデータ。

　オフィシャルサイトの商品紹介では…

空や美のような華やかさはありませんが蓬莱泉の隠れた名品として根強く支持されています。
すっきりとした中に成熟した丸みのある大吟醸酒です。

　とあります。すっきりとした中に成熟した丸みの隠れた名品はいかに…

　上立ち香は上品にメロンのように香ります。含むと、心地よい優しい甘味を爽やかとも感じられるほどスッキリと楽しませてくれます。デフォルトは火入れ熟成とのことで、上記のオフィシャルの説明のようなイメージなのかもしれませんが、頂いたのが生と言うことで可憐な華やかさを備えていました。旨いっす。

製造年月：2003/02

この商品は醸造アルコールの変わりに、自社製アルコール（米焼酎）の添加となったため、現在は特定名称「大吟醸」は表示されていません。

　ラベルは薄いブルーのグランドに一文字の銘柄が映えます。上に特定名称の純米吟醸、下にアルファベットでWAとルビがふってあります。右に髭文字のロゴ、左に原材料や醸造元の情報が書かれています。酒銘は「和は良酒を醸す」に由来します。

　オフィシャルサイトの説明は…

米の甘味と旨味が口いっぱいに広がり、それを酸味がさらりと消していく、甘味とキレを両立したお酒です。
どんな酒肴とも相性がいいので、家呑みでちょっと贅沢をしたいときにはおすすめです。

　とあります。甘味のキレの両立とはいかに…

　上立ち香は、穏やかで白桃を思わせるように香ります。思い描いていたよりなお淑やかで上品な香り。含むと、先日紹介した生熟成の和とはあきらかに違う引き締まった味わいで、甘味は存在するものの僅かでキリリとしています。その分後切れはよく、すっきりと引いていきます。飲みやすい！。

　もう一度注意深く含む。食が進んだことが影響してか？、先ほどよりは馴染みのある甘味がふつふつと顔を出す…

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製造年月：2015/06/02

　ラベルは白地にブルーの一文字の銘柄が映えます。上に特徴である熟成生酒、下にアルファベットでWAとルビがふってあります。右に髭文字のロゴ、左に原材料や醸造元の情報が書かれています。以前は上記の「純米吟醸」和の肩部分にひし形のシールで熟成生酒と表示し区別していましたが、現在はラベルから違います。

　オフィシャルサイトの説明は…

まろやかな甘みとやわらかな口当たりのお酒です。 生のままで1年間熟成させた希少性のあるお酒です。熟成の味わいをお楽しみ下さい。

　とあります。熟成の味わいはいかに…

　名古屋の居酒屋「一位」さんにていただきました。上立ち香は心地よく華やかでりんごの様に香ります。含むと、綺麗な甘味をふんだんにまいた後は、気持良く口中から消え去ります。やや冷やしすぎかな？と思える温度でしたが、いやいや流石の管理と言えます。何ともキレがいい。旨いっす。

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　ラベルは白地に炭酸をイメージしたブルーの水玉。センターにブルーの箔でタイトルの「和」。すぐ右下にアルファベットで「WA」とルビがふってあり判りやすい。右上に特徴である「熟成生酒」、右外に髭文字のロゴ、左外の原材料には炭酸も書かれています。その他醸造元の情報。

　オフィシャルサイトの説明は…

和熟成生酒に炭酸ガスを充填しました。微炭酸を感じさせる口当たりが心地よいお酒です。

　とあります。炭酸ガス充填…、楽しみです。

　上立ち香は、穏やかで明確でないものの、白桃を思わせるように香ります。熟成から来るような香りは微塵もありません。

　含むと、…、しゅわっと来た直後に、じわりと広がる結構強めの甘味。奥に霞むように見える米の旨味。炭酸以外の酸はあまり感じられないこともあってか？、中盤もプクリと膨らんだままの甘味。そのまま後半の余韻へと繋がります。

　ラベルはなまこ壁のデザインをあしらったグランドに、センターに銘柄の酒蔵の詩、その上に特定名称の吟醸、右におなじみの髭文字のロゴ、左に醸造元が書かれています。

　オフィシャルサイトの説明は…

軽快さの中に旨みやまろやかさを感じさせます。冷や又はぬる燗で飲んでいただきたいお酒です。まろやかな旨味を持つ、すっきりとした辛口のお酒です。通好みのスタンダードな味わいです。

　とあります。

この商品は醸造アルコールの変わりに、自社製アルコール（米焼酎）の添加となったため、現在は特定名称「吟醸」は表示されていません。

　上立ち香は…

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製造年月：H19/09

　ラベルには達磨の挿絵とともに銘柄の由来となった結句「一盃人酒を呑み　三盃酒人を呑む　知らず是れ誰の語ぞ　吾輩紳に書すべし」が書かれている。この文言は江戸時代の漢詩人、菅茶山（かんさざん）のもの。右外に髭文字ロゴと共に、銘柄の「可。」。下外に特定名称。左に醸造元と原材料。なかなか趣のあるラベルです。

　オフィシャルサイトの説明は…

　酸味の少ないすっきりとした純米酒。蓬莱泉の売れ筋No.1、純米なのに非常に軽い酒質のお酒です。麹の原料に使われている「夢山水」は愛知農試山間試験場、県食品技術センターと関谷醸造（株）が協同研究の末開発した、山間高冷地専用の酒造好適米です。

　とあります。さて純米なのに非常に軽い酒質とは…。

　上立ち香は穏やかで、ほんのりわたあめの機械を動かした時のように、甘く香ります。含むと、まとまりのある綺麗な造りの中からじわじわとにじみ出してくる旨みの中に、黒糖様の甘味を見つけることが出来る。黒糖の甘味といっても決して重いわけではなく…

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製造年月：06/02

　ラベルは上記の酒蔵の詩とデザインは異なるが、なまこ壁のデザインをあしらったグランドとなっている。センターにしぼりたて、右上に髭文字ロゴ、右下に特定名称と醸造元、左に原材料が書かれている。

　オフィシャルサイトの説明は…

しっかりした酒質の純米酒です。酒が若いためフレッシュさと同時に麹の香りも感じられます。
氷温で熟成させてから楽しむのも面白いでしょう。

　とあります。氷温熟成するまでもなく無くなってしまうので、フレッシュさのほうを楽しみます…

製造年月：03/10

　ラベルはオレンジ色の背景にセンターに漢字一文字。「醁」はロクと読み、訓読みでは「ウマザケ」と読みます。右に山廃純米、右外に髭文字ロゴ。左に醸造元や原材料等のデータ。

　オフィシャルサイトの説明は…

山廃仕込みの純米酒です。コクのある山廃ならではの味わいをお楽しみ下さい。

　とあります。山廃ならではのコクはいかに…

　上立ち香は非常にほんのり、バニラを思わせるように香ります。含むと、コチっとしたしっかり目の旨みながら、低精白感といった嫌味はない。幅ののある旨みをじっくりと楽しませてくれました。

製造年月：02/11

　ラベルは白地にイチョウデザイン、秋らしくトンボも飛んでます。センターに銘柄の夢筺（ゆめこばこ）、その右に特定名称の特別純米と特徴であるひやおろし。右外に髭文字ロゴとトンネル熟成のマーク。左に原材料等のデータと醸造元情報。

　オフィシャルサイトの説明は…

　後味の軽いスッキリとした旨味のあるお酒です。お酒は吟醸工房近くの貯酒トンネルの中で熟成させます。トンネル内の気温は年間を通して15度前後、自然の冷気の中ではぐくまれた味わいをお楽しみください。

　とあります。自然の冷気の中ではぐくまれた味わいはいかに…

　上立ち香は、純米という特定名称としては比較的華やかで、マスカットの様に香ります。含むと、必要十分な甘味が舌を覆い、奥へ流れ込んでいきます。しみじみとしていると、人にはあまり見せられないだらしない顔をしていることに気づく。キリっとしてもう一度含む…

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製造年月：2015/09/07

　ラベルはブルーの背景に、金屏風に龍があしらわれており、中国を思わせる。銘柄の由来となった魏徴の詩『述懐』にある「人生意気に感ず、功名誰か復論ぜん（人生は心意気を感じて行動するもので、功名のことなど誰が問題にするものか）」が書かれています。上にひらがなで「ほうらいせん」、右に髭文字のロゴ、下に特定名称や原材料などのデータ。

　オフィシャルサイトの説明は…

　やや辛めでスッキリとした飲み口の飲み飽きしない日本酒らしい日本酒。名古屋国税局鑑評会市販酒部門で数回の入賞実績があります。名前の由来は唐詩選｢逐鹿｣から。全体に甘口が多い蓬莱泉の中で、一番辛口のお酒。奇を衒わずしっかりとした酒質で、日本酒党におすすめしたいお酒です。

　とあります。奇を衒わずしっかりとした酒質とはいかに…。

　上立ち香は…

この商品は醸造アルコールの変わりに、自社製アルコール（米焼酎）の添加となったため、現在は特定名称「特別本醸造」は表示されていません。

　通常瓶のラベルはレトロ感あふれる、センターに髭文字ロゴのクラッシックラベルです。カップ酒はシンプルにセンターに平仮名の「ほうらいせん」、その右に造語の「壽至蓬莱不老泉」。

　オフィシャルサイトの説明は…

　低温でゆっくりと時間をかけて、吟醸酒を仕込むように丁寧な造りをしたお酒です。自社の酒粕を蒸留したアルコールを添加したことでこれまでの造りのものより味わいがととのい、旨味のある、飲み飽きしないお酒になりました。

　とあります。醸造アルコールではなく、自社蒸留の粕取り焼酎を添加。こだわってます。

　上立ち香は明確でないものの穏やかに白桃のように香ります。含むと、美しいとすら感じるほのかな甘味をすっきりと楽しませてくれます。カップ酒であることを忘れさせてくれるかのような酒質。素晴らしく旨いっす。

この商品は醸造アルコールの変わりに、自社製アルコール（米焼酎）の添加となったため、現在は特定名称「特別本醸造」は表示されていません。

　ラベルは薄いピンクの地に桜の花がデザインされています。センターにピンクの箔で銘柄の「春のことぶれ」、その右に特定名称の純米大吟醸、下には平仮名でルビがふってあります。右外に髭文字ロゴ。左下には「春はあけぼの」の詩をもじり、“春はあけぼの…　酒蔵の寒気の　ようよう緩みて　寒に仕込みたる新酒の　槽口より汲み出せば　香気馥郁と立ちのぼる　華やかな生酒なり”と書かれています。

　画像は以前の瓶とラベルですが、そのうち差し替えます。

　オフィシャルサイトの説明には…

歳晩に仕込み、寒の時期に搾ったお酒です。搾った直後のお酒のフレッシュさが味わえますが、冷蔵庫で貯蔵すると味わいが落ちついて来るので、 搾ったばかりの味わいと違う楽しみ方が出来ます。ご自宅で熟成させて、好みの飲み頃を見つけても面白いと思います。

　とあります。搾った直後のお酒のフレッシュさを楽しんでみます。

　ラベルは白地に竹が描かれており、風を感じさせてくれます。センターにブルーの箔で銘柄の「はつなつの風」。その右に特定名称の純米大吟醸、下には平仮名でルビがふってあります。右外に髭文字ロゴ。左下には詩、“はつなつの光をきりて風わたる　ゆらゆらと朴の花　そそとして桐の花　仰ぎて含む酒かぐわしき”が書かれています。

　画像は以前の瓶とラベルですが、そのうち差し替えます。

　オフィシャルサイトの説明には…

生のまま約３ヶ月熟成させたお酒です。しぼりたての時期よりも、味わいは増してきていますが、まだフレッシュさも残っています。暑くなる季節なので、必ず冷蔵庫に入れて保管してください。

　とあります。まだフレッシュさを残しつつ増した味わい。楽しみです。

　ラベルは生成りの地に赤とんぼが描かれており、秋を感じさせてくれます。センターに赤の箔で銘柄の「花野の賦」。その右に特定名称の純米大吟醸、下には平仮名でルビがふってあります。右外に髭文字ロゴ。左下には詩、“萩　尾花　野菊　水引　吾亦紅　花野に玉なす　露のごと　しろがね宿す　秋の酒”が書かれています。

　画像は以前の瓶とラベルですが、そのうち差し替えます。

　オフィシャルサイトの説明には…

生のまま半年熟成したことで丸く味わい豊かなお酒になりました。秋の夜長にじっくりとお楽しみください。

　とあります。丸く味わい豊かなお酒。楽しみです。

　おなじみのラベルですが、違いは背景の霞がかった部分がグレーではなく黄金色になっています。センターの銘柄「空」はそのままに、その右に「秘蔵酒十年熟成」と書かれています。その右に髭文字ロゴ。センター銘柄の左には落款、そして特定名称の純米大吟醸、ぐるりと裏まで回り込み、精米歩合などのスペックや醸造元が書かれています。

　上立ち香は想像以上に華やかで青りんご様に香ります。十年の歳月はここでは感じられません。含むと、優しい甘味！うんうんこれぞ本社蔵の味！。丸みのあるスベリの良さは熟成酒ならでは。しかし通常の空も最低２年の熟成酒なので、この差は飲み比べて初めてわかる程度かも…

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製造年月：2008/01

　本社蔵の出品レベルを試験的に袋吊りしたお酒を、ゴールデンウィーク限定で販売します！と言う情報をいただいたので、本社蔵までGETしに行ってきました。

　紫外線カットの為、新聞紙で包んでありますが英字新聞であるところが何ともお洒落です。ラベルは高級感のある和紙で、センターにしずく酒と書かれています。右には特定名称の純米大吟醸、左には醸造元だけと言うシンプルなものになっています。左上にあしらってある四つ葉のクローバーがこれまたお洒落です。

　上立ち香は華やかでマスカットのように香ります。含むと、鼻に抜ける同系統の含み香が爽やかで、やはり同系統の本社蔵らしい優しい甘味を感じさせてくれます。こ、このトーンオントーンはまさにドミナントカラー配色！究極の統一感。味の出は…

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製造年月：2013/04

　特徴あるラベルは吟でおなじみの書家である「福瀬餓鬼先生」が書したものです。特定名称、醸造元、原材料などのデータは全て肩ラベルとなっています。

　同封されていた口上には…

1864年の創業以来150周年を迎えることができました。皆様に感謝の気持ちろ込めて社員一同で企画した日本酒です。自社栽培米夢山水・精米歩合30％にこだわった純米大吟醸です。

　とあります。夢山水の30%精米、楽しみです。

　上立ち香は華やかで、リンゴのゴールデンデリシャスを思わせるように甘く香ります。何故か？思い浮かんだ黄緑色、瑞々しいイメージです。含むと、来た～！、蓬莱泉本社蔵らしい甘味。粘度すら感じるほど強めです。好きだなぁ、この甘味。30%精米の割には…

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製造年月日：2014/10/27

　特徴あるラベルの文は平家物語の文頭、｢祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・｣で、書家である「福瀬餓鬼先生」が書したものです。特定名称、醸造元、原材料などのデータは全て肩ラベルとなっています。そして！、首の部分に生のシールが燦然と輝いています。

　通常の吟は、地下にある低温貯蔵庫で3年の熟成を経てから出荷されます。しかし火入れをしながらタンクに移す時、非常に僅かではあるが移しきれなかった部分が生生として出荷されることがあります。これがその蓬莱泉「吟」生酒の正体です。

　蓬莱泉では全国新酒鑑評会にこの市販酒をそのまま一回火入れして出品しているので、これが出品酒にもっとも近い状態となります。

　上立ち香は心地よく香ります。含むと、これまた心地よい酸味とやや強めの甘味が、綺麗な造りと相まって絶妙です。以前飲んだ通常の「吟」の印象は、これよりやや香り抑え目で、スッキリとしつつも丸みのある味わいで、ここまで甘味を強く感じることはなかった気がしますが、これが生との違いなのでしょうか？引きはじんわり…

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製造年月：04/04

　ラベルはシンプルで、左から銘柄の蓬莱泉、特定名称の純米大吟醸生酒、吟、斗瓶囲い、そしてこのお酒の経緯（いきさつ）が書かれています。

僅かしか出来ない品評会用の特別限定酒斗瓶囲いを蔵元に無理を言って分けて戴きました。蓬莱泉の最高峰と呼ばれる入手困難な幻の逸品です。このお酒は斗瓶を小分け致しました限定二十五本の内の一本です。心ゆくまで御堪能下さい。

　上記の吟生とは違い、出品斗瓶の斗瓶違いと思われるので、なかなか貴重なお酒です。

　平成15年6月に開催した、由紀の酒オフ会「蓬莱泉を楽しむ会」出品酒。蓬莱泉さんの趣旨とも言える、市販酒も出品酒も大きな違いはない、基本の造りは同じとは言え、こうして飲むと違うような気がするから不思議です（笑）。上立ち香は穏やでメロンの様に香ります。含むと、引き締まった甘味がいつもの本社蔵の味わいとの差を見せてくれるよう。

　吟ではあるが、熟成期間がない生酒と言うことで、考えてみれば違って当たり前ですね。旨いっす。

製造年月：15/04

　2021年に発売された生原酒です。吟と同等の濃色グリーンのフロスト瓶で、ラベルは黒のグランドに左に傾いた大き目の「空」の文字。右に白抜きの蓬莱泉ロゴ、左に特定名称の「純米大吟醸」と特徴の「生原酒」

　上立ち香は、心地よく華やかにマスカットを思わせるように香ります。流石に生原酒らしい活き活きとしたイメージの香りで、香りだけでも元気をいただけるよう。コロナ禍で世間は自粛ムードではありますが、我々飲み手を元気づける意図もあったかのよう。

　含むと、…、うあ～旨い！。何という綺麗な甘み。酸は抑えめながら艶やかに存在し、全体を引き締めています。この美しさで思い出したが、掛米の精米歩合が40%となった「謎の純米大吟醸」は、まだ飲んでいなかった。もちろん5%さらに磨きがかかった先入観もあるとは思うが、後半の捌けも潔く一連の流れが異様に速く感じます。

　製造年月が昭和62年07月と記載された「空」。と言うことは昭和32年から平成3年までの35年間杜氏を務められた、池野栄吉（越後杜氏）さんが醸されたということになる。酒の中島屋さんで2本見つけ、購入させていただきました。

　平成15年、当時専務だった関谷健氏を、「珍しいお酒を見つけたので…」と一宮の酒房よし亭に呼びつけ、一緒に飲ませていただきました。一応、近々開催する「蓬莱泉を楽しむ会」の打ち合わせと称したものの、酒飲みって恐ろしいでしょ？、怖いものなしです。（笑）。

　現在発売されている通常の「空」と比べると、瓶がややなで肩で、グリーンのフロストも現在のものとは違います。キャップのふちを見ると現在のものは透明部分が見えるが、これはありません。

　ラベルには関谷醸造合資会社と書かれており、株式会社になる前であることもわかります。大吟醸、清酒二級と書かれており、いかにも古めかしさを感じます。生酒の印も押してあるが、味わいははたしてどうなっているか？

　上立ち香は非常に穏やかで明確でない。奇跡的にヒネた香りもありません。含むと、味わいには枯れた風味ながらサラサラしている舌触り。このあたりが熟成からくるパウダー感なのだろうか？。蓬莱泉本社蔵の酒のルーツを見せていただけたような、優しい印象のお酒でした。

製造年月：S62/07

　2002年6月、空と同じスペックの純米大吟醸規格ながら、和紙のラベルで素性のわからないお酒が出荷されるらしいと言う話を「酒のきまた」さんに教えていただき購入。香り高くキレ味鋭いお酒に驚き、酒のきまたさんが「謎の純米大吟醸」と命名。

　その後、関谷さんから根掘り葉掘り聞き出し、その素性が明らかに。「空」は仕込んだ後、地下の貯蔵タンクに火入れしつつ集められ、熟成させることとなる。つまり同じスペックのお酒がこの時ブレンドされることになるが、このお酒はブレンドする前に杜氏が利き酒をし、特に出来が良いと判断された仕込みタンクのお酒を生のまま少量出荷される。

　初年度は少酸性泡無し酵母とのことだったが、毎年「空」は愛知県酵母や1401、1601、今では1801も？使われているので、厳密には毎年違うものとなる。

　上立ち香は華やかでマスカットのように香ります。含むと、甘味の押し出しが強いが不思議なほどに綺麗に切れて行きます。後半の優しさはいかにも本社蔵らしい感じがする。…

製造年月：2002/06

　ラベルはイベント限定の非売品と言うこともあり、非常にシンプルです。白地にしずくを垂らしたようなデザイン。センターに特定名称の大吟醸。右にはこのお酒の素性「名古屋国税局第五十三回酒類鑑評会優等賞受賞酒」、その下に髭文字ロゴ。左にはほうらいせん吟醸工房、そして非売品の文字が燦然と輝きます（笑）。こういうのに弱いんです。

　上立ち香は華やかに果実香。含むとさらにぱっと咲き誇る！と言う言葉がぴったりくるかのように爽やかに香りが膨らむ。味わいは他の蓬莱泉に比べると、しっかりした強めの印象ながら嫌味がなく旨い。

　蓬莱泉の商品で３５％精米のアルコール添加タイプは無いと記憶しています。貴重な体験が出来ました。

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　蓬莱泉吟醸工房では仕込み体験もできるのですが、どうせなら仕込みタンク一本まるごとオーダーしてみよう！と言うことになりました。前回のオーダーは山田錦50%精米の遠心分離だったのですが、今回は思いっきり贅沢なスペックで造ってもらいました。蓬莱泉としても最高峰となる山田錦35%精米の遠心分離です。ちなみに清酒「永（とこしえ）」は黒龍酒造さんの登録商標です。水野社長に事後報告させていただいたところ、「やってくれたな！」というありがたいお言葉をいただきました。いろいろつっこみたいとは思いますが、そんな方はコメントにどうぞ。

　ラベルは和紙で、センターに銘柄の「永」すぐ下にひらがなで「とこしえ」とルビがふってあります。ラベルの趣のある字は、愛知県の有名な書家である、関谷健さんにお願いいたしました。落款の「た」は健の「た」。右に特定名称の純米大吟醸、左は仕込みの特徴である「山廃」。

　上立ち香は穏やかでバニラのように香る。含むと、辛酸の奥から甘味がにじみ出てくるも、あっと言う間に消え去る。もう一度じっくり・・・。にじみ出てくる瞬間僅かな渋味が複雑さのアクセントを…

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蓬莱泉（ほうらいせん）酒造り体験についても下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月：2006/07

　仕込みの経緯（いきさつ）についてはすぐ上の蓬莱泉（ほうらいせん）「純米大吟醸」永（とこしえ）澄酒を参照してください。遠心分離でもろみをこした場合、米を投入した分だけ粕が出ます。澄酒だけでなく、滓酒も商品とすることで何とか本数を確保いたしました。

　ラベルは和紙で、センターに銘柄の「永」すぐ下にひらがなで「とこしえ」とルビがふってあります。ラベルの趣のある字は、愛知県の有名な書家である、関谷さんの娘さんにお願いいたしました。右に特定名称の純米大吟醸、左は仕込みの特徴である「山廃」。

　上立ち香は穏やかでメロンのように香り高級感を感じさせる。含むとリズム良く山形の音階で、酸、甘、トロ～ン、辛と感じさせてくれる。中でも甘、トロ～ンにメゾフォルテ。甘味の中にある微妙な複雑さが…

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製造年月：2006/07

　蓬莱泉吟醸工房オープン直後にここで可能な小仕込み（60k）をオーダーいたしました。蓬莱泉の仕込み体験パンフレットに使われている写真はこのときのもので、チーム由紀の酒がしっかり写っております。その様子は下記の※オフレポートを参照ください。

　ラベルは関谷さんにお願いいたしました。センターには由紀の酒の暖簾バナー。左上にほうらいせん吟醸工房、右下にデータや醸造元など、モノトーンでシンプルにまとめられています。

　上層に立ち会ったときの印象は、いかにもしぼりたての炭酸の感じがしてシパシパした元気なお酒でしたが、昨日にはすでに落ち着きを見せてました。おりがらみのお酒ですが、まずは上澄みをいただきました。上立ち香は心地よくフルーティーに香り、含むと自分好みの甘味が広がります。純米吟醸の生原酒としては優しい綺麗な印象…

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製造年月：2004/05

　ラベルは背景に山が描かれています。センターに銘柄の夢山水、その上に特定名称、下にひらがなでルビがふってあります。右に原材料、右外に髭文字のロゴ、左に醸造元が書かれています。

　夢山水という酒米は、愛知県山間農業研究所において母株に山田錦、父株に中部44号を交配し育成された。収穫が早く、山間部でも育成しやすい品種となっている。しかし肥料を与えすぎるとタンパク質を多く含み、品質が落ちる。美山錦よりも大粒ながら、稈長は美山錦よりもやや短く、耐倒伏性もやや優れる。心白発現率が高く、玄米タンパク質含有量は美山錦と同程度に低い。

　夢山水は他社が所有している登録商標ですが、愛知県内であれば販売しても良いと了承していただけたため、愛知県限定商品となっていたが、現在はオフィシャルサイトの商品一覧からは消えている。

　上立ち香はほんのりと上品にバニラとも桃ともとれるように香ります。含むと甘味が丸みと共にふわふわしている。その様はまるでシャボン玉のようで、今にも壊れそう…

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製造年月：H14/10

　ラベルは黄土色で英文が書かれています。下部にはなまこ壁がデザインされ非常にお洒落です。センターに銘柄のagri-o、その下に平仮名で「あぐりお」とルビがふってあります。猫と犬？に挟まれ蓬莱泉のロゴ。

　酸の高い爽やかなお酒、香りもリンゴ酸系の爽やかな香りで、辛口の白ワインにも似た雰囲気のお酒、名前はスペイン語で「酸っぱい」という意味です。

　この系統のお酒で山田錦50%精米と言うのは、中々無いのではないでしょうか？。リンゴ酸高生産性多酸酵母と言うのも面白く、酸の多いある意味蓬莱泉らしくないお酒に仕上がっています。残念ながら現在は終売のようですが、明眸ブランドで夜半の月（よわのつき）として、ややスペックも変わり発売されています。

　思わず購入した、蓬莱泉「吟」の扇子です。
価格：1,200円（購入当時）
購入：関谷醸造株式会社

　H17年01月01日
元旦に蓬莱泉の蔵元、関谷醸造さんにお邪魔しました。
その時にＧＥＴした蓬莱泉「吟」のキーホルダー（試作品）です。
近日発売予定とのこと
このサイズの吟のキーホルダーは試作だけとなりました。

　蓬莱泉特製手拭い
価格：500円
購入：ＭＡＳＡさんにいただきました。

　量り売り用のミニ樽です。