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勝駒(かちこま)有限会社清都酒造場

醸造元
有限会社清都酒造場
所在地
富山県高岡市京町12-12
杜氏
H16BY~上島健一郎(能登杜氏)
~H15BY川原康義(能登杜氏)
仕込水
庄川伏流水(軟水)
概要
勝駒(かちこま)銘柄の由来やポリシー
勝駒(かちこま)有限会社清都酒造場
 1906年(明治39年)創業。初代の清都慶介氏が日露戦争から帰還したときに開業したことから、戦勝を記念して勝駒と命名された。
 造り手、僅か五人でこつこつと一心に造る。量産をしない、アイテムは増やさない、「不容偽」(偽りを容わず)を掲げ、酒質第一の酒造りをしている。
 ラベルの趣ある題字は、芸術家の故、池田満寿夫氏によるもの。

※とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2011 金賞受賞

勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟

勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟ラベル

 一枚のラベルでぐるりと裏まで回り込み、裏ラベルの要素もあります。センター銘柄で統一されているのでわかりやすく好印象。左に特定名称。両サイドに口上も書かれています。この特吟はフラッグシップということで、銘柄は金箔です。

 ラベルには…

 小さな手造り酒やですから年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません。
 造り手、僅か五人で、こつこつと一心に醸っています。これまでも、そうでした。これからも、そうです。年に少量。でも、量産では出せないうまさを醸り続け、守ってゆきたい(「真の贅沢を知る酒」--そう評して下さった方がいました)。誇りをもって--「わたし達は、富山でいちばん小さな造り酒やです。」

 とあります。さて、真の贅沢を知る酒とは…。

 上立ち香は柔らかく漂う、まるでワーグナーの旋律のように甘く美しい。

 含むと酸味をあまり感じないためか喉の通りがよく、幅のある柔らかい旨みが膨らみ心地よい。引き際も鮮やかで旨い。

最新の感想、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:H23/10

※とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2011 金賞受賞

勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟 データ

使用米 特A地区特等山田錦40%精米
使用酵母 金沢酵母
日本酒度 +5
酸度 1.2
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量 720ml
価格 4,400円(税別・現在)、3,675円(税込み・購入当時)

勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟に関するリンク

2012/01/09 勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟23BY(日本酒ブログ)

2005/11/02 勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟16BY(日本酒ブログ)

2004/10/17 勝駒(かちこま)「大吟醸」特吟15BY(日本酒ブログ)

勝駒(かちこま)「大吟醸」

勝駒(かちこま)「大吟醸」勝駒(かちこま)「大吟醸」ラベル

 上記の特吟のラベルと同様に一枚のラベルでぐるりと裏まで回り込み、裏ラベルの要素もあります。センターに黒で銘柄、左に大吟醸と言う特定名称。両サイドに口上も書かれています。右の端に原材料等のデータ、

 ラベルは基本的に上記の特吟と同じですが、特定名称や題字の色に差があります。上には書かなかったのですが、さらに小さな字で左端に

お米って、仕込むと、とてもフルーティーな香りがするんですよ。その時季、蔵の中は、うっとりするような香りに満ちるのです。いちど、その芳香をかがせてあげたい。小さな酒蔵ですが、その香りに逢いにいらっしゃいませんか。店主をあげて、歓迎します。一緒に飲みましょうよ

 とあります。ぜひご一緒させていただきたいものです。

 上立ち香は非常に上品で、穏やかにマスカットのように香ります。

 含むと、一本センターに筋を通したかのようにシャンっとしていて、お米が溶けていないことを思わせる。スッキリっと飲ませてくれます。

 後半と言うほど長くはないが、僅かな余韻まで品があります。旨いっす。

製造年月:15/10

季節商品として、しぼりたて生があります。

勝駒(かちこま)「大吟醸」 データ

使用米 特A地区特等山田錦40%精米
使用酵母 金沢酵母
日本酒度 +4
酸度 1.3
アルコール度 15.0度以上16.0未満
容量・価格 720ml・3,000円(税別・現在)3,045円(税込み・購入当時)
容量・価格 1.8L・5,800円(税別・現在)5,460円(税込み・購入当時)

勝駒(かちこま)「大吟醸」に関するリンク

2023/10/04 勝駒(かちこま)「大吟醸」R3BY(日本酒ブログ)

勝駒(かちこま)「純米吟醸」

勝駒(かちこま)「純米吟醸」勝駒(かちこま)「純米吟醸」ラベル

 他と同様に一枚のラベルでぐるりと裏まで回り込み、裏ラベルの要素もあります。生成り(薄い黄色)の地にセンターに黒で銘柄、左に純米吟醸と言う特定名称。両サイドに口上も書かれています。右の端に原材料等のデータが書かれています。

 上立ち香は穏やかながら甘味のプロローグのように果実風味を感じさせてくれます。

 含むと果実感が弾けるも激しいわけではなく可憐。味の出は短く、乾いたスポンジの如く吸収されます。旨い♪

 どう考えても、この可憐に弾ける果実感が燗に向くとは思いませんでしたが、この日は無性に燗酒が飲みたい気分でした。ってことでチャレンジ!…

 穏やかな香りは、そのまま気になる変化なく、含んだ時の爽やかさは、以前紹介した黒龍「九頭龍」に似てるかな♪

最新の感想、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:17/10

季節商品として、しぼりたて生があります。

勝駒(かちこま)「純米吟醸」 データ

使用米 山田錦50%精米
使用酵母 金沢酵母
日本酒度 +3
酸度 1.3
アルコール度 15.0度以上16.0未満
容量・価格 720ml・2,200円(税別・現在)2,205円(税込み・現在)
容量・価格 1.8L・4,300円(税別・現在)4,095円(税込み・現在)

勝駒(かちこま)「純米吟醸」に関するリンク

2023/10/20 勝駒(かちこま)「純米吟醸」R3BY(日本酒ブログ)

2005/12/01 勝駒(かちこま)「純米吟醸」(日本酒ブログ)

勝駒(かちこま)「純米」

勝駒(かちこま)「純米」勝駒(かちこま)「純米」ラベル

 他と同様に一枚のラベルでぐるりと裏まで回り込み、裏ラベルの要素もあります。薄いグレーの地にセンターに黒で銘柄、左に純米と言う特定名称。両サイドに口上も書かれています。右の端に原材料等のデータが書かれています。

 上立ち香はほんのりほっくりと炊きたてご飯の香り。

 含むとファーストタッチは優しく甘く、見事なトラップでボールコントロール。しかしそれは一瞬のことで、すぐにドリブル加速!酸味、辛口に走ります。後半は見事なクライフターンで相手を置き去り、スカっと見事に切れて行きます。旨い♪

 複雑さは無い為、原酒も一度飲んでみたいと思わせますが、じっくり飲むにはこれくらいがいいのかもしれませんね。純米酒としては、精米歩合に驚きの数字が・・・この価格もうなづける?

最新の感想、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:17/10

季節商品として、しぼりたて生があります。

勝駒(かちこま)「純米」 データ

使用米 五百万石50%精米
使用酵母 金沢酵母
日本酒度 +3
酸度 1.3
アルコール度 15.0度以上16.0未満
容量・価格 720ml・1,600円(税別・現在)1,680円(税込み・購入当時)
容量・価格 1.8L・3,000円(税別・現在)3,045円(税込み・購入当時)

勝駒(かちこま)「純米」に関するリンク

2005/11/14 勝駒(かちこま)「純米」(日本酒ブログ)

勝駒(かちこま)「特別本醸造」本仕込

勝駒(かちこま)「特別本醸造」本仕込勝駒(かちこま)「特別本醸造」本仕込ラベル

 ラベルは白地にセンターに黒で銘柄ですが、上記のラベルと違い、その両サイドの口上が書かれていません。左に本仕込、右の端に原材料等のデータが書かれています。

 上立ち香は穏やかながら上品でバニラのように香ります。

 含むと開栓したてにあった軽いアルコール感も薄れ、非常に綺麗な口当たり。酸はあまり感じさせること無く、ほのかな甘味が心地よい。後半のさばけの良さも相まって、高級なお酒を思わせます。旨いっす。

 飲み進んでいくと甘味が少し増したかのように膨らんでくる所が好印象。

最新の感想、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:20/02

季節商品として、しぼりたて生があります。

勝駒(かちこま)「特別本醸造」本仕込 データ

使用米 富山県産五百万石55%精米
使用酵母 金沢酵母
日本酒度 +5
酸度 1.3
アミノ酸度 1.0
アルコール度 15.0度以上16.0未満
容量・価格 720ml・1,300円(税別・現在)1,200円(税込み・購入当時)
容量・価格 1.8L・2,400円(税別・現在)2,100円(税込み・購入当時)

勝駒(かちこま)「特別本醸造」本仕込に関するリンク

2008/11/19 勝駒(かちこま)「特別本醸造」本仕込(日本酒ブログ)

勝駒(かちこま)「普通酒」しぼりたて生原酒

勝駒(かちこま)「普通酒」しぼりたて生原酒勝駒(かちこま)「普通酒」しぼりたて生原酒ラベル

 このラベルだけは他と一線を画す。白地の中央に黒でかちこまと平仮名で書いてあります。右にしぼりたて、右端に原材料等のデータ。左に醸造元。

 上立ち香は、非常におだやかな芳香感。

 含むとタルンとした丸みがしぼりたてであることを忘れさせてくれるかのようで、原酒らしい粘度とともにほのかな甘味が舌をコーティングする。旨い♪

 このお酒を先入観なしに飲んで普通酒のしぼりたて生原酒だと誰が思うでしょう?いろんなお酒があるものです。

最新の感想、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:18/02

勝駒(かちこま)「普通酒」しぼりたて生原酒 データ

使用米 麹米、富山県産五百万石60%精米、掛米、富山県産ハナエチゼン60%精米
使用酵母 協会701号
日本酒度 +4.5
酸度 1.35
アルコール度 18.0度以上19.0未満
容量・価格 720ml・1,300円(税別・現在)1,260円(税込・購入当時)
容量・価格 1.8L・2,600円(税別・現在)

勝駒(かちこま)「普通酒」しぼりたて生原酒に関するリンク

2006/02/25 勝駒(かちこま)「普通酒」しぼりたて生原酒(日本酒ブログ)

勝駒(かちこま)有限会社清都酒造場に関するリンク

有限会社清都酒造場さんオフィシャルサイト

由紀の酒 Best of the year 2011

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コメント

  1. akira_yukinosake yukinosake より:

    2016/11/03 テレビ東京 世界!ニッポン行きたい人応援団 アメリカからの客人に、高岡の有名な「勝駒」と言う日本酒です。と紹介。

  2. Jyoh See より:

    2015(H27)年の秋口に、横浜 緑園都市駅の高架下にオープンされた「ともしび」というそばどころで、かちこまを頂きました。そこの女性店長?が勧めてくれる日本酒は、風味がとても洗練されてていいです。うーん、良い店ができた。 一か月に一本しかまわしてもらえないとかで、早い者勝ちのよう。今度 かちこま飲めるのはいつかなあ。

    • akira_yukinosake yukinosake より:

      Jyoh Seeさん、コメントありがとうございます。
      勝駒は品薄状況が続いているようですね。少し落ち着いたら、自分もまたいろいろ飲みたいです。
      関東には行きたいお店が沢山あります。「ともしび」もいいお店のようですね。

  3. akira_yukinosake yukinosake より:

    ノーベル物理学賞受賞の梶田隆章氏が、好きな日本酒が富山の勝駒と紹介。