江戸時代中期の1804~30年(文政年間)創業
蔵をたたもうと考えていたときにNHKのテレビ取材が入ったことがきっかけで、小山商店さんの目に留まる。徐々に酒質を上げていき、その酒販店で無ろ過生原酒から取引がはじまり、人気が出るようになった。当時はラベルを印刷する余裕もなく、蔵元の母が手書きしていたと言うエピソードは有名。
健司氏は火入れのお酒が受け入れられるようになったら本物との想いから、火入れ技術の研究や原料処理などに設備投資を惜しまず、現在でもさらなる高みを目指している。
(はせがわ酒店さんの表参道ヒルズ開店のときに健司氏にお会いし、お聞きした内容が一部含まれております。)
飛露喜(ひろき)「純米大吟醸」
ラベルは和紙でセンターに銘柄の飛露喜と稲穂の挿絵が金の箔で書かれています。右に特定名称の純米大吟醸、左には廣の落款。シンプルなものとなっています。
裏ラベルには生詰の説明が書かれています。
・生詰とは、搾った直後に火入れをしてタンクに貯蔵したお酒を、瓶詰め時に火入れ殺菌を行わずそのまま詰めたお酒です。
・お酒は20歳になってから。
・お酒はおいしく適量を。
とあります。さて、おいしくは自信があるのですが、適量で済ますことができるのかが不安です。
上立ち香は、心地よく華やかにライチを思わせるように香ります。おっ、先日の伝心を思い出すかのようなゴージャスフレグランス♪。含むと、おほ♪。酸が目立つのは正直好みから外れることが多いのだが、何とも印象よく酸が目立つ。甘味とのバランスも絶妙で程よいメリハリは、「よっ、久しぶり!」っと挨拶されたかのよう。後半は余韻があるにはあるのだが、何だろう?。口中に残っているのではなく、印象に残っている感じ。
こ、これは何故か印象に残っている、あのCM。アリナミン7の…
感想の続き、購入先情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:H26/03
飛露喜(ひろき)「純米大吟醸」生詰 データ
使用米 | 麹米、山田錦40%精米、掛米、山田錦50%精米 |
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日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16.0度 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,886円(税別) |
飛露喜(ひろき)「純米大吟醸」に関するリンク
2015/08/04 飛露喜(ひろき)「純米大吟醸」(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」特撰純吟
ラベルはシリーズの中でも珍しく、こげ茶色にエンボス加工のように黒で飛露喜とデザインされており背景となっています。センターに金の箔で銘柄「飛露喜特撰純吟」。下に飛露喜の銘柄の由来、飛・とぶ/露・つゆ/喜・よろこぶ。喜びの露がほとばしると書かれています。
上立ち香はシリーズ最も華やかで、花のように香る。なかなかのインパクト。含むとブルンブルンと実ったベリー系の上品な酸で特徴を現すも、引き際は今までの飛露喜では一番鋭く切れていく。うぉ~いい酒だぁ…
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製造年月:19/04
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」特撰純吟 データ
使用米 | 麹米、山田錦40%精米、掛米、山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16.0度 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,625円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」特撰純吟に関するリンク
2007/07/08 飛露喜(ひろき)「純米吟醸」特撰純吟(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」愛山
ラベルは赤茶色の地に銀色で全て書かれています。センターに銘柄、右に特定名称、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。肩ラベルで使用米の愛山がわかります。
愛山は母株(種子親)に「愛船117」、父株(花粉親)に「山雄67」を用いて交配され、翠1942年にF1個体が養成された。その後の育成経過は野帳などの資料が残っていないため不明。山雄67号は母株(種子親)に「山田錦」、父株(花粉親)に「雄町」を用いて交配されたことから、愛山は山田錦と雄町の孫にあたる。
上立ち香は非常にほんのりと香る程度で、含むとスッキリとした中に微妙にほのかな甘味を感じます。後半は軽快な印象を残して爽やかに切れていきました。
このほのかな甘味をもう少し感じてみたいってことで、今度は人肌燗につけて見ました…
感想の続き、購入先情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:16/09
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」愛山 データ
使用米 | 愛山50%精米 |
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アルコール度 | 17.0度以上18.0未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 4,725円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」愛山に関するリンク
2004/04/19 飛露喜(ひろき)「純米吟醸」愛山(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」山田錦
ラベルは生成りのグランドにセンターに金の箔で銘柄の飛露喜、右に黒で特定名称、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。上記愛山から統一感があり、わかりやすいものとなっています。
酒米の山田錦は、1923年に現在の兵庫県立農林水産技術総合センターにて、母株に山田穂と父株に短稈渡船を人工交配させて誕生した。父株に短稈とついているものの、稈長(稲の背丈)は優に1mを超える。一般的な飯米と比べると倒伏しやすく、晩生であることから栽培は簡単ではない。
醸造特性としては、大粒で精米しやすく、製麹性も非常に良いとされる。タンパク質や脂肪分が少ないことから、雑味のない綺麗な酒質となる。
上立ち香は華やかで心地よくフルーティーに香ります。含むと綺麗な造りを思わせるだけでなく、喉の奥のほうからやさしい酸味がバランスをとりつつ穏やかに膨らむ風味が広がります。ほのかに感じる甘味が…
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製造年月:16/07
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」山田錦 データ
使用米 | 山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16.0度以上17.0未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,780円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」山田錦に関するリンク
2004/08/16 飛露喜(ひろき)「純米吟醸」山田錦(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」生詰
ラベルは黒地に銀色でセンターに銘柄、右に特定名称、左に醸造元、右下に原材料などのデータと、色は違えどパターンが同じで統一感があり、好感が持てます。色的にこの純米吟醸生詰は風格を感じます。
上立ち香は穏やかで明確でない。含むと、めっちゃ気持ち良い含み香がふわぁっと広がる。ここまで「ほとばしる」か!と言いたくなるような含み香。やや端麗の中から出てくるほのかな甘味が可憐。う~ん旨いっす。
飲み進んで行き温度が上がってくると、今度は一変・・・炊いたご飯が口中でじわじわ甘くなっていくかのような甘味をふつふつと…
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製造年月:20/09
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」生詰 データ
使用米 | 麹米、山田錦50%精米、掛米、五百万石50%精米 |
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アルコール度 | 16.0度以上17.0未満 |
容量 | 1.8L |
容量・価格 | 3,360円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「純米吟醸」生詰に関するリンク
2008/11/06 飛露喜(ひろき)「純米吟醸」生詰19BY(日本酒ブログ)
2007/09/14 飛露喜(ひろき)「純米吟醸」生詰18BY(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「吟醸」生詰
ラベルは落ち着いた薄いブルーのグランドに白色の文字で中央に銘柄、右に特定名称、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。左上に生詰シールが貼ってあります。
上立ち香は明確でなく芳香族様に香るが、穏やかな部類。含むと、酸がすっと消え甘旨(あまうま)がぐばっと押し寄せてきます。い~ぞ~コレ!。もう少しスッキリしたお酒を想像していましたが、結構な旨みの出方。どこか飛露喜ストーリーを感じ…
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製造年月:19/04
飛露喜(ひろき)「吟醸」生詰 データ
使用米 | 麹米、山田錦50%精米、掛米、五百万石50%精米 |
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アルコール度 | 16.0度以上17.0未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,992円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「吟醸」生詰に関するリンク
2007/05/18 飛露喜(ひろき)「吟醸」生詰(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「特別純米」かすみざけ
ラベルは茶色のグランドに銘柄だけは銀色、その他の文字は白で書かれています。センターに銘柄、右に特定名称と特徴となる「かすみざけ」、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。統一感を崩さないものとなっており、好感が持てます。肩ラベルには初しぼりと書かれています。
上立ち香はわずかにこっくりと麹様に香ります。含むと純米らしい栗甘な旨みと、僅かにフレッシュな渋味が混在。結構な複雑さ♪。開栓から時間が経ってくると、香りも開くのか?華やかさが出てくる。含んだ時の渋味が消えまとまりを見せるが、やや酸も出てきて辛口の印象まで出してくる。なかなかの変貌…
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製造年月:15/12
飛露喜(ひろき)「特別純米」かすみざけ データ
使用米 | 五百万石55%精米 |
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アルコール度 | 17.0度以上18.0未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,730円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「特別純米」かすみざけに関するリンク
2006/12/06 飛露喜(ひろき)「特別純米」かすみざけ(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒
飛露喜を世に知らしめたお酒、「特別純米」無ろ過生原酒です。発売当初は蔵元の母の廣木浩江さんが手書きをしていたと言う話は有名。その題字を現在は印刷している。白地にセンターに銘柄、右に特定名称と特徴である無ろ過生原酒、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。このラベルが全ての基本となっている。
上立ち香は程好く穏やかで心地よくマスカットの様に香ります。含むと、ラムネ様の安心感のある含み香と、メリハリのある甘味旨みが、今風の芳醇な膨らみを見せ心穏やかにしてくれるよう…
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製造年月:19/12
※由紀の酒パフォーマンス部門 Best of the year 2003
飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒 データ
使用米 | 五百万石55%精米 |
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アルコール度 | 17.0度以上18.0未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,550円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒に関するリンク
2008/02/07 飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒19BY(日本酒ブログ)
2007/05/02 飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒18BY2(日本酒ブログ)
2006/12/21 飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒18BY(日本酒ブログ)
2005/07/22 飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒16BY(日本酒ブログ)
2005/02/11 飛露喜(ひろき)「特別純米」無ろ過生原酒(日本酒ブログ)
飛露喜(ひろき)「特別純米」生詰
ラベルは白地にややパープルがかった色の文字でセンターに銘柄が書かれています。右に特定名称、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。左上に生詰シールが貼られています。
上立ち香はほとんど感じられないほど穏やかです。含むとあふれるような旨みと、ほのかな含み香が感じられ、ややドライな辛口に仕上がっています。自分はあまり量を飲まないのでわかりにくいのですが、父に言わせれば飲みあきしないお酒だそうです。
昨年の特別純米はほのかな甘味に特徴がありましたが、そのお酒とは別物…
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製造年月:16/05
飛露喜(ひろき)「特別純米」生詰 データ
使用米 | 麹米、山田錦50%精米、掛米、五百万石55%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16.0度以上17.0未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,678円(税込み・購入当時) |
飛露喜(ひろき)「特別純米」生詰に関するリンク
2004/09/09 飛露喜(ひろき)「特別純米」生詰(日本酒ブログ)
コメント
2017/03/11 TBSラジオ JUNKバナナマンのバナナムーンGOLD バナナマン日村さんがラジオで飛露喜を絶賛。
2016/02/28 TV朝日 極上!旅のススメ 西村和彦氏が会津の居酒屋籠太(かごた)を訪れ、どうしても飲みたかった地酒として飛露喜を飲む。
某所から覚書、さんまのまんま、綾瀬はるかのお土産が飛露喜大吟醸。