常山(じょうざん)「純米大吟醸」吉祥黒松
ラベルは黒背景で、センターに金の箔で銘柄の「常山」、その下に、いくつもの円から浮かび上がるお目出度い金箔の『松』の紋が描かれています。これは紋章上絵師の波戸場承龍さんによるもの。右にタイトルの「吉祥黒松」、左は英文で「Jozan Kissho kuromatsu」。
オフィシャルサイトには…、
上品な香りとふくんだ瞬間にすっと広がる濃密な旨みが溶けあう蔵入魂の一滴。一年を通じて常緑を保ち不老長寿の象徴として親しまれてきた松。また、吉祥とはこれから起こる“良い兆し”を表すお目出度い言葉。この縁起の良いふたつの言葉を掛け合わせ“吉祥黒松”と名付けました。
とあります。蔵入魂の一滴!味合わせていただきます。
開栓は1月末で、一週間が経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はうっすらとした黄金色で美しい。そして綺麗な澄み方をしております。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。時間差で現れる一瞬の林檎に、心躍る。上品な香りの出方です。
含むと、…、輪郭と骨格のはっきりした、繊細な味わい。ゆるぎない旨味に感じるが、どっしりと重いわけでは決してなく、僅かな酸が軽快な動きを見せ収束。ここまでの時間、割と短し。イイ♪
もう一度注意深く含む。このセンターに入るライン、艶(あで)やかなテクスチャー、これは鹿の子百合だ。花脈のセンターにぴちっと入る筋も、中心部分の軽快なステップで鹿の子に現れる斑点模様も艶やか。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2020年07月
常山(じょうざん)「純米大吟醸」吉祥黒松 データ
使用米 | 兵庫県産山田錦40%精米 |
---|---|
使用酵母 | 蔵内保存酵母+香り系酵母 |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 1.2 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
容量・価格 | 10,000円(税別) |
常山(じょうざん)「純米大吟醸」吉祥黒松に関するリンク
2021/02/06 常山(じょうざん)「純米大吟醸」吉祥黒松(日本酒ブログ)
常山(じょうざん)「純米大吟醸」超辛
ラベルは白背景で、センターに金の箔で銘柄の「常山」、常と山の間にアルファベットで「JOZAN」とあり読み方が判る。右に特定名称の「純米大吟醸」、左に醸造元情報。
肩貼りのシールに「超辛」。
オフィシャルサイトには…、
極上のキレ、上品な芳香、透明感ある旨味、三位一体の洗練された“越前辛口”(=キレ上がりの良い淡麗ながらも、米の旨みを引き出した淡麗旨口)
~フランス日本酒鑑評会〝Kuramaster2019〟純米大吟醸の部 PLATINUM PRIZE~
とあります。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。完全にこの時点では前に出てくるお酒ではないので、派手な子たちと合コンしてはいけません。奥ゆかしい佇まい。
含むと、…、すっきり。酸度が抑え込まれているので、日本酒度の数値が信じられないくらいに心地よいほのかな甘味。後半は逆に、その数値が活き活きしたようにスパンっと切り上げます。
もう一度注意深く含む。もうこの時点で釘付けです。あの目力ですっかりやられてます。これは、クレマチスだ!。何という表情、口中にはすでになくとも、脳裏に焼き付く描写。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2020年05月
常山(じょうざん)「純米大吟醸」超辛 データ
使用米 | 福井県奥越地区産五百万石50%精米 |
---|---|
使用酵母 | FK-501酵母 |
日本酒度 | +8 |
酸度 | 1.3 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
容量・価格 | 1,800円(税別) |
常山(じょうざん)「純米大吟醸」超辛に関するリンク
2020/07/16 常山(じょうざん)「純米大吟醸」超辛(日本酒ブログ)
コメント