~H20BY:内谷博
1914年(大正3年)の創業。主要銘柄は、喜量能(きりょうよし)、大治郎(だいじろう)。現蔵元の畑大治郎さんが蔵に入った5年後の1997年に、より個性的で高品質なお酒をとのことで新ブランドを立ち上げる。酒名に悩み、八日市法泉寺の増田洲明氏に相談したところ、蔵元の名前「大治郎」を気に入り命名となる。
自社田での米造りなど、原料にもこだわりをみせ、シンプルな個性光る酒造りをしている。
大治郎(だいじろう)「純米大吟醸」生酒
ラベルは生成りの和紙でセンターに銘柄の「大治郎」。右に特定名称の「純米大吟醸」、左に落款が押されている。蔵元日記(ブログ)にこの様子が紹介されているが、これは一枚一枚手押しされている。シンプルなラベルだが、酒をあらわしている好感のもてるラベルです。
色はわずかに黄色着いています。
上立ち香もわずかで米米しく麹様に香ります。
含むと酸味を主体としたガシンとした旨みに胡椒っぽいスパイシーさも加わります。まさに「パッチンパッチンガシンガシン!」by菱沼かれいさん?あいやあつまれ!わんパーク、アルゴリズム体操。(笑)旨いっす。
生塾ということで、蔵元の意図していない熟成の可能性もありますが、こういう系統は好きな人にはたまらないんですよね~。食事が進んできてからが、何とも楽しい。
大吟醸ってことで価格も考慮すると、デイリーは難しいか?。いかにも純米酒っぽい感じは意見が分かれるところかも。
また3年前に飲んだこのお酒の瓶火入れは、もう少し落ち着きがあったような気もします。安定感のある火入れもまた飲んでみたくなりました。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:H17年03月
大治郎(だいじろう)「純米大吟醸」生酒 データ
使用米 | 山田錦40%精米(呑百笑の会) |
---|---|
使用酵母 | 協会9号酵母 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.8 |
アルコール度 | 17.1度 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,000円(税別) |
大治郎(だいじろう)「純米大吟醸」生酒に関するリンク
2005/08/20 大治郎(だいじろう)「純米大吟醸」生酒2004(日本酒ブログ)
大治郎(だいじろう)「純米大吟醸」瓶火入れ原酒
ラベルは生成りの和紙でセンターに銘柄の「大治郎」。右に特定名称の「純米大吟醸」、左に落款が押されています。肩張りで「瓶火入れ原酒」。
色はわずかに黄色着いています。
上立ち香は非常に穏やかで明確でないものの、旨そうな香り。
含むと、綺麗な中から滲み出てくるシンプルな甘味、旨味。ん?、これで2,000円?、安いと思わせてくれます。ナイスパフォーマンス!。
製造年月:2002年10月
大治郎(だいじろう)「純米大吟醸」瓶火入れ原酒 データ
使用米 | 山田錦40%精米 |
---|---|
使用酵母 | 金沢14号酵母 |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.6 |
アルコール度 | 18.2度 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,000円(税別) |
大治郎(だいじろう)「純米」よび酒(みず)カップ
ラベルは黄土色でセンターに銘柄の「大治郎」。右に特定名称の「純米」、サブタイトルの「よび酒(みず)」、右外に原材料などのデータ。左に醸造元情報、左下に製造年月。
色はしっかりと黄色着いていて透明度は低い。
上立ち香は甘く麹ともバナナとも思えるように香ります。
含むと明確なバナナ香が鼻に抜け、味わいはしっかりとした濃さを感じさせてくれ、比較的長めに続きます。酸味を感じさせずに旨くまとめた感じで旨いっす。
呼び水とはその水をきっかけに、水を引き込むと言う意味だと記憶していますが、確かに二杯目、三杯目がまた旨そうなお酒でした。大治郎には他に迷酒(まよいみず)がありますが、こちらは銘酒と掛けたのか、はたまた蜃気楼なのか?
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:H17年07月
大治郎(だいじろう)「純米」よび酒(みず)カップ データ
使用米 | 60%精米 |
---|---|
アルコール度 | 17度以上18度未満 |
容量 | 180ml |
価格 | 286円(税別) |
大治郎(だいじろう)「純米」よび酒(みず)カップに関するリンク
2005/08/17 大治郎(だいじろう)「純米」よび酒(みず)カップ(日本酒ブログ)
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