1860年(万延元年)創業。戦前から「越の井」と言う銘柄で親しまれ、中でも最高の酒だけを「梵」として発売していた。昭和38年よりすべての銘柄を「梵」に統一。醸造アルコールを一切添加しない「完全純米酒蔵宣言」をしている。またH27BYの予定平均精米歩合はなんと36%。しぼりたて生を除き、長期氷温熟成させてからの出荷にこだわる。
※とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2015 金賞受賞
・純米大吟醸 団
・純米大吟醸 プレミアムスパークリング
・純米大吟醸 夢は正夢
・純米大吟醸 日本の翼
・純米大吟醸 氷山
・純米大吟醸 寒椿
・純米大吟醸 地球(ほし)
・純米大吟醸 磨き三割五分槽場旬搾り
・純米大吟醸 初雪
・純米大吟醸 五百万石無濾過
以前のラインナップ
・純米大吟醸 吟の翼
梵(ぼん)「純米大吟醸」超吟
ラベルは裏のみ。ブルーの鶴首の瓶がとても美しい。全面は金の刻印で中央に「人」を意味する玉の中に銘柄の「梵」その下で一対の鳳凰が支えている。上にタイトルの「超吟」。この瓶にラベルは無粋というものです。
-8℃でじっくりと5年間熟成された、梵のフラッグシップ、究極のお酒です。知る限りでは、以前は30%精米のお酒でしたが、次第に米に磨きがかかり、現在は20%精米となっています。スペックは進化しても価格は据え置きなところも嬉しい。
素晴らしい香りと深い味は感動を呼ぶ、まさに日本の酒文化を代表する珠玉の名酒です。皇室献上品。
とオフィシャルサイトにはあります。珠玉の名酒はいかに…。
上立ち香は穏やかながら華やかで上品にメロンのように香ります。
含むと、上品な和三盆を思わせる甘味がそうさせるのか?身を任せたくなるような衝動に駆られる。どこか親しみのある雰囲気で守ってあげなくては!とも思わせるが、たよりないというわけでは決してない。
きめ細かな肌質には、最高なものを世におくりだすために緻密に計算されたものもあろうが、そこには敢えて目を向けない。
これは!、この雰囲気!、間違いない、安田美沙子さんだ。何とも安らげる笑顔。最高です。
感想の続き、購入先などその他の情報は下記の日本酒ブログへ
※とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2015 金賞受賞
梵(ぼん)「純米大吟醸」超吟 データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦20%精米 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 720ml |
価格 | 10,000円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」超吟に関するリンク
2016/01/06 梵(ぼん)「純米大吟醸」超吟2015(日本酒ブログ)
2015/01/04 梵(ぼん)「純米大吟醸」超吟2014(日本酒ブログ)
2004/07/18 梵(ぼん)「純米大吟醸」超吟(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」団
ラベルは白地のセンターに金の箔でタイトルの「団」、その上に「日本の酒文化」、下に醸造元情報が英文で「JAPANESE SAKE BREWERY KATOUKICHIBEE SHOUTEN」さらに下に「合資会社加藤吉平商店」と住所。右に「極旨」と特定名称の「純米大吟醸」、右下に銘柄の「梵」。左に精米歩合の「磨き二割」、その下に「兵庫県産(特A地区)契約栽培山田錦(100%使用)。
20%まで磨かれた特上山田錦で仕込んだお酒の中取りを、無濾過原酒で氷温2年熟成させたもの。超吟に継ぐ最高峰のお酒です。団(だん)の文字は蔵元が納得いくまで何度も書き直したもので、力強さのなかに魂までこもっているかのようです。
上立ち香は心地よく華やかにマスカットを思わせるように香ります。この時点で高密度と言うキーワードを感じさせてくれるかのような上品な香りです。
含むと、これです!このメリハリをも感じさせるような甘味。単に綺麗だけで終わらない芳醇さが、広がり迫ってきます。まるで巻いてあった反物を勢いよく転がし出した様。せっかく上等な敷物を広げていただいたので、その上にどっかと座り込み堪能していると、今度は勢いよく巻き取られ自分も虜に。これぞまさに席巻。
もう一度注意深く含む。さわり心地の良い布にくるまれ気持ちよくなっている自分に、さらに追い打ちをかけるようにジュワっとしみ込んでくる甘味。布から放り出されて収束するころには、また出てくるであろう布を探している。旨いっす。
製造年月:2016/06
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梵(ぼん)「純米大吟醸」団 データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦20%精米 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.8 |
アルコール度 | 17度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 12,000円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」団に関するリンク
2016/09/22 梵(ぼん)「純米大吟醸」団(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」プレミアムスパークリング
ラベルは黒地のセンターに金の箔で銘柄の「梵」、その上に「日本の酒文化」、下は英文で銘柄の「BORN」、タイトルの「PREMIUN SPARKLING」、特定名称の「JUNMAI DAIGINJO」、醸造元情報の「JAPANESE SAKE BREWERY KATOUKICHIBEE SHOUTEN」。右にタイトルの「プレミアムスパークリング」と特定名称の「純米大吟醸」、左に使用米の「山田錦」と精米歩合などのデータ。さらに左外に醸造元情報。
20%まで磨かれた特A地区(口吉川)特上山田錦で仕込んだお酒の、瓶内二次発酵を行なったスパークリング日本酒です。
まずは滓をまぜずに、吟醸グラスに五分目ほど注ぎます。びっしりと炭酸の粒がグラス内部につくとともに、したからはふつふつと細かい泡が列をつくってせりあがってきます。
上立ち香は心地よく穏やかにマスカットを思わせるように香ります。弾けたあわの粒が鼻にも当たる。なぜか口角が上がる。
含むと、シパっと細かい炭酸の奥から、見えてくる甘味。口中で舌が感覚を研ぎ澄まし、この甘味をさらに見つけに行く。しかしそれを遮るように炭酸でマスキングされ収束。なんて速やかななくなり方。
今度は滓を混ぜ、もう一度注意深く含む。炭酸をどけるようにスワリングし、運び入れる。舌が少し慣れたのか?、やや炭酸が弱まったのか?、先ほどより心地よい甘味を見つけやすい。さすがに磨き抜かれた綺麗な甘味。ああ…、もっとこの綺麗な甘味を堪能したいと思うのだが、炭酸とともに消えていく。なんて飲みやすい!、まるで低アルコール感覚で飲めてしまいますが。アルコール度数はいっぱしにあるので、調子こいてると倒れます。旨いっす。
製造年月:2018/03
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梵(ぼん)「純米大吟醸」プレミアムスパークリング データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦20%精米 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 750ml |
価格 | 7,000円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」プレミアムスパークリングに関するリンク
2018/06/24 梵(ぼん)「純米大吟醸」プレミアムスパークリング(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」夢は正夢
まるでトロフィーを思わせる瓶は、夢が実現したときに自分に贈りたい。そんな願いをこめる、有名スポーツ選手にも愛飲している方も多いとのこと。以前は35%精米の純米大吟醸でしたが、現在は20%精米の最高級酒もブレンドされているようです。
ラベルはゴールドを基調としており、センターにタイトルの「夢は正夢」、その下に「Dreams come true.」。右上に銘柄の「梵」、その下に特定名称の「純米大吟醸」、そして、「21世紀に夢が実現する」と言う願い事が書かれています。左には醸造元情報。
オフィシャルサイトの説明では、
どっしりとした落ち着いた深い香りと、しっとりとしたなめらかな味で、あと味が名刀のように切れる。IWC(インターナショナル ワインチャレンジ)2013においてゴールドメダル受賞。全米日本酒歓評会2012において、最高賞・トップゴールドメダル受賞。
とあります。名刀のように切れるお酒はいかに…。
上立ち香は穏やかに梨のように香ります。
含むと、何とも上品な甘味。これぞ「梵」と唸ってしまう美しさ。ツルツルと喉を流れて行き、後半はスパンと切れる。なるほどこれは名刀の切れ味。
梵(ぼん)「純米大吟醸」夢は正夢 データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米・山田錦20%精米ブレンド |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 1,000ml |
価格 | 10,000円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」日本の翼
ラベルは白地のグランドに表彰状のような縁がデザインされています。センターにタイトルの「日本の翼」、左に英訳として「Wing of Japan.」と書かれています。右には特定名称の「純米大吟醸」。
0℃で2年間熟成のお酒。以前は全量山田錦35%精米のお酒でしたが、こちらもスペックアップ。麹米は山田錦30%精米に進化しております。
オフィシャルサイトの説明では、
素晴らしい吟香をもち、口当たりが柔らかく、後味の切れが最高。2000年7月、ロンドンで開催された国際酒祭りで第1位グランプリに輝いた酒。日本政府専用機正式機内酒。
とあります。日本政府専用機正式機内酒の実力はいかに…。
上立ち香は、穏やかに感じさせるも明確でない。
含むと、はじめて桃を感じさせる含み香が広がり高級感を漂わせる。そして、これこれぇ~この喉越し!長期低温熟成らしい抵抗感のないスベリの良さ。室温に近い温度帯で飲んだにもかかわらず、何とかこの中盤で非常に優しい甘味を見つけることが出来る感じ、気がついたときには見事に消え去っている。旨いっす。
感想の続き、購入先などその他の情報は下記の日本酒ブログへ
梵(ぼん)「純米大吟醸」日本の翼 データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 麹米、兵庫県産山田錦30%精米、掛米、兵庫県産山田錦35%精米 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 16度 |
容量・価格 | 720ml・5,500円(税別) |
容量・価格 | 720ml・5,000円(税別・購入当時) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」日本の翼に関するリンク
2007/01/01 梵(ぼん)「純米大吟醸」日本の翼(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」氷山
非常に目を引く三角錐の子瓶が三本重なり合い、美しい氷山を表現しています。
ラベルはブルーを基調としたシールで、瓶の概観を壊さないように配慮されている。センターにタイトルの「氷山」、そのすぐ下に英語表記の「Ice berg.」。背景には氷山がデザインされている。右に特定名称の「純米大吟醸」、左に銘柄の「梵」
-5℃で2年間熟成された、35%精米の純米大吟醸酒。オフィシャルサイトの説明には、
ヴェネチィアンブルーの小びんを組み合わせたボトルはまさに氷山。三本で支えあう人生、宇宙を表現している。1998年5月、カナダ・トロントで開催された国際酒祭りにて、見事、第1位グランプリに輝いた酒。
とあります。国際酒祭りグランプリの実力はいかに…。
上立ち香は穏やかに白桃のように香ります。含むと、いかにも梵らしい綺麗な淡い甘味。うらぎりません。キラキラと輝く氷山のイメージにぴったりです。旨いっす。
梵(ぼん)「純米大吟醸」氷山 データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 16度 |
容量・価格 | 300ml×3・9,259円(税別) |
容量・価格 | 300ml×3・8,000円(税別・購入当時) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」寒椿
ラベルは薄いピンク地に寒椿の絵がデザインされています。センターにタイトルの「寒椿」、すぐ右にひらがなで「かんつばき」とルビがふってありわかりやすい。上に「越前」、右上に銘柄の「梵」、右下に加藤吉平商店さんのマーク。左に特徴の「特別限定仕込」と特定名称の「純米大吟醸」。
オフィシャルサイトには、
0℃以下で1~2年迄氷温熟成されたお酒がブレンドされた、山田錦35%精米歩合の純米大吟醸酒です。素晴らしい吟香と凛とした力強いあと味が自慢で、寒椿の名にふさわしい逸品です。
とあります。力強い後味…、楽しみです。
上立ち香は、熟成酒の割に心地よく、華やかにリンゴを思わせるように香ります。久しぶりのリンゴ♪。我が家好みのいい香りが出ています。
含むと…、綺麗。いかにもあの梵。さすがの梵。磨き抜かれた味わいには、美しい甘味こそ存在するが、圧迫するようなものは何もなく、すべすべしたラウンドエッジで、あっさりと、すっきりと飲ませてくれます。
もう一度注意深く含む。丸いなぁ♪、ほのかな旨味が馴染むぅ~。こ、これは、今、自分が使っているスマホ、Galaxy Note8だ!。有機ELディスプレイならではのデザインで手に馴染む!。そして美しい。旨いっす。
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梵(ぼん)「純米大吟醸」寒椿 データ
使用酵母 | KATO903号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,500円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」寒椿(かんつばき)に関するリンク
2018/07/吉日 梵(ぼん)「純米大吟醸」寒椿(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」地球(ほし)
ラベルは青の地のシールで、センターに銘柄の「梵」、右にアルファベットで「BORN」、その右にタイトルの「地球(ほし)」。左には「日本の酒文化」、それぞれ下には海外を意識した英文も書かれています。
瓶の見た目にもこだわってます。徳利型で美しいブルーの瓶で、コルク栓もお洒落です。地球(ほし)と言うサブタイトルは生命の誕生(BORN)の素晴らしさ、清浄な水の大切さを表しているとのこと。-5度で2年間熟成された純米大吟醸です。以前は山田錦40%精米でしたが、山田錦35%精米にスペックもアップしております。スペックは進化しても価格は据え置きなところも嬉しい。
マイナス5℃で貯蔵し、二年間熟成した純米大吟醸酒。透き通るような香りと、存在感のある、深くてさわやかな味。
とあります。存在感のあるさわやかな味はいかに…。
上立ち香は穏やかでしゃっきりメロンを思わせます。この時点では熟成感は感じられません。含むと・・・、・・・、思い出します。あのスベリの良さ。11年前のあの時のまま♪、素晴らしい。何ともsmooth、このよどみのない様を目の当たりにすると、「スマートシンキング」の中にあった一説のように、あまりにも明快すぎて、入って来るいろいろな要素を頭で考えて結びつけようとしなくなる。その美しさだけを記憶し、後に残らない。旨いっす。
感想の続き、購入先などその他の情報は下記の日本酒ブログへ
梵(ぼん)「純米大吟醸」地球(ほし) データ
使用酵母 | KATO903号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 500ml |
価格 | 2,000円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」地球(ほし)に関するリンク
2015/01/02 梵(ぼん)「純米大吟醸」地球(ほし)(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾り
ラベルは白地のセンターに銘柄の「梵」、下にアルファベットで「BORN」、右にタイトルの「槽場旬搾り」、「無濾過、純米大吟醸、生原酒地球」。上には「日本の酒文化」、左には「磨き三割五分」、左外に醸造元情報。
上立ち香は、比較的華やかにメロンを思わせるように香ります。おお、梵のイメージからすると少し意外で、このしゃっきりメロンはフレッシュで爽やかなイメージです。
含むと…、なるほど~、香りのイメージ通りメリハリのある爽やかな甘み。35%精米と言う、本来であればとびっきり(これ以上ない)大吟醸の綺麗さを想定しますが、超吟や団と言う20%精米がそれにあたるため、狙ってのメリハリか?。しかし後半はさすがの梵、綺麗に引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。甘いのに切れる!。何と言う危険な酒なんでしょう。2014年に由紀の酒Best of the year になった、南部美人の大吟醸純米仕込みを思い出します。余韻長めの南部美人に対し、切れ方は多少刹那的。旨いっす。
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梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾り データ
使用酵母 | KATO903号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米 |
アルコール度 | 16度 |
容量・価格 | 1.8L・5,000円(税別) |
容量・価格 | 720ml・2,500円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾りに関するリンク
2018/07/30 梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾り(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒
ラベルは白からピンクのグラデーションで、センターに銘柄の「梵」、下にアルファベットで「BORN」、さらに下には海外を意識した英文も書かれています。上には「日本の酒文化」。右にタイトルの「初雪」、特徴の「生原酒」、特徴と特定名称の、「しぼりたて純米大吟醸」。右下に原材料などのデータと製造年月。左に使用米の「山田錦」、精米歩合、醸造元情報。肩張りでもタイトルの「初雪」、「薄にごり・蔵の隠し酒」、そして特定名称の「純米大吟醸」。
35%精米の純米大吟醸酒が50%精米の純米大吟醸酒にブレンドされています。
まずは上澄みです。上立ち香は心地よく華やかにメロンを思わせるように香ります。いいなぁ、バランスの良い我が家好みの香りです。
含むと…、…、活性とあるので、もう少しガス感があると想定していましたが、その点は大人しいです。その分強めの甘味が意外で、いままで飲んだ梵の中ではもっともメリハリがあります。強めと言っても嫌みはまったくないところは、流石の梵。綺麗な甘みは、僅かな余韻を残し収束していきます。
今度は滓を混ぜ、もう一度含む。口当たりにわずかにさらさらと流れるものを感じる程度で、旨味の幅や粘性などは変化なく、気持ちよく喉を通った後は、またもやあの余韻。
この余韻をさらに堪能すべく、注意深く含む。メリハリはあるが、ガチャガチャしていない。シンプルな甘みが、美しい曲線を描きながら、ゼロへ収束していく。旨いっす。
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製造年月:2018/04
梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒 データ
使用酵母 | KATO903号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦50%精米 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米ブレンド |
アルコール度 | 17度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,800円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒に関するリンク
2018/07/10 梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて生原酒(日本酒ブログ)
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過
ラベルは白地で、センターに銘柄の「梵」、下にアルファベットで「BORN」、さらに下には海外を意識した英文も書かれています。上には「日本の酒文化」。右に使用米の「五百万石」、特徴の「無濾過」、特定名称の「純米大吟醸」。左に使用米の生産地と使用米で「福井県産五百万石」と「精米歩合50%(100%使用)」
上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。ここのところ飲んでいたお酒が華やかなので落ち着いて感じますが、その分このお酒で最後まで通せそうな雰囲気のある香りです。
含むと、…、、じわりと旨い。幅は広くはないものの、純米大吟醸らしい美しい範囲の旨味です。酸は抑え込まれており、北陸のお酒らしい上品な仕上がり。後半は比較的潔く引き上げていきます。加水調整の恩恵も受け、このあっさりした感じはいかにも自分好みで、好感の持てる綺麗さ。
もう一度注意深く含む。この清々しいあっさり感。これは睡蓮のファビオラだ。丸味を帯びた花弁。水彩画を思わせるようななだらかなグラデーションは、ひっかかることのない梵らしさ。チャームポイントはチラ見せする黄色いシベ。旨いっす。
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製造年月:2021/04
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過 データ
使用酵母 | - |
---|---|
使用米 | 福井県産五百万石50%精米 |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,000円(税別) |
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過に関するリンク
2021/09/11 梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過(日本酒ブログ)
以前のラインナップ
梵(ぼん)「純米大吟醸」吟の翼
ラベルはキャッチングワッシャーがかかった白地のグランドに、翼がデザインされている。センターにタイトルの「吟の翼」、その下に英訳として「Wing of Japan.」と書かれています。右には銘柄の「梵」、左には角印がおしております。
0℃で2年間熟成のお酒。以前は全量山田錦35%精米のお酒でしたが、現在は「日本の翼」と名前を変え、こちらもスペックアップ。麹米は山田錦30%精米に進化しております。以下、日本の翼の説明となります。
オフィシャルサイトには、
素晴らしい吟香をもち、口当たりが柔らかく、後味の切れが最高。2000年7月、ロンドンで開催された国際酒祭りで第1位グランプリに輝いた酒。日本政府専用機正式機内酒。
とあります。日本政府専用機正式機内酒の実力はいかに…。
上立ち香は、穏やかに感じさせるも明確でない。
含むと、はじめて桃を感じさせる含み香が広がり高級感を漂わせる。そして、これこれぇ~この喉越し!長期低温熟成らしい抵抗感のないスベリの良さ。室温に近い温度帯で飲んだにもかかわらず、何とかこの中盤で非常に優しい甘味を見つけることが出来る感じ、気がついたときには見事に消え去っている。旨いっす。
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梵(ぼん)「純米大吟醸」吟の翼 データ
使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
---|---|
使用米 | 兵庫県産山田錦35%精米 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 16度 |
容量・価格 | 720ml・5,000円(税別・購入当時)終売 |
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2016/03/18 フジテレビ ダウンタウンなう 「本音ではしご酒」で坂上忍オススメのお酒として「夢は正夢」が紹介される。