1744年(延享元年)の創業。銘柄は「一雨潤千山(いちうせんざんをうるおす」、ひとしきりの雨によって、千もの山々が生き生きと潤うに由来する。
大垣市は「水の都」とも呼ばれるほどの良質な地下水があり、蔵内の井戸に自噴する水を使用している。
一滴千山(いってきせんざん)「大吟醸」袋吊り生原酒
ラベルは透明のシールで、ブルーの瓶が映える。センターに銘柄の「一滴千山」、すぐ右下に平仮名で「いってきせんざん」とルビがふってあり判りやすい。右外に「杜氏 中島行一」。左下に醸造元の「武内合資会社」。肩貼りで特定名称と特徴の「大吟醸袋吊り生原酒」。
開栓は10月10日(日)で3日経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。非常に綺麗に澄んでおり、色はほぼ無いと言っても良いくらいです。
飲用温度は今回は12℃くらいから始めました。上立ち香は比較的華やかに、パインを思わせるように香ります。開栓直後にあった若干の揮発感も消え、気持ち良く香ります。
含むと、…、非常に滑り良くヌルンと入ってくるのですが、本醸造の時のような粘性はなく、大吟醸らしくサラサラと流れていきます。あまり冷やし過ぎずに飲んでいるにも関わらず、一口目ではこの程度の情報しか読み取れず消えてしまいました。所謂、気が付いたら飲み過ぎているヤバい酒です。
さらに含む。最初の一口で読み取れなかったのは甘味と酸のバランスが絶妙で、甘いわけでも酸が浮いているわけでもなく、ただ自然に流れるからとわかりました。神経を研ぎ澄まし、何とか見えた湧き水に溶かし込んだ和三盆。水の良さがわかる程度の甘味が好印象です。分子レベルに感じるほどの美しいイメージなので、後半と呼べる後半はなく、潔く捌けていきます。流石「水の都」大垣。
もう一度注意深く含む。思い浮かんだ白い花。これはコスモス・センセーションホワイトだ。美しい白のグラデーション。適度に絞り込まれているので距離の合った部分はテクスチャーも感じますが、主題の手前と奥はなだらかでツルっとしている。画面内に明確な意図の見えるピントの合った部分。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2021/04
一滴千山(いってきせんざん)「大吟醸」袋吊り生原酒 データ
使用酵母 | M310酵母 |
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使用米 | 広島県産山田錦40%精米 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アルコール度 | 17.7度 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,000円(税別) |
一滴千山(いってきせんざん)「大吟醸」袋吊り生原酒に関するリンク
2021/04/吉日 一滴千山(いってきせんざん)「大吟醸」袋吊り生原酒(日本酒ブログ)
一酔乃夢(いっすいのゆめ)「本醸造」生原酒
ラベルは茄子紺のセンターにタイトルの「一酔乃夢」。すぐ左に平仮名で「いっすいのゆめ」とルビがふってあり判りやすい。下に可愛らしい猫がくつろいでいる。肩貼りで特定名称と特徴の「本醸造生原酒」
開栓は4月11日(日)で約2週間が経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。非常に綺麗に澄んでおり、色はほぼ無いと言っても良いくらいです。
上立ち香は心地よく穏やかに、白桃を思わせるように香ります。穏やかな分60%精米で出そうなネガティブなものもなく、綺麗に造られていることが想像できるような香りです。
含むと、…。つるっと滑り良く喉を通り、良く冷えていることも相まって瞬時に消える。こ、この温度ではふたクラスくらい上の酒質に感じる。ってことで常温まで放置し粗さがし。滑り良いのはさらに鋭さを増し、少し粘性のあるほのかな甘みを感じるようになりました。引き際の鋭さは冷えてた時ほどでないのは当たり前だが、気持ち良い余韻。き、気のせいか陽だまりにほんわかしている猫ちゃんが見える!。
もう一度注意深く含む。このほのぼのとした眺め、これは木漏れ日を浴びたネモフィラだ。明確な主題、そこはシャープだが、全体像は気持ちの良いボカシでほわんと心が和む。しかし飲むたびに主題のピキっとくるピント。マジか!、この酒…、旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2021/01
一酔乃夢(いっすいのゆめ)「本醸造」生原酒 データ
使用酵母 | - |
---|---|
使用米 | 岐阜県産あさひの夢60%精米 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アルコール度 | 16.9度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,100円(税別) |
一酔乃夢(いっすいのゆめ)「本醸造」生原酒に関するリンク
2021/04/24 一酔乃夢(いっすいのゆめ)「本醸造」生原酒(日本酒ブログ)
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