1893年(明治26年)の創業。中山道五十一次の宿場町、太田宿に蔵があります。主要銘柄は「御代櫻」、「津島屋」。
現六代目・渡辺博栄(わたなべ ひろえ)蔵元は、「再創業」を掲げ酒質の向上に全精力を注いでいる。2012年4月より展開した「津島屋」は創業当時の屋号。創業家が現在の愛知県津島市から岐阜に移り住み、活気溢れる町の団子茶屋からスタートしたのが屋号の由来。人々の触れ合いのある当時を想い、蔵元、酒販店、飲み手の絆を深める原点回帰の酒。
そんな意味もあり、津島屋は蔵元と酒販店双方向の意見交換ができる所のみの限定流通となっている。
杜氏の酒向博昭(さこうひろあき)氏は、平成十二年に社員から杜氏として大抜擢され、三年後の平成十五年に二十八才と言う若さで全国新酒鑑評会で金賞を受賞する。そのころのお酒はずばり「酒向博昭」。
また翌年も二年連続金賞受賞と言う栄冠に輝く天才ぶりを発揮。この時のお酒は四合瓶が少しお洒落で「酒向」となっている。
現在津島屋外伝として発売されている、酒向さんの年齢と共に成長している春シリーズは、その原点となる二十八才の春からで現在に至る。酒向さんは、いつまで続くかなぁと言ってましたが、いやいやこのシリーズはずっと続けてください。
津島屋や〇〇才の春シリーズの題字は岐阜市生まれ、岐阜県各務原市在住の書家、遠藤泉女さん。ラベルの題字の横に押してある落款は「泉」だそうです。
※由紀の酒 Best of the year 2017 とびっきり部門
津島屋(つしまや)「純米大吟醸」窮め山田錦無濾過生原酒
ラベルはシンプルにセンターに銘柄の「津島屋」、左に落款と醸造元情報。封印として「窮め山田錦全量使用」、特定名称の「純米大吟醸」、そして「生」。
裏ラベルには・・・
当家創業時の屋号である「津島屋」は日本酒の限りない可能性への挑戦と私達の感謝のこころの象徴です。蔵に蓄積された吟醸造り技術の結晶は、眩いばかりの五彩に溢れます。
と書かれています。
上立ち香は、穏やかながらシャッキリ系メロン?瓜っぽく香ります。
含むと、上立ち香から想像していたよりも少し強めの甘味が膨らみ、じんわりとしみ込んできます。「しあわせ~♪」。そしてこの甘味、中盤少しだけ長めに楽しませてくれます。後半も長く続くのかと思いきや、キレ良く引いていきます。いい酒だぁ~、旨いっす。キレの良さから2杯目突入。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2013年04月
津島屋(つしまや)「純米大吟醸」窮め山田錦無濾過生原酒 データ
使用米 | 兵庫県産特等山田錦45%精米 |
---|---|
日本酒度 | +1.5 |
酸度 | 1.5 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,500円(税別) |
津島屋(つしまや)「純米大吟醸」窮め山田錦無濾過生原酒に関するリンク
2013/06/03 津島屋(つしまや)「純米大吟醸」窮め山田錦無濾過生原酒(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)「純米大吟醸」備前産雄町瓶囲い
ラベルは黒地のセンターに桃色の箔で銘柄の「津島屋」、右下に「日本酒」と容量。左に醸造元情報。封印として「備前産雄町♡全量使用」、特定名称の「純米大吟醸」。
裏ラベルには、
当家創業時の屋号である「津島屋」は、日本酒の限りない可能性への挑戦と、酒縁への感謝のこころの象徴です。復活した現存の酒米のルーツとなる古の米で醸す酒は、熟成を経た今、美酒を求める造り手や飲み手達の一層の惜しみない愛情に溢れます。
とあります。飲み手としての惜しみない愛情に関しては自身あります。
津島屋の米違いを順に飲んでいくシリーズ第四弾は、原生種「雄町」です。帯封のマークはハートになっています。
ここで使用米の雄町をおさらいしておきます。原生種とある通り、雄町に親はなく、純血とされています。安政6年(1859年)に備前国上道郡雄町村(現岡山市中区雄町)の篤農家、岸本甚造氏がひと際背の高いこの種を発見。素晴らしい米でありながら、その背の高さゆえ倒伏しやすく、収量も少ないなど栽培が難しいことから普及が進まず、幻の米と呼ばれるようになる。明治41年に岡山県の奨励品種に採用。
千粒重は26.1gと大粒で、心白が発言しやすい。心白部分が粗であるため、水分を吸いやすく壊れやすい。蒸米で外硬内軟なものになりやすく、麹菌の菌糸が中に伸びやすいため、つきはぜ型の麹ができる。酒母、もろみでの糖化も良い。
現在の酒造好適米の6割が、雄町の血を受け継いでいるといわれています。山田錦や五百万石がそうであることから、もっと多いように思うほどです。優秀な子孫を残し、またこれほど古い米でありながら現役というのが素晴らしいですね。その魅力の虜になっている人も多い酒米です。
いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。ほんのり黄色く色づく。
上立ち香は、程よく穏やかにメロンを思わせるように香ります。リンゴ!とかバナナ!でなく、間をとってメロンと言った感じのバランスの良い吟醸香です。
リンゴとバナナの間がメロンって不思議ですよね。生だとマスカットも間っぽい?。もっとも香気成分的にはメロンもマスカットもバナナ寄りとのことですが…。
含むと、ふわっと広がる甘味の奥から、ふつふつと出てくる穀物様の旨み。香りと旨みにギャップがあります。味だけとったら燗をつけたくなるようなパワーを感じます。
もう一度注意深く含む。やはり甘味の後から遅れてでてくる穀物感。味の幅や厚みはあるが、何故か重さを感じさせないところは、さすがに米を半分も磨いた純米大吟醸。後半はじんわりと引いていきます。
先日紹介した津島屋の八反錦と山田錦は同じ精米歩合ながら特定名称が八反錦が純米吟醸、山田錦が特別純米だったが、見事にその立ち位置だったように思います。今回の雄町は香りは大吟醸のそれながら、味わいは純米。特定名称にこだわらずに、雄町を堪能すると言う意味では、このツンデレに文字通りとろけてしまった人も多いのでは?。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2016年11月
蔵出年月:2017年03月
津島屋(つしまや)「純米大吟醸」備前産雄町瓶囲い データ
使用米 | 備前産雄町50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,700円(税別) |
津島屋(つしまや)「純米大吟醸」備前産雄町瓶囲いに関するリンク
2017/05/23 津島屋(つしまや)「純米大吟醸」備前産雄町瓶囲い(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)「純米吟醸」廣島産八反錦無濾過生原酒
ラベルは憲法色(けんぽういろ)(グリーンをくすませた色)のセンターに虹色で銘柄の「津島屋」、左に落款と醸造元情報。封印として「廣島産八反錦全量使用」、特定名称の「純米吟醸」、そして「生」。
裏ラベルには、
当家創業時の屋号である「津島屋」は、日本酒の限りない可能性への新たなる挑戦と、酒縁への感謝のこころの結晶です。清流の里で育まれた米から醸した一滴は、八端の如く上質に織り成された香味に溢れます。
とあります。織物は元専門家なので補足させていただきます。
八端(はったん)とは絹織物でヘリンボーン組織(杉綾、破れ斜紋)で織られることから、目付(1m当たりの重さ)がしっかりある高級な織物でした。織組織的に幾重にも重なっていくように見えるのを、香味に溢れると言う表現をするあたり、非常にそそられます。
津島屋の米違いを順に飲んでいくシリーズ第二弾は、そんな廣島産八反錦です。ここで使用米の「八反錦」をおさらいしておきます。
八反錦は広島県立農業試験場において、1973年に母株(種子親)に「アキツホ」、父株(花粉親)に「八反35号」を交配・育成され、1984年に登録された。栽培される標高で1号(200m~400m地域に適する)、2号(400m地域に適する)に分かれる。出穂・成熟時期は中生の早で、アキツホを交配させたことで耐倒伏性が八反より強い。心白発現率は90%以上と高く(眼状心白)、腹白の発生が少ないため精米は容易だが、浸漬時に胴割れしやすい。千粒重は26.8g。蛋白含有率は90%精米で6.6%と低く、吟醸酒に向く。
千本錦も好きですが、この八反錦も結構好きなお酒が多かった印象。先日紹介した「吟風」も八反錦の孫にあたるので、そのストーリーを感じてみたいと思います。
いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。ラベルの文字色のような虹が出る空気の如く、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、華やかにライチのように香ります。何となく藤の花のような香りでもあり、はやる心を落ち着かせてくれます。ずっと浸っていたい。
含むと、これまた心地よい含み香!、メリハリある甘味と酸味。好みの甘味が最初に大きく入ってくるので、後から支える酸味はバランスを整える程度。後半はほのかな余韻を残し引き上げていきます。ん~何という充足感。
もう一度注意深く含む。こ、この彩り豊かな旋律は、エレクトーンだ!。一人でどれだけの仕事してるの?。両手の動きは滑らかに主旋律を表現し、両足まで複雑に動き深みあるベースラインを奏でる。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2017年02月
津島屋(つしまや)「純米吟醸」廣島産八反錦無濾過生原酒 データ
使用米 | 廣島産八反錦55%精米 |
---|---|
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 17度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,425円(税別) |
津島屋(つしまや)「純米吟醸」廣島産八反錦無濾過生原酒に関するリンク
2017/04/06 津島屋(つしまや)「純米吟醸」廣島産八反錦無濾過生原酒(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦無濾過生原酒
ラベルは木漏れ日がデザインされた背景のセンターに金の箔で銘柄の「津島屋」、左に落款と醸造元情報。封印として「播州産山田錦全量使用」、特定名称の「特別純米酒」、そして「生」。
いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。木漏れ日の向こうは綺麗な青空のようで、きれいに澄んでいます。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、ほんのりメロンのように香ります。開栓当初は判別できませんでしたが、後日吟醸グラスで堪能したときに見つけたメロン。ふんわりとパンを思わせるような香りも混ざる。
含むと、両手いっぱいに広げたことで、より感じられるような爽やかな風のような甘味。じゅわっと体に沁み込んでくる甘味はさらさらとしつつも比較的強め。後半は水はけのよい土の表面が、みるみる乾いていくように引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。目を閉じていても、頬に日が当たってるのがわかるかのような、穏やかな温かさ。心までも穏やかにしてくれます。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2017年02月
津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦無濾過生原酒 データ
使用米 | 播州産山田錦55%精米 |
---|---|
日本酒度 | +2.5 |
酸度 | 1.8 |
アルコール度 | 17度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,400円(税別) |
津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦無濾過生原酒に関するリンク
2017/04/吉日 津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦無濾過生原酒(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)「純米」石狩産吟風無濾過生原酒
ラベルはスカイブルーのセンターにブルーの箔で銘柄の「津島屋」、左に落款と醸造元情報。封印として「石狩産吟風全量使用」、特定名称の「純米」、そして「生」。
吟風は北海道道立中央農業試験場において、広島で開発された「八反錦2号」と「上育404号」の子(F1)を母株(種子親)に、飯米の「きらら397」を父株(花粉親)として交配・育成された、北海道産の酒造好適米(空育158号)。1990年から育成が開始され1999年に吟風として命名、翌2000年に登録された。出穂・成熟時期は中生の早で、耐倒伏性はやや強い。タンパク質含有率や千粒重、心白発現にばらつきがあるため、改善を試みている。心白は大きくはっきりしているが、耐冷性に弱い。柔らかく芳醇な味わいになるとのこと。
裏ラベルには、
当家創業時の屋号である「津島屋」は、日本酒の限りない可能性への新たなる挑戦と、酒縁への感謝のこころの結晶です。北の大地から吹く風は、美酒誕生に願いを込めた人々の想いと温もりに溢れます。
とあります。ここのところ北海道産の酒米は注目度が高まっていますが、北の大地から吹く風、楽しみです。
いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。ラベルの青空のように雲ひとつなく、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、程よく華やかに梨のように香ります。何かの花をも思わせ、心を落ち着かせてくれます。
含むと、ジュワっと広がる甘味と酸味。膨らむ旨みが、口中で描くラインは見事なハート型で、思わず「ZIP!」と唱えてしまう。含むたびに可愛らしく膨らみ、「ZIP!」を連呼。
もう一度注意深く含む。何だろう?この甘さ?。そうか!やっぱりZIP!だ。残念ながらこの春「あおぞらキャラバン」のコーナーを卒業した、「セレイナ」の独特の「ら」の音だ!。舌を巻くような何とも甘い発音だったが、そんな津島屋の甘さに舌を巻く。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2017年01月
津島屋(つしまや)「純米」石狩産吟風無濾過生原酒 データ
使用米 | 北海道石狩産吟風60%精米 |
---|---|
日本酒度 | +2.5 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,300円(税別) |
津島屋(つしまや)「純米」石狩産吟風無濾過生原酒に関するリンク
2017/04/04 津島屋(つしまや)「純米」石狩産吟風無濾過生原酒(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春
ラベルはシンプルで和紙のセンターにタイトルの「四十六才の春」、書家の遠藤泉女さんの題字です。左下に小さく「杜氏酒向」。今年の字体は「の」の字に特徴があり、かすれた感じも美しいです。
開栓は2月19日(日)で、約一ヶ月経過してのレビューとなります。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色は非常に僅かに緑黄がかる。
上立ち香は、比較的華やかにデリシャスリンゴを思わせるように香ります。シュクっと切った時に蜜が中心部分に点在するほどの上等な完熟リンゴの香り♪。この時点で何故か甘味を想像できる我が家好みの香りです。
含むと、……、おお、想像よりも強めの甘味!。約一年の味乗りがそうさせているのか?、艶のある粘度すら感じるような膨らみ。と同時に透明感もあるので、気品や高級感を感じます。そして相変わらずの潔い切れ。間違いなくいい酒だぁ。
もう一度注意深く含む。ここまで綺麗に甘さを堪能できることの幸せ。そして大吟醸らしい切れ。もうずっと、これでいいじゃん♪。などと思うほど。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2022年03月
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春 データ
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,900円(税別) |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春に関するリンク
2023/03/29 津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春
ラベルはシンプルで和紙のセンターにタイトルの「四十五才の春」、書家の遠藤泉女さんの題字です。左下に小さく「杜氏酒向」。例年にも増して大胆で、溢れんばかりです。
裏ラベルには・・・
当家創業時の屋号である「津島屋」は日本酒の未来への更なる挑戦と、酒縁への感謝のこころの象徴です。私、杜氏酒向の年齢を刻む春の新酒は、本年も無事に醸し上げることが出来た慶びに溢れます。
と書かれています。
開栓は4月11日(日)で、約4週間経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は、心地良く華やかに林檎を思わせるように香ります。大好きなカプロン酸系の香り♪、しかし荒ぶるようなことはなく嫌みのない香りです。協会9号酵母との合醸がバランスを取っているのか?。
含むと、……、優しい!、何とも綺麗な甘み、透明感。何だろう?この抜けの良さ。縁取りとしての酸もあるようだが、そこに注意を向けるころには収束を迎えている。いい酒だぁ。
もう一度注意深く含む。この抜けの良さ!。間違いない!ジャンルは違えど、ZEISSアポゾナーの描写に似ている。空気をも写すと言われるZEISSだが、特にApo-sonnarの素晴らしいフォーカスは見せたいところの描写が明確で淀みない。そして全体像は優しく、飲んだものを落ち着かせる。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2021年03月
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春 データ
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,900円(税別) |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春に関するリンク
2021/05/08 津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十四才の春
ラベルはシンプルで和紙のセンターにタイトルの「四十四才の春」、書家の遠藤泉女さんの題字です。左下に小さく「杜氏酒向」。
裏ラベルには・・・
当家創業時の屋号である「津島屋」は日本酒の未来への更なる挑戦と、酒縁への感謝のこころの象徴です。私、杜氏酒向の年齢を刻む春の新酒は、本年も無事に醸し上げることが出来た慶びに溢れます。
と書かれています。
開栓は5月1日で、先日飲み切りました。開栓時から約3週間、著しい変化はありませんでした。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は、心地良く華やかに林檎を思わせるように香ります。明らかに華やかな部類に入りますが、嫌みはまったくなく、バランスの良い程よい香りです。完全に我が家好みです。
含むと、……、いい甘味だなぁ~。綺麗!。兵庫山田錦の良い等級のものと比べると、契約栽培の揖斐山田錦の外観は劣るように見えるそうですが文字通り水が合うそうで、酒にすると良いと先日のZOOM飲み会でもおっしゃっていました。酸は抑えめで上品に感じるも、程よく膨らみます。後半はさほど太くはない酒質も相まって、美しく捌けていきます。これです、この潔い消え方が好きなんです。
もう一度注意深く含む。この彩り!、これはランタスだ。よくぞここまで、ひとつのグループでパステルカラーを表現できたものです。彩度は高くないので、微笑ましく感じる自己主張。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2020年03月
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十四才の春 データ
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16度 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,900円(税別) |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十四才の春に関するリンク
2020/05/25 津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十四才の春(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十二才の春
ラベルはシンプルで和紙のセンターにタイトルの「四十二才の春」、書家の遠藤泉女さんの題字です。左下に小さく「杜氏酒向」。
裏ラベルには・・・
当家創業時の屋号である「津島屋」は日本酒の未来への更なる挑戦と、酒縁への感謝のこころの象徴です。私、杜氏酒向の年齢を刻む春の新酒は、本年も無事に醸し上げることが出来た慶びに溢れます。
と書かれています。
上立ち香は、心地良く華やかに林檎を思わせるように香ります。安定感あるなぁ、何ともバランスの良い程よい香りです。
含むと、……、鼻に抜ける含み香は、立香と連携しさらに膨らんだよう。そして何と言う美しさ!、気品を感じるほどの綺麗な甘味。後半は余韻も感じていたはずだが、思い返せば一秒もなかったかのように所作良く引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。何というオーラ!。一口飲み終えるたびに眺める瓶からは、ワラワラと後ろの景色を揺らすほどのオーラが見えるようです。紫色を連想させる品のある甘味。酸は抑えめでもこれほどすっきりと切れ上がり、えも言われぬ余韻は刹那に感じられるほど。旨いっす。相当旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2018年03月
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十二才の春 データ
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 16度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,900円(税別) |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十二才の春に関するリンク
2018/05/20 津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十二才の春(日本酒ブログ)
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十一才の春
ラベルはシンプルで和紙のセンターにタイトルの「四十一才の春」、書家の遠藤泉女さんの題字です。左下に小さく「杜氏酒向」。
裏ラベルには・・・
当家創業時の屋号である「津島屋」は日本酒の限りない可能性への新たなる挑戦と、酒縁への感謝のこころの結晶です。私、杜氏酒向の年齢を刻む春の新酒は、本年も無事に醸し上げることが出来た慶びに溢れます。
と書かれています。
上立ち香は、心地良く華やかに林檎を思わせるように香ります。嫌みなほどの強さでは決してなく、鼻腔をくすぐるかのような上品な香りです。我が家好みのいい香りが出ています。
含むと、……、ナイス!。グッジョブ!。何とも美しいほのかな甘味。酸の押し出しがない分、味わいも上品で香りからのストーリーを感じます。いい酒だなぁ。
もう一度注意深く含む。何か落ち着く。いかにも争いを好まないと言う穏やかな性格が伺える。いつも心に余裕があり、リラックスさせてくれます。旨いっす。
※由紀の酒 Best of the year 2017 とびっきり部門
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2017年03月
※とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2017 金賞受賞
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十一才の春 データ
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
---|---|
アルコール度 | 15度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,900円(税別) |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十一才の春に関するリンク
2017/05/15 津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十一才の春(日本酒ブログ)
コメント