瀧嵐（たきあらし）高知酒造株式会社

　上立ち香は穏やかにバニラ様に香る。含むと、甘味を放ちながら辛口へと移行して行き、穏やかに収束していきます。終始優しさのある口当たりは、前回頂いた生酒とのストーリー性を感じます。旨いっす♪。酸味がきっちりと抑えられた好印象なお酒で、単なる端麗辛口とは違う旨みも演出してくれてます。

　由紀さんにも聞いてみました。
「マスカット系？、ん？・・梨の香り」
「みずみずしい」「さらっ」
「優しいのに原酒？」
でした。
瓶詰：2007/03
2007/03/29

　上立ち香は華やかでメロン、マスカットを連想させてくれます。後半はバニラ。含むと一瞬の鮮烈なフレッシュさの後、落ち着きのある僅かな甘味を感じさせてくれます。甘味の度合いは違うが、ちょうどカキ氷のようにひやっとした後、じゅわっと融けて甘味を感じるかのよう。引き際に上顎の両サイドでまた、じんわり生酒らしさを演出してきます。旨いっす。はらたいらさんに全部！

　上立ち香は非常にほのか。含むと、夕方になって出てきた涼やかな優しい風のような当たり。レースのカーテンの向こうに、何となく見えるのが旨み？。カーテンをシャっと開けたときには、その淡さのおかげで、消えている。旨く加水され、上質なイメージが出ていて○（まる）。

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