2017年(平成29年)の創業。「農口尚彦研究所」は、現代の名工である農口尚彦杜氏の「匠の技術・精神・生き様」を次世代に継承することをミッションとして設立された新しい酒蔵。
能登四天王と言われた名杜氏の農口尚彦氏は、菊姫を65歳の定年で退職されました。その技術を惜しむ、常きげん蔵元の鹿野頼宣氏が1998年、三顧の礼をもって鹿野酒造に迎える。2012年に鹿野酒造を退職されるまで、その技術を伝承した。
その後、農口酒造にてH25BY、H26BYの二造りし引退。この時には恐らく生涯現役を覚悟して臨まれたであろうが、何故二造りのみで高齢を理由に引退されているのかは定かではない。
二年のブランクの後、冒頭のコンセプトを掲げ復活!。
ラベルのマークは農口氏の「の」、おちょこの蛇の目と、水の波紋をイメージしてデザインされているそうです。
農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうじょ)「本醸造」無濾過原酒
ラベルは黒のグランドのセンターに、農口氏の「の」、おちょこの蛇の目と、水の波紋をイメージしてデザインされたマーク。上部に「NOGUCHI NAOHIKO SAKE INSTITUTE 2017」、右に「日本酒」、左に「杜氏 農口尚彦」と角印。首部分の帯封にマークと「農口尚彦研究所」。
上立ち香は、ほのかながら心地よく、ライチを思わせるように香ります。開栓当初からの変化もほとんどなく、近代的な印象すら受けるバランスの良い香りです。
含むと…、ドカンと破裂まではしないものの、甘味を主体としたパワーを感じさせるような旨味。後半はほのかな酸も手伝いすっきりとまとめ、巻き取るように引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。「どうや、おら!、飲んでみろ。」と言うほど言葉は悪くはないが、そう思わせるような押しの強さ、一転終盤の繊細な描写。いいっすね~。
次に人肌まで燗にしてみました。パワーが増すのかと思いきや、序盤から膨らみと繊細な描写になり、後半はシャキッと切れ上がりました。おおお、旨いっす。
製造年月:2018年05月
出荷年月:2018年09月
農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうじょ)「本醸造」無濾過原酒 データ
使用米 | 国産米60%精米(内、五百万石75%使用) |
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使用酵母 | - |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アルコール度 | 19度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,500円(税別) |
農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうじょ)「本醸造」無濾過原酒に関するリンク
2019/01/30 農口尚彦研究所(のぐちなおひこけんきゅうじょ)「本醸造」無濾過原酒(日本酒ブログ)
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