22BY~29BY 佐相道宏(南部杜氏)
16BY~21BY 小林幸雄
夜明け前(よあけまえ)の沿革やポリシー
1864年(元治元年)の創業。島崎藤村の代表作「夜明け前」との関係は醸造元のオフィシャルサイトにありました。
藤村の父、島崎正樹がたびたび小野の地を訪れていたことから、この地のことが「夜明け前」にも登場し、深い繋がりがあることや、醸造元の創業が日本の夜明け前の時代と言われる明治維新前夜である「元治元年」(1864年)であることより、昭和47年に島崎藤村生誕百年を記念して、販売を考案。商標「夜明け前」の名は、島崎藤村の嫡男、初代藤村記念館理事長、故島崎楠雄先生より直接使用する事を許可していただいたものです。
「この名を使う以上は、命に変えても本物を追求する精神をお忘れなく」と言う故島崎楠雄先生との約束を守られているそうです。ラベルの題字も、この故島崎楠雄先生によるもの。
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」しずくどり生一本
ラベルは白のグランドにうっすらとしずくどりの文字。センターにピンクの箔で銘柄の「夜明け前」。右に特定名称の「純米吟醸」と単一醸造元で造った証の「生一本」、しぼりの特徴の「しずくどり」、右下に原材料などのデータ。左に角印と火入れ殺菌をしていない「生酒」、そして醸造元情報。
上立ち香は心地良い程度に華やかで、メロンを思わせるように香ります。この雰囲気の香り、大好きな辰の吟のイメージ!、いいっすね~。
含むと、な、何と言う艶。生酒らしいフレッシュさの中から、にじり寄ってくる強めの甘味。酸味も程よく締めてはいるが、まるでこの甘味が作法と言わんばかりに、キビキビとした動作で気持ちいい。後半もすっきりと切れていきます。
もう一度注意深く含む。このにじり寄り、茶室に入るときのにじり寄りを市川海老蔵さんがなさったらこんな感じだろうか(自分の妄想)。音はズリズリではなくスルスルで、絹鳴りも聞こえてきそうな美しい振る舞い。ただ綺麗なだけでなく迫力すら感じさせてくれます。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」しずくどり生一本 データ
使用米 | 兵庫県産山田錦55%精米 |
---|---|
使用酵母 | アルプス酵母・協会9号酵母 |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,200円(税抜き) |
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」しずくどり生一本に関するリンク
2017/06/22 夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」しずくどり生一本(日本酒ブログ)
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」生一本
ラベルは白のグランドにセンターにグリーンの箔で銘柄の「夜明け前」。右に特定名称の「純米吟醸」と単一醸造元で造った証の「生一本」、右下に原材料などのデータ。左に角印、そして醸造元情報。
飲用温度は12℃くらいです。上立ち香は、心地よく華やかにデリシャスリンゴを思わせるように香ります。火入れのお酒ながら想定以上の豊かな香り。しかし嫌みはなく、素性の良さから滲み出てくるような我が家好みの香りです。
含むと、…、気持ち良い甘味のメリハリ。幅のある甘味・旨味が僅かに感じる酸を従えて口中を一杯にします。甘味がクリアなのも秀逸ですが特筆すべきは後半で、これほど膨らんだにも関わらず気持ち良くすっきりと引き上げていきます。辰の吟なまざけとの飲み比べだったのですが、最初はゆるゆると最後まで飲んでいけるのは「辰の吟」の方かなぁと思っておりましたが、「生一本」の減り方が尋常ではない(笑)。捌けの良さが起因していると思われます。
もう一度注意深く含む。この香って甘くて切れる!まさに全てを盛り込んだ様は、漆黒に浮かび上がるキバナコスモスだ。見せたい所は目移りしそうなくらい申し分なく明瞭に見せ、気持ち良いくらいに黒く締める。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」しずくどり生一本 データ
使用米 | 兵庫県産山田錦55%精米 |
---|---|
使用酵母 | アルプス酵母・協会9号酵母 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,200円(税抜き) |
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」生一本に関するリンク
2021/10/08 夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」生一本(日本酒ブログ)
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」金紋錦
ラベルは白のグランドにブルーの箔で銘柄の「夜明け前」。右に使用米の「金紋錦」と特定名称の「純米吟醸」。右下に原材料などのデータ。左に角印と醸造元情報。
上立ち香は穏やかながら、マスカットを思わせるように香ります。ほんのり揮発感も混ざる。複雑?、確かにつかみどころは明確でなく、ヘタることのない香りです。
含むと、甘味と酸が織り成す味わいは確かに複雑。ん?後半には苦味とも思えるような味わいも混ざります。いろいろな表情を見せてくれた後は、棚引く様に徐々に消えていきます。
もう一度注意深く含む。こ、この複雑さは単なる織物でなくジャカード織りだ!。キラキラとした糸が縦から出てきたかと思えば複雑に入り組み奥へと消え、横から深みのあるセージグリーンが前面に出てくる。見る角度を変えると、さらに複雑な色合いも見せてくれます。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」金紋錦 データ
使用米 | 長野県産金紋錦55%精米 |
---|---|
使用酵母 | アルプス酵母・協会9号酵母 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 0.9 |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,000円(税抜き) |
夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」金紋錦に関するリンク
2017/07/16 夜明け前(よあけまえ)「純米吟醸」金紋錦(日本酒ブログ)
夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけ
ラベルは夜明け前のパープルロードカラーのグランド、センターにパープルの箔で銘柄の「夜明け前」。右にタイトルの「辰の吟」、その下に「生酒」、右下には原材料などのデータ。左に醸造元情報。
開栓は二週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、心地よく華やかにリンゴを思わせるように香ります。香り豊かな系統ながら嫌みはなく、あくまで自然な雰囲気の香りの出方にうっとりとさせられます♪。
含むと、…、そうそう♪、このファーストタッチ。脅かすようなことなく見せる甘味のメリハリ。大きくサイドチェンジしてきた球を、何事もなく吸い付くようにトラップし、瞬時に次の展開へ持って行く技術。後半は雑味ない印象の酒らしく、早めに綺麗に捌けていきます。
もう一度注意深く含む。美しい色味ながら決して濃くはない。これはランタナのフローティングフラワーだ。ペールトーンの全体像の中でもアウトフォーカス部分はさらに現像で明瞭度を下げ、柔らかく表現。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけ データ
使用米 | 兵庫県産山田錦60%精米 |
---|---|
使用酵母 | - |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.1 |
アミノ酸度 | 0.9 |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,400円(税抜き) |
ラベルは夜明け前のパープルロードカラーのグランド、センターに銘柄の「夜明け前」。右に使用米の「山田錦100%使用」、右下には原材料などのデータ。左に「なまざけ」の角印と醸造元情報。
上立ち香は程よく華やかで、リンゴの様に香ります。ん~イイ感じに香りが出てます。含むと・・・綺麗!旨い!。酸味が抑え込まれていることで感じる、心地よい綺麗な甘味は、いかにも上品です。スレンダーな分、後半の引き際も見事。
この透明感!、これは桐谷美玲さんだ。やや線が細すぎて、少し頼りない?。そこがまたいいんではないでしょうか…
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけ 旧データ
使用米 | 兵庫県産山田錦60%精米 |
---|---|
使用酵母 | アルプス酵母 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.1 |
アミノ酸度 | 0.9 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,200円(税抜き) |
夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけに関するリンク
2021/07/27 夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟生酒R2BY(日本酒ブログ)
2019/03/31 夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟生酒H30BY(日本酒ブログ)
2017/12/26 夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟生酒28BY(日本酒ブログ)
2015/12/15 夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけ26BY2本目(日本酒ブログ)
2015/05/14 夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけ26BY(日本酒ブログ)
2013/05/18 夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟なまざけ(日本酒ブログ)
夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟
ラベルは夜明け前のパープルロードカラーのグランド、センターに銘柄の「夜明け前」。右に使用米の「山田錦100%使用」、右下には原材料などのデータ。左に醸造元情報。上記のなまざけとの違いは、なまざけの角印と右下の要冷蔵がない。
上立ち香は程よく穏やかに、いちごを思わせるように香ります。落ち着いたイイ感じの香りが出てます。含むと、スッキリとしていて想定外の辛口。後から少しずつ甘味が顔を出すが、甘味をみつけるかいなや引いていきます。甘味の生酒、キレの火入れと言った感じ。
夜明け前(よあけまえ)「特別本醸造」辰の吟 データ
使用米 | 兵庫県産山田錦60%精米 |
---|---|
使用酵母 | アルプス酵母 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.1 |
アミノ酸度 | 0.9 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,200円(税抜き) |
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