~H22BY田代忠行
1832年(天保3年)の創業。庄内藩の藩主酒井公が、清流を思わせる美味しい味を、集落の名「山楯」から一文字を取り、この酒がこの地域の本流であると「楯野川」と命名。
平成22酒造年度からTATENOKAWA 100年ビジョンをかかげ、全量純米大吟醸の蔵となった。
超精米と言われる一桁精米に取り組み、ついに二か月半もの精米期間を要する1%精米を達成。純米大吟醸「光明」(こうみょう)を世に送り出す。「挑戦した蔵にしかわからない」という蔵元の言葉にもあるが、我々飲み手も「飲んだものしか語れない」世界。
出会うことができました。日本酒の神がいるとするならば少しは気にしてもらえているかな?そんな気にさせてくれる出来事。2021年4月、楯野川「純米大吟醸」光明山田錦1%精米、当たりました♪
楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」光明 山田錦
ラベルは和紙で金と言うより銅に近い箔でタイトルの「光明」、すぐ下にアルファベットで「KOMYO YAMADANISHIKI」。機械式の瓶の封に使用米の「山田錦」。
品温は低目の10度くらいから始めました。上立ち香は、穏やかながら心地よく梨を思わせるように香ります。少し時間を置くと開いてきたのか?、パインっぽさも出てきました。熟成によるネガティブな要素はまったくなかったので、ここまで引っ張ってしまったことにはひと安心♪。
含むと、……、綺麗なのは間違いないのですが、意外とも思えるほどの甘味、旨味。もしやこの味乗りは出荷されてから2年の熟成によるものか?。酸の押し出しはほとんどなく、抵抗感なくすべり込んだ後は、ドライとも思える切れの良さ。間違いなく素晴らしい酒です。1%のお米のサンプルがついていますが、これをここまで綺麗に磨くこと、これを洗米すること、蒸すこと、製麹、どれをとっても素晴らしい技術です。粕歩合がどれくらいなのかも気になるところ。
もう一度注意深く含む。これは!生牡蠣のコストパフォーマンスだ。価格の割に味わえる時間が少ないと言う意味で、つるっと入って来て最高の充足感で堪能させてくれるが、須臾(しゅゆ)にして可憐。旨いっす。
感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2021.04
楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」光明 山田錦 データ
使用酵母 | 山形KA酵母、協会1801号酵母 |
---|---|
使用米 | 兵庫県産山田錦1%精米 |
日本酒度 | -2 |
酸度 | 1.3 |
アミノ酸度 | 0.6 |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 720ml |
価格 | 200,000円(税別) |
楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」光明 山田錦に関するリンク
2023/07/14 楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」光明 山田錦(日本酒ブログ)
楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流
ラベルは白地に金の箔で銘柄の「楯野川」、すぐ右下に平仮名でルビ、下には英語表記もありわかりやすい。右にタイトルの「清流」、左に特定名称の「純米大吟醸」。左外に醸造元情報。
上立ち香は、穏やかで明確でないもののバナナを思わせるように香ります。想定していた印象とは違いますが、イイ感じの雰囲気です。
含むと、…、…、おお、これも綺麗!。雅山流と飲み比べると、僅かに甘味と酸味が少しずつあるが、メリハリと言うほどではなく、つるっつるに喉を通るのは同様です。やはり生原酒に感じるような圧力はなく、名は体を表すクリアさ。後半はやはり短めでスッキリと切れていきます。
もう一度注意深く含む。じっくり飲んでいると、つるつるの中からズームアップされてくる甘味。こ、これはSONYのレンズSEL24105Gだ!。広角端では広めの自然な視野角ながら、素晴らしい全体の描写。そしてぐぐっとズームすると見えてくる、遠方の美味しいところ。端っこまで綺麗♪。旨いっす。
感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2018.03
楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流 データ
使用酵母 | 山形KA酵母、協会1801号酵母 |
---|---|
使用米 | 庄内産契約栽培米出羽燦々50%精米 |
日本酒度 | -2 |
酸度 | 1.4 |
アミノ酸度 | 1.0 |
アルコール度 | 14度以上15度未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,400円(税別) |
楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流に関するリンク
2023/09/13 楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流R3BY(日本酒ブログ)
2018/10/25 楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H29BY(日本酒ブログ)
2015/04/18 楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流(日本酒ブログ)
楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流
ラベルは白地に黒で銘柄の「楯野川」、すぐ右下に平仮名でルビが振ってありわかりやすい。右に金の箔でタイトルの「清流」と「「吟醸仕込み」、右下に原材料などのデータと製造年月。左に特定名称の「純米大吟醸」。左外に醸造元情報。
尚、掲載のラベルは瓶に貼ってあったものより古いラベルで細かなデータなどは書かれていない。
上立ち香は上品でバニラを感じさせてくれます。
含むと、優しい甘味がうっすらと感じさせるアルコール感と共に平行線をたどる。比較的さらさらと流れて行くさまは、名の如くまさに清流。相変わらずのコストパフォーマンスです。
わずかに感じるアルコール感は前回も感じたが、以前の日記を確認すると、開栓後一週間で薄れたよう。しかし、今回は開栓後2日でもう無い。飲みすぎ注意。
感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:H18.12
楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流 データ
使用酵母 | 山形酵母 |
---|---|
使用米 | 出羽燦々・夢錦60%精米 |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.5 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,000円(税別)終売 |
楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流に関するリンク
2007/10/31 楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流H18BY(日本酒ブログ)
2005/09/28 楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流H16BY(日本酒ブログ)
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