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 TOP > オフレポート > 長珍酒造さん蔵見学

長珍酒造さん蔵見学

平成17年03月20日(日)

◆長珍酒造株式会社
 愛知県で長珍と言う銘柄を醸す、長珍酒造さんを見学してまいりました。吟醸造りの忙しいなか、蔵元の桑山さんに案内していただきました。

 創業は江戸時代後期だそうで、当時建てられた蔵も貯蔵庫として現役です。提灯屋という屋号だったそうですが、提灯を作っていると間違われることがあったため、「末長く珍しい美味しいお酒を」と言うことで名づけられたそうです。
 昭和に建てられた方の蔵で現在は仕込が行われていました。原料処理が非常に大切です。と語る桑山さんは、蒸しに非常に気を使うのだそうです。右上の写真が和釜です。和釜は水分のなくなってきた後半で乾燥蒸気がでるため、蒸し米の表面を乾かしながら蒸し上げることができ、理想の外硬内軟の状態になるそうです。

 また見学中、変わったところでは、麹室が二つ存在し一つは吟醸専用となっているそうです。写真でわかるかな?室の扉を開けると、80センチほどの厚みがあります。この厚みにはもみ殻が詰められており、断熱材の役目をしているそうです。レギュラーの室との違いは、こじんまりとした狭さにあり、温度湿度管理がより細かくできるそうです。麹造りはレギュラーも含めてすべて10kづつの箱麹で丁寧に造られます。
 仕込みタンクは開放タンクで、泡(酵母)の働きを良く見てもろみ管理が出来るとのことでした。吟醸の造りに関しては、より温度管理が細かく設定できる、サーマルタンクも導入されていました。マイナス10度まで設定できるので、上槽後も生のまま熟成させるお酒の管理にも使われているそうです。
 ホースが繋がっている器具の写真は、もろみの温度を下げるためのものだそうで、冷水を通したこの器具を仕込みタンクにそのまま入れるそうです。暖気樽(だきだる)に氷を入れて管理する様子は見たことがあるのですが、これは初めて見ました。

 江戸蔵の方には冷蔵設備がありました。二機の冷蔵庫が稼動していましたが、今期もう一台導入するそうです。サーマルタンクとともにお金がかかります。と泣いておられましたが(笑)、自分たちは長珍を飲むことで応援させていただきます。

 水は敷地内にそれぞれ水質の違う三本の井戸があり(それぞれ深さが異なる)、仕込み水として使用されています。木曽川の伏流水が地下にある貝殻の層で見事に濾過され、ミネラルの豊富な硬水となっているそうです。蔵元の桑山さん曰く、「うちは比較的濃いお酒です。この水のおかげでしっかりとした腰の強いお酒になっている」とのことでした。

 さて、お待ちかねの試飲です(笑)。今非常に力を入れていますと言う特別純米は、嬉しいことに燗まで準備していただけました。んまい!。また仲間内では、新聞紙の愛称で人気の純米吟醸40なども最高でした。
 酒造りを熱く語ってくれた桑山さんのお人柄が、これから長珍を飲むときの思い入れとなり、より美味しく感じることでしょう。桑山さん、忙しい時期に蔵の案内ありがとうございました。

長珍商品一覧

参加者
・NORIさん
・NORIさんのお連れ様
・名誉切番王さん
・なごみの叔父さん
・桂自然さん
・葉さん
・MASAさん
・酒の中島屋さん夫妻
・YUKI
・AKIRA

和釜

室

タンク

サーマルタンク

冷却機

薮田

和傘

試飲 冷蔵庫
集合写真
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