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磯自慢(いそじまん)磯自慢酒造株式会社

醸造元
磯自慢酒造株式会社
所在地
静岡県焼津市鰯ヶ島307
杜氏
多田信男(南部杜氏)
仕込水
大井川伏流水(軟水)
概要
磯自慢(いそじまん)の沿革やポリシー
 1830年(天保元年)の創業。昭和50年頃、高品質な酒へとシフト。酒販店やファンの信頼を決して裏切らない、磯自慢品質の確立となる。
 2008年7月7日、北海道洞爺湖サミットでは、福田首相主催の夕食会で磯自慢「純米大吟醸」中取り35が、乾杯用のお酒として採用され、磯自慢品質が世界へと知れることとなる。
 下の写真はその中取り35を10年垂直したときの集合写真です。
磯自慢「純米大吟醸」中取り35垂直10年集合写真

※由紀の酒 Best of the year 2010 とびっきり部門

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」La Isojiman

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」La Isojiman

 ネオジウムガラスのパープルの瓶でダイヤモンドカットされたようなデザインが美しい。ラベルはその外観を損ねないように透明のシールが貼られている。

 使用米の山田錦は、秋津字、西戸、常田、古家の最高品質を選りすぐり一度選別。さらにライスグレーダー(未熟米や割れた米を選別する)に2回通し、得られた最上級の秋津米のみを使用。ダイヤモンドロールの精米機にて、胴割れしないように非常にゆっくりと丁寧に精米歩合19%になるまで磨きぬいた。

 蔵でも初となる19%の超高精米と言うことで、洗米や限定吸水には極限の神経が使われる。しかし初年度の挑戦は納得のいくものでなかったとのことで、発売が見送られた。

 価格は毎年変動しますと書かれているが、満を持して市販された今回は税抜きで10万円。しかし単なるマネーゲームではないところは、納得いかなければ出荷されないことがあることからも理解できる。あなたは消費税が八千円するお酒を飲んだことがありますか?。(笑)

 由紀の酒教授陣の一人、えび蔵さん主催の「日本酒の未来を探る」をテーマに開催された新年会で飲ませていただけました。

 上立ち香は穏やかながら心地よくメロンのように香ります。酢酸イソアミル系の酵母だが典型的なバナナではなく、バランスよく香るところが何とも好みです。

 含むと、磨きのイメージとは裏腹に、ただ綺麗なだけではない心地よい強めの甘味が広がる。もちろん雑味などは一切存在せず、強いながらも品を感じさせるところはさすがに磯自慢。後半も楽しく、ただ高精白と言うだけではない余韻を感じさせながら引いていきます。何故か思い浮かんだ初年度の十四代「龍泉」。随分昔の印象ではあるが…。旨いっす。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」La Isojiman データ

使用酵母 自社保存株(酢酸イソアミル系)
使用米 兵庫県特A地区東条秋津特上米AAA山田錦19%精米
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 100,000円(税別)

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」28 Nobilmente(ノビルメンテ)

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」28 Nobilmente(ノビルメンテ)磯自慢(いそじまん)「大吟醸」28 Nobilmente(ノビルメンテ)ラベル

 ラベルは生成りの和紙にセンターに金の箔で銘柄の「磯自慢」、すぐ右に特定名称と精米歩合の「大吟醸28」、下にはタイトルの「Nobilmente」、その下に崇高な透明性と言う意味の「Sublime transparency」、ビンテージの「2016」。

 オフィシャルサイトの説明では…、

兵庫県の米産地の特A地区、東条秋津の山田錦を28%まで精白、この米を麹米・掛米ともに100%、贅沢に使用しました。約50日という時間をかけ丁寧に育てた醪を酒袋に詰めて上槽、余分な圧をかけることなくゆっくりと搾ります。この上槽作業の1時間前、1トンの酒米に対し65リットルの純アルコールを添加。麹に潜む香気成分を引き出すことにより、フルーティさと透明感の増した仕上がりとしました。まさにNobilmente(高貴な、上品な、気品のある)の名にふさわしい、磯自慢の新しい大吟醸と自負いたしております。

 とあります。えび蔵さんが東北酒蔵見学ツアーの飲み会に出品してくれたおかげで、飲むことができました。感謝。

 裏ラベルには、

17~18世紀のヨーロッパ文化の中心はイタリアにあり、この音楽用語は作曲家の意図をより正確に伝えるための手段として書かれた非常に重要なキーワードでございます。
東条山田錦秋津特上米(ライスグレーダー上)を極限近くまで精米し、愛情を注いで醸した醪は神秘なまでな香味を備えております。その崇高な透明感な雫をお試しいただくひとときに、Nobilmente「気品のある・上品・高貴」を感じていただければ幸いと存じ命名しました。

 とあります。気品のある・上品・高貴…、楽しみです。

 上立ち香は心地よく華やかにメロンのように香ります。あえて香気成分をもろみから清酒に取り込むべく、アルコール添加されている意味を感じます。品のある香り。

 含むと、向きたてゆで卵のような、つるっとした触感。これほど繊細な甘みはついぞ感じたことがないと断言できる美しさ。もしや、これを熟成させると、僅かばかりでも大きく膨らむのだろうか?。膨らむんだろうなぁ、と思いつつも、今はこの幸せにありつけただけで充分に満足できる。旨いっす

 せめて一合くらいの量を、自宅でじっくりと味わってみたいものだが、今は言うまい。いつか我が家にもやってくると信じて…。

 裏ラベルの原材料名には醸造アルコール(微量)と書かれていますが、オフィシャルサイトではその投入量とタイミングまで明記しているところが、マニアな我々の心を満たしてくれます。

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」28 Nobilmente(ノビルメンテ) データ

使用酵母 自社保存株(酢酸イソアミル系)
使用米 兵庫県特A地区東条秋津特上米AAA山田錦28%精米
日本酒度 +6
酸度 1.2
粕歩合 68%
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 17,300円(税別)

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」28 Nobilmente(ノビルメンテ)に関するリンク

2022/01/28 磯自慢(いそじまん)「大吟醸」28 Nobilmente(ノビルメンテ)2019(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35ラベル

 ラベルは生成りの和紙にセンターに金の箔で銘柄の磯自慢、すぐ右に純米大吟醸35、上にブルー枠に白字で中取り、下にはANNEEとしてビンテージが西暦で書かれています。左にはロットナンバー。シンプルながらブルーのデカンタボトルと共に高級感があります。ビンテージにより値段が変化する磯自慢の最高峰。

 オフィシャルサイトの説明では…、

洞爺湖サミットでの乾杯酒として知られる「磯自慢中取り純米大吟醸35」は、収量を度外視して造った磯自慢酒造最高峰の酒。神秘的ともいえる吟醸香と、複雑で豊かな味わいを最高のバランスでお楽しみいただきます。

 とあります。まさに神秘的な最高峰のお酒を味わいます。

 上立ち香は上品にバナナ、メロンのように香ります。ビンテージ2003と言うことで4年ほど熟成したことになりますが、香りにネガティブなものはありません。

 含むと、非常に綺麗な味わいの中に、丸みと共にほんのり感じる甘味。温度が上がってくると、また徐々に変化します。綺麗な透明感を損なうことなく程よい甘味が膨らみます。これが熟成による味乗りでしょうか。美味しいお酒に良く感じるしゃっきりメロンではなく、もう少し熟れた中心の甘い部分♪。キメの細かさ、滑らかさを表現しつつ、早めの収束。さすがです。旨いっす。究極のお酒の理想を体現してくれています。

その他の情報は下記リンクの日本酒ブログへ

※由紀の酒 Best of the year 2010 とびっきり部門

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県産東条町秋津特上米AAA山田錦35%精米
日本酒度 +2
酸度 1.35
アルコール度 16度
容量 720ml
価格 ANNEE2000 12,000円 +4.0 1.25 16~17 68.2%
ANNEE2001 12,000円 +3.8 1.25 16~17 67.8%
ANNEE2002 12,500円 +3.0 1.35 16~17 63.7%
ANNEE2003 12,800円 +2.0 1.35 16~17 61%
ANNEE2004 12,700円 +4.0 1.30 16~17 67%
ANNEE2005 13,700円 +3.5 1.30 16~17 65%
ANNEE2006 13,700円 +4.0 1.30 16~17 71%
ANNEE2007 13,700円 +1.0 1.25 16~17 67.5%
ANNEE2008 13,700円 +2.5 1.25 16~17 73%
ANNEE2009 15,000円(税別)+3 1.25 16~17 73%
ANNEE2010 15,000円(税別)+3 1.20 16~17 69%
ANNEE2011 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 71%
ANNEE2012 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 69%
ANNEE2013 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 69%
ANNEE2014 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 69%
ANNEE2015 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 69%
ANNEE2016 14,000円(税別)+4 1.30 15~16 69%
ANNEE2017 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 69%
ANNEE2018 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 69%
ANNEE2019 15,000円(税別)+4 1.30 16~17 66%

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35に関するリンク

2007/01/09 磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35 Adagio(アダージョ)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35 Adagio(アダージョ)磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35 Adagio(アダージョ)ラベル

 ラベルは生成りの和紙にセンターに銅の箔で銘柄の磯自慢、すぐ右に純米大吟醸35、上に吟枠に白字で中取り、下にはAdagioとビンテージが西暦で書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 毎年の「磯自慢中取り純米大吟醸35」から少量を取り分け、冷蔵貯蔵でゆっくりと熟成させる。蔵元自らが年毎の熟成酒の中から、その年に最高の品質を迎えたものを選び出し“アダージョ”の名を冠する。ただ、蔵元がアダージョに相応しい熟成ではないと判断した場合は、その年の出荷を見合わせるという、蔵元のプライドともいえる酒。

 とあります。

 また裏ラベルにはアダージョの説明として…。17~18世紀のヨーロッパ文化の中心はイタリアにあり、この音楽用語は作曲家の意図をより正確に伝えるための手段として書かれた非常に重要なキーワードでございます。

 愛情を込めて醸し、ゆっくり穏やかな独自の低温熟成で眠りにつかせた酒の妖精が、今その眠りから覚めようとしております。お飲みいただくお一人おひとりの方に“ゆったりとした時間の流れのひととき”そして穏やかな癒しの時を、御感じいただければ大変嬉しく思い命名いたしました。

Adagioアダージョ「ゆるやかに・ゆっくり・穏やかに」

 とあります。眠りから覚めた、酒の妖精…楽しみです。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」中取り35 Adagio(アダージョ) データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県産東条町秋津特上米AAA山田錦35%精米
日本酒度 +4.5
酸度 1.3
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 22,000円

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトルラベル

 ラベルはグレーを基調とした中に、不織布を思わせるように白い糸が貼り付けてあるようなデザイン。センターに白字で銘柄の「磯自慢」、右に特定名称の「純米大吟醸」が金の箔で書かれています。左には秘造寒造りと落款が押しております。

 また、現在のラベルはブルーを基調としており、若干変更が加えられています。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 仏ワインの格付けでいえば、グランクリュにあたる米の産地を特A地区と呼びます。その特A地区内の田んぼまで指定し、その名を冠しました。日本酒テロワールを語る時代に。
※古家:7月発売、常田:9月発売、西戸:11月発売

 とあり、最高と言われる秋津産の山田錦の中でも、さらに細かく区分けして醸されています。

 また裏ラベルには…。

純米大吟醸「磯自慢」は酒米に最好適の“山田錦”を使用。高度に精白して、南アルプス、間の岳(日本百名山を源泉とする名水、大井川伏流水を用いて超低温で、ゆっくりと醗酵させます。其の秘法は天保年間より蓄積した麹造りと優良な酵母の利用によります。収量を度外視して造られたお酒は当然神秘なまでの吟醸香を漂わせ非常に奥深い味わいを持ちます。(繊細、敏感な芸術品ですのでお飲みになるまでは必ず冷蔵庫に保管、開封後はお早めに冷やしたままでお召し上がりください。)

 とあります。句読点はそのまま記載しております。

 華やかな吟醸香で全体はスッキリと辛口の切れのある仕上がりながら、はじめは甘味すら感じる。これに上のクラスがあるとは信じられません。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル西戸

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル西戸

 開栓は十ヶ月ほど前で、小瓶に入れ保管しておりました。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、綺麗に澄んでいます。

 上立ち香は、比較的華やかでメロンを思わせるように香ります。この香りの出方!、安定感あるんですよね~。自社保存株と言われる酵母も、造りも「磯自慢領域」といった感じです。

 含むと、中央にちょこんと収まっている可愛らしい甘味。酸はあるにはあるが、それと感じさせるほどの描写はなく、細いラインだけ見せる。後半も何ともエレガントな雰囲気だけ残し切り上げていきます。時を忘れていたかのよう。

 もう一度注意深く含む。急に味覚が鋭くなったわけではないが、何かを感じる。味覚と言うよりは何かが見えてくることからすると視覚か?。これは!この時期にまるで時を忘れたかのように咲く「カレンデュラ」だ。等倍マクロの世界を見ているかのように、その世界に入り込む。中央でクッキリと見える可愛らしいフィボナッチ数列。周囲は絶妙に溶ける。旨いっす。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル西戸 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県産東条町秋津特上米山田錦40%精米
粕歩合 62%~67%
日本酒度 +4~+5
酸度 1.25
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 5,616円(4,900円購入当時)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル西戸に関するリンク

2020/01/10 磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル西戸(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル常田

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル常田

 開栓は十ヶ月ほど前で、小瓶に入れ保管しておりました。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、綺麗に澄んでいます。

 上立ち香は、比較的華やかで洋梨を思わせるように香ります。おっ、西戸と比べると幾分印象の違う香り。若干バナナを思わせる香りも混ざる。

 含むと、想定以上のメリハリ。西戸との差として感じる甘味と酸味の起伏。単独では気づかないであろう艶やかな酸。一転、後半は非常に似た雰囲気で、酸と共に捌けていきます。

 もう一度注意深く含む。西戸と同じような黄色い花なれど、前半に見せるポップな筋肉美。これはフクジュソウだ。それほど大きな花ではないが、確かな存在感。そして何とも可愛らしい、ぷっくりとした茎。旨いっす。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル常田 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県産東条町秋津特上米山田錦40%精米
粕歩合 62%~67%
日本酒度 +4~+5
酸度 1.25
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 5,616円(4,900円購入当時)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル常田に関するリンク

2020/02/12 磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」ブルーボトル常田(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山中取り

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山中取り
磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山ラベル

 ラベルはアズライト(石紺青いわこんじょう)を基調とし、宇宙を思わせる星雲のようにデザインされている。下部には地平線か?、赤土を思わせる色で三本のライン。センターにクレーで銘柄の「磯自慢」、右にゴールドで特定名称の「純米大吟醸」、右外に袋文字で使用米の「愛山」、その下にゴールドで特徴の「中取り」。回り込んで右外に原材料などのデータ。
 以前のラベルは両サイドが氷の結晶を思わせるブルーを基調、センター部分はグレー基調で、センターに白字で銘柄の「磯自慢」、右に青字で「中取り純米大吟醸」、左に秘造寒造りと落款、最も右外の下部分に製造年月が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 希少な特A地区産の愛山を使用したグラッパボトルシリーズの最高峰・中取りグラッパブルーボトル。重厚な味わいと香りでありながら、中取りならではの洗練されたキレと、爽やかなフレーバーをご堪能いただけるはず。

 とあるように、現在の愛山はブルーのグラッパボトルのようです。

 また裏ラベルには…。稀少米、特A地区特等愛山の米質を、最適に表現いたしました。愛山のお酒から生まれた雫をどうぞお楽しみいただけましたら幸いでございます。毎年秋に限定販売をさせていただいております。冷蔵保管していただき、開栓後は2~3日、一週間と味わいの変化をお楽しみいただき、なるべく半月以内くらいでお召し上がりください。

 とあります。愛山を最適に表現された雫中取り…、楽しみです。

 上立ち香は、比較的華やかでライチのように香ります。やや揮発感を伴うような香り。

 含むと、おおお、キリキリとエッジのきいたシャープな味わい。ほんのり甘味は昔飲んだ時の印象と同一ながら、の出かたと後半の複雑さはパワフルで、愛山の「らしさ」のようなものを感じます。

 もう一度注意深く含む。ん~唸るようなこの光景。これは、四日市工場夜景のキレッキレ描写に、幻想的な「ほんのり甘味」の玉ボケを多重露光で配したよう。奥に潜むエッジのきいたパイプ群と相反し、手前を覆うソフトな玉ボケ。美しい!、旨いっす。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山中取り データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 麹米、掛米共、播州三木産特等愛山40%精米
日本酒度 +3
酸度 1.25
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 5,346円(5,000円購入当時)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山中取りに関するリンク

2019/06/12 磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」愛山中取り(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」42 spring breeze

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」42 spring breeze

 ラベルは紺を基調としながらも、グラデーションが入っています。センターに銘柄の「磯自慢」、すぐ右に特定名称の「純米大吟醸」と精米歩合の「42」。左に「The soft caress of a fragrant spring breeze」、右に回り込むように裏ラベル要素が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 軽やかで優しい風にふと春を想うスマートで爽やかな季節を装うスプリング・ブリーズ42。酒米産地の特A地区・東条秋津に隣接する少分谷の田圃。その特上山田錦を42%まで磨き、自家保存の新酵母を使用。グラスに注いでほんの暫く時間をおいてからお飲みいただくと、香りも味わいも華やかに開いて行きます。※春のみの数量限定品となります。

 とあります。

 また裏ラベルには…。純米大吟醸42磯自慢は爽やかな春風の季節の限定品としてお届けさせていただきます。このお酒は酒米に最好適の兵庫県東条少分谷産山田錦特上米を使用、精米歩合42に高精白して、南アルプス間の岳を源泉とする名水大井川伏流水(軟水)を用いて低温(5℃~11℃)で、ゆっくり大切に醗酵させました。天保年間より蓄積した麹造り(約70時間におよぶ)と優良な自家保存酵母を使用、収量を度外視して造られたお酒は爽やかな自然の香りと、優しく丸い奥深い味わいを持ちます。[繊細、敏感な芸術品ですのでお飲みになるまでは必ず冷蔵庫で保管、開栓後は2~3日、1週間と味わいも変化いたします。どうぞお楽しみください。]とあります。なるほど空気に触れてからのほうが楽しめそうです。

 上立ち香は、適度に華やかでマスカットからバナナへと変化していきます。開栓当初は、ややセメダインと言うか芳香族感がありましたが、徐々に変化していきました。いい香りが出ています。

 含むと、これこれ、この綺麗な甘味。強すぎず弱すぎず、spring breezeと言う名の通り、春の風よろしく爽やかに通り過ぎていきます。磯自慢らしく酸の圧はないので、後半は上品に引き上げていきます。

 もう一度注意深く含む。一口目より二口目が、さらにソフトで爽やか!。上品に歩み寄ってくる。ゆっくりと…、しかし大きな動き。姿勢が美しいので、ハードルが高そうだが、目が合うと何とも人懐っこい笑顔を返してくれます。旨いっす。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」42 spring breeze データ

使用酵母 自社保存新酵母
使用米 兵庫県産東条少分谷産特上米山田錦42%精米
日本酒度 +5
酸度 1.15
粕歩合 60%
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 4,899円(税別)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」42 spring breezeに関するリンク

2017/05/吉日 磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」42 spring breeze(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」愛山50

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」愛山50磯自慢(いそじまん)「大吟醸」愛山50ラベル

 紫を基調とした縦長のラベルの左肩に金の箔で愛山の稲穂がデザインされています。センターに白字で銘柄の「磯自慢」右に銀の箔で「愛山、純米大吟醸、50」と書かれています。非常にシンプルなラベルです。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 希少な特A地区産の愛山を使用したグラッパボトルシリーズは、重厚な味わいでありながら、キレの良さも併せ持つ愛山の特徴を最大限に引き出しました。スマートなボトルデザインが、和・洋を問わずテーブルに映えます。

 とあります。

 また裏ラベルには…。稀少米特A地区吉川産愛山を使用。当蔵秘伝の技術と独自の酵母で心を込めて醸しました限定品です。冷蔵庫で保管いただき、開封後はお早めに冷やしたままご賞味ください。

 とあります。重厚な味わいでありながら、キレの良さも併せ持つ愛山の特徴…楽しみです。

 上立ち香は梨を思わせるように香ります。

 含むと、心地よい甘味が口中に広がるも、あまり長くはなくスッパリと切れていきます。後半に僅かに喉の奥をキュっと閉めて収束。旨いっす。

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」愛山50 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県吉川産愛山50%精米
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 3,618円(3,308円購入当時)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」エメラルドボトル

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」エメラルドボトル磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」エメラルドボトルラベル

 ラベルはブルーを基調としながらも、グラデーションで下に向かって白くなっていきます。センターに銀の箔で銘柄の「磯自慢」、すぐ右に大吟醸純米、左に落款。右に回りこむように裏ラベル要素が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 ぜひ、開封後の香味の変化をお楽しみいただきたいお酒。開封したてのフレッシュな印象はもちろん、グラスに注いだ時間の経過とともに変化していく香味や、舌に感じる丸みの変化もお楽しみいただけるはずです。

 とあります。

 また裏ラベルには…。磯自慢「大吟醸純米」は酒米に最好適の特A地区東条産山田錦特上米、特等米を高度に精白して、南アルプス、間の岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて低温で、ゆっくりと醗酵させます。磯自慢流麹造りと優良な酵母の利用により大切に手造りにて醸されたお酒は、フルーティーな香りとまるい奥深い味わいを持ちます。お飲みになるまでは必ず冷蔵庫に保管、開栓後はあまり冷やし過ぎない温度帯でお召し上がりください。

 とあります。オフィシャルにも書いてある「雪」「華」「涼」と美しい名を持つ温度ごとの、それぞれが織りなす香りを楽しむのも面白そうです。

 上立ち香は上品にメロンのように香ります。おや!意外。磯自慢ってことで思いっきりバナナを想像していましたが、バナナっぽさも混じるも比較的シャッキリ感のある香り。含むと、じわっと喉の奥にしみこむような優しい甘味が膨らんで消える。旨い♪

 由紀さんにも聞いてみました。
「最初はカキ氷だったけど、途中から(温度が上がってくると)綿菓子に変わるね♪」
「美味しい」
でした。

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」エメラルドボトル データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県産東条町特上・特等山田錦50%精米
粕歩合 53%~60%
日本酒度 +4~+6
酸度 1.2
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 3,456円(3,200円購入当時)

磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」エメラルドボトルに関するリンク

2007/07/11 磯自慢(いそじまん)「純米大吟醸」エメラルドボトル(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」水響華

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」水響華磯自慢(いそじまん)「大吟醸」水響華ラベル

 ラベルはニュートラルグレーを基調に下に荒海?がデザインされています。センターに白字で「水響華」、その右上に水色の枠に銀の箔文字で特定名称の「大吟醸」、左には落款が押しております。右下に製造年月。

 オフィシャルサイトの説明では…、

 その名の通り、軽快な飲み口の綺麗なお酒です。味も香りも主張し過ぎず、酸も控えめな造り。その清冽な水を思わせるのど越しの後に、磯自慢らしい華やかさを抑えた上品な果実香が薫ります。食中酒としても最適です。

 とあります。

 また裏ラベルには…。磯自慢大吟醸水響華SUIKYOKAは酒米に最好適の特A地区特上米“山田錦”を使用、高度に精白して、南アルプス、間の岳(日本百名山を源泉とする名水、大井川伏流水を用いて低温で、ゆっくりと醗酵させます。其の秘法は天保年間より蓄積した麹造りと優良な酵母の利用によります。大切に醸されたお酒は、フルーティーな香りとまろやかな味わいを持ちます。繊細な吟醸酒ですので、お飲みになるまでは必ず冷蔵庫に保管、開栓後はお早めに冷やしたままでお召し上がりください。

 とあります。清冽な水を思わせるのど越し…楽しみです。

 上立ち香は秋風のようにしっとりとバニラのように香ります。含むと全体的に非常におとなしい印象ながら、心地よいほのかな甘味がバランスよく、するすると盃を重ねられそうです。ビールをしっかり飲んで帰ってきた後の印象なので、今度飲むときはまたかわった感じがするかも?

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」水響華 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県東条町産特上米山田錦50%精米
粕歩合 57%~63%
日本酒度 +5~+7
酸度 1.2
アルコール度 16度以上17度未満
容量 1.8L
価格 5,724円(5,408円購入当時)

磯自慢(いそじまん)「大吟醸」水響華に関するリンク

2004/11/01 磯自慢(いそじまん)「大吟醸」水響華(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」中取り多田信男

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」中取り多田信男磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」中取り多田信男ラベル

 ラベルはグレーとグリーンがマーブル状に混ざったデザイン。センターに白字で銘柄の「磯自慢」、右に金の箔文字で「中取り」と特定名称の「純米吟醸」、左には金の枠内に秘伝寒造り。右下に製造年月。肩張りに杜氏多田信男、山田錦と書かれています。

 オフィシャルサイトには無く、はせがわ酒店さんのオリジナルであることがうかがえます。

 また裏ラベルには…。

 中取り純米吟醸「磯自慢」は酒造好適米山田錦を使用、高度に精白して、南アルプス、間の岳(日本百名山を源泉とする名水、大井川伏流水を用いて、小仕込、低温でゆっくり大切に醗酵させました。磯自慢流麹造りと自家保存酵母を利用し、上槽の中取りのみを抄い上げた、オリジナルの純米吟醸酒です。収量を度外視して造られたお酒は神秘なまでの吟醸香を漂わせ吟味吟香豊かなまるい味わいを持ちます。

 とあります。中取りのみを抄(すく)い上げた…楽しみです。純米吟醸のカテゴリとしては高額な商品のため、なかなか手が出ませんでしたが、ようやく自宅でじっくり飲むことが出来ました。

 上立ち香は上品にバナナ、メロンのように香ります。

 含むと、やや濃密なイメージの甘味ながらどこまでも優しく、キメの細かさ、滑らかさを表現しています。この濃密な甘味の割りに、味の出は短く、スッキリと切れて行きます。んんん~旨いっす。理想の味わい。

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」中取り多田信男 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県東条町産特上米山田錦50%精米
日本酒度 +4
酸度 1.3
アルコール度 16度以上17度未満
容量 1.8L
価格 7,136円(税込み・購入当時)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」中取り多田信男に関するリンク

2008/04/18 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」中取り多田信男(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」青春

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」青春磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」青春ラベル

 ラベルは青みがかったニュートラルグレーのグランドに、白字でセンターに銘柄の「磯自慢」、右には金の箔で特定名称の「純米吟醸」、左に醸造元、右下に原材料などのデータ。

 現在のラベルは濃いグリーンを基調としたラベルで、銘柄の「磯自慢」、特定名称の「純米吟醸50」の他にサミュエル・ウルマン氏の詩「青春」が書かれています。

 オフィシャルサイトには説明が無く、はせがわ酒店さん他、数店舗の限定商品のようです。

 また裏ラベルには…。

 純米吟醸「青春純米吟醸50・磯自慢」は、酒造好適米、特A地区産山田錦を高度に精米して南アルプス白峰三山 間ノ岳(3,189m 日本百名山)を源泉とする名水、大井川伏流水を用いて冷蔵仕込室で低温でゆっくり醗酵させます。長年蓄積した磯自慢流麹造りと優良な独自の酵母(自社保存株)を利用、丹精を込めて手造りしました。収量を度外視して造られたお酒は神秘的な吟醸香、そしてまろやかな奥深い味わいを持ちます。
純米吟醸50・青春はオリジナルのお酒です。
冷蔵庫で保管し、冷やしたままで御賞味ください。

 とあります。

 舌を刺激しない綺麗な造りは、さすが磯自慢!程好い旨味も好印象。

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」青春 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 兵庫県東条町産山田錦50%精米
日本酒度 +3~+5
酸度 1.3
アルコール度 16度以上17度未満
容量 1.8L
価格 5,775円(税込み)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」青春に関するリンク

2008/04/18 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」青春(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」生酒原酒

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」生酒原酒

 ラベルは青みがかったニュートラルグレーのグランドに、白でセンターに銘柄の「磯自慢」、右には金の箔で特定名称の「純米吟醸」、右下に製造年の印。左に「生酒原酒」肩貼りで「純吟」と使用米の「山田錦」。

 裏ラベルには…。

 純米吟醸生酒原酒「磯自慢」は酒造好適米、特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて吟醸冷蔵仕込室で低温でゆっくりと発酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自社培養)を利用、厳寒の時期に丹精を込めて手造りされた絶品で、しぼりたての生酒原酒です。神秘的なフルーティーな香りと爽快な味わいを冷やしたまま御賞味下さい。

 とあります。

 上立ち香は、比較的華やかでメロンのように香ります。ん?バナナ?、あ、いや、やっぱりメロン。揺れるような雰囲気のある香りです。

 含むと、おっ?、磯自慢?。珍しくメリハリを感じます。磯自慢の生原酒としては、昨年の春に吟醸をいただいていますが、そちらは磯自慢らしい優美な大人の雰囲気だったと記憶しています。一方こちらはブルンブルン!、いかにも搾りたてらしい起伏のある甘味。僅かに感じる酸も華を添えており、後半の引き際をも演出。

 もう一度注意深く含む。今風のグルコースをバンっと出した甘味のメリハリとは違うが、描くラインは何とも美しい。これは!、あくまで自然の造形物でありながら、何とも妖しげで美しいヒアシンスだ!。この色、厚み、ライン。旨いっす。

製造年月:2019年1月中旬

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」生酒原酒 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 麹米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦50%精米
掛米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦55%精米(一部50%)
日本酒度 +4.5
酸度 1.3
アルコール度 16度以上17度未満
容量 1.8L
価格 4,250円(税別)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」生酒原酒に関するリンク

2019/03/24 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」山田錦生酒原酒(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」ラベル

 ラベルは青みがかったニュートラルグレーのグランドに、白でセンターに銘柄の「磯自慢」、右には金の箔で特定名称の「純米吟醸」、右下に製造年の印。非常にシンプルなラベルです。肩貼りで「純吟」と使用米の「山田錦」。

 裏ラベルには…。

 純米吟醸「磯自慢」は、特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて、吟醸冷蔵仕込室で低温でゆっくりと醗酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自社保存株)を利用、丹精を込めて手造りされた絶品です。豊かなる吟味香、まろやかな味をお楽しみ下さい。かならず冷やしたまま御賞味ください。

 とあります。

 上立ち香は、先日の吟醸と比べると穏やかながら心地よく、バナナの様に香ります。穏やかと言っても微差で、いい香りが出ています。

 含むと、綺麗。何とも美しい。純米吟醸でここまで綺麗なら、飲んだはずの大吟醸ってどんなだっけ?と、ついつい比べたくなる。心地よい甘味はあるが、楽しませてくれるのは僅かな時間

 もう一度注意深く含む。吟醸と比べると飲み頃がまだ先で、これからさらに味乗りするのかもしれないが、若いと言う印象ではない。後半でも苦みや酸が凸出することもない。含むたびに触り心地のよい羽毛で、顎のリンパの辺りを一回だけ撫でていなくなる。ハイ!、磯自慢中毒患者の出来上がり。旨いっす。

製造年月:28.8.01

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 麹米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦50%精米、掛米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦55%精米
日本酒度 +4~+6
酸度 1.3
アルコール度 15度以上16度未満
粕歩合 52%~57%
容量 1.8L
価格 3,850円(税別)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」に関するリンク

2017/01/12 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)誉富士

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)誉富士

 ラベルは白を基調に右下にブルーで大井川の流れをイメージしたデザイン、右上に大井川流域の山河の風景、左下に志太平野の田園風景も描かれています。センターに銘柄の「磯自慢」、左に特定名称の「純米吟醸」、右に「大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)」。

 裏ラベルには…。

 日本の美しい自然、南アルプス間ノ岳(白峰三山・日本百名山)を源泉とする名水大井川は約170kmの長い道のりを経て当地に湧きでます。その折紙つきの伏流水(軟水)を仕込水に、また大井川流域に広がる志太平野で収穫した、誉富士を55%まで精米し、厳寒の時期に丹精を込めて手造りいたしました。柔らかな米質の誉富士由来のまろやかな香味をお楽しみください。『晻薆あんあい』…「香気」

 とあります。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく白桃を思わせるように香ります。温度が少し上がってからは、バナナも感じられるようになりました。

 含むと、ふんわりとした柔らかな甘み。放置後は、明確になり飲みごたえとなってくる。後半は酸のサポートが少ない割に、比較的潔く捌けていきます。余韻を楽しめるのも、温度が上がってからか?。

 もう一度注意深く含む。厚みというほどではないにしろ、一定の手持ち感、立毛を思わせる手触り。これは!、小さいながらもこの時期美しく咲く沈丁花だ。香りも良いが、この手触りと厚み。そして産毛の柔らかな感触。旨いっす。

製造年月:2018.9

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)誉富士 データ

使用酵母 静岡NEW-5
使用米 誉富士(大井川流域)55%精米
日本酒度 +4~+6
酸度 1.2
アルコール度 15度以上16度未満
容量 720ml
価格 1,899円(税別)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)誉富士に関するリンク

2019/03/18 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(誉富士)(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)ラベル

 ラベルはベージュを基調に白でマーブルが入る。大井川流域の風景もデザインされています。センターにタイトルの「大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)」、右には金の箔で特定名称の「純米吟醸」、右下に原材料などのデータ。左に「日本の美しい風景」、左外に醸造元情報。

 裏ラベルには…。

 日本の美しい自然、南アルプス間ノ岳(3189m)を源泉とする大井川は約170kmの長い道のりを経て当地に湧きでます。その折紙つきの伏流水と、大井川流域に広がる志太平野で収穫した、五百万石(好適米)を使用し、厳寒の時期に丹精を込めて手造りした純米吟醸酒です。まろやかな吟醸香味をお楽しみ下さい。冷やしたまま御賞味ください。「晻薆(あんあい)…香気」

 とあります。

 上立ち香は穏やかながら心地よく、バナナを思わせるように香ります。マスカット芳香族感も少し混ざる。バランスの取れたいい感じのバナナ香です。

 含むと、透明感のある味わいが特徴の磯自慢の中では、まずまずのメリハリのある甘味酸味のバランス。僅かながらこの酸を感じさせるところは磯自慢らしくないが、今風な感じもして好感が持てる起伏のある旨みです。結構好きかも♪。磯自慢だから?。

 もう一度注意深く含む。旨味あるなぁ♪、しみじみと旨みと付き合っていると、このお酒で通したくなります。温めの温泉で半身浴でもしているかのようにリラックスできます。ただ香るだけではないところも、さすがの磯自慢。

製造年月:28.9.01

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき) データ

使用酵母 NEW-5(自家培養)
使用米 大井川流域五百万石55%精米
日本酒度 +5~+7
酸度 1.2
アルコール度 15度以上16度未満
容量 1.8L
価格 2,850円(税込み)終売

磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)に関するリンク

2017/01/06 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒

磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒

 ラベルはグレーを基調とした縦じま。下部には大井川の清流か?、流れのようなデザインがあります。白字でセンターに銘柄の「磯自慢」、右には金の箔で特定名称の「吟醸」、右下に製造年の印、左に「生酒原酒」。肩貼りでも特定名称の「吟醸」と使用米の「山田錦」。

 裏ラベルには…。

 吟醸「磯自慢」は、特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて吟醸冷蔵仕込室で低温でゆっくりと醗酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自社保存株)を利用、丹精を込めて手造りされた絶品です。上品な上立ち香、そして爽快でまるい味わいをお楽しみ下さい。かならず冷やしたまま御賞味ください。

 とあります。

 上立ち香は、適度に華やかでマスカットを思わせるように香ります。吟醸生原酒としては大人しい部類に入るか?、しかし上品でいい香りが出ています。

 含むと、鼻に抜ける香りは上立ち香からのストーリーを感じさせ、原酒らしからぬ穏やかな甘味・旨味へと繋げる。雰囲気あるなぁ、いい酒だ!と思わずうなる。後半も品の良さを継承し、短めの余韻。

 もう一度注意深く含む。こちらの気持ちまで穏やかにしてくれる優美なたたずまい、これは!、ブルーの着物を召した夏目雅子さんだ!。色素のブルーではなく波長によるブルーのモルフォ蝶をも連想させる。旨いっす。

製造年月:2017.12下

磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 麹米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦50%精米
掛米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦55%精米
日本酒度 +6~+7
酸度 1.2
アルコール度 17度以上18度未満
容量 1.8L
価格 3,967円(税別)

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2018/05/23 磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造り

磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造り

 ラベルはグレーを基調としたまだら模様。センターに金の箔で銘柄の「磯自慢」、右には特定名称の「吟醸」、右下に製造年の印。左に「秘蔵寒造り」と落款。肩貼りは「酒友」と使用米の「山田錦」。

 裏ラベルには…。

 酒友・吟醸磯自慢は酒米に兵庫県特A地区東条山田錦を使用、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて低温でゆっくりと醗酵させます。当蔵独自の麹造りとサバケの良い蒸米、さらに自社保存酵母を利用して、愛情を持って醸しました。[お飲みになるまでは必ず冷蔵庫に保管、開封後はお早めにお召し上がり下さい。]

 とあります。

 上立ち香は、比較的華やかで明確にバナナを思わせるように香ります。久しぶりにはっきりと判りやすいバナナ。イイ感じです。

 含むと、バナナから想定していたメリハリや粘度はほとんどなく、磯自慢らしくスッキリと喉を通ります。後から少しだけ乗る甘味。後半も引き続き、酸を感じさせることなくサラサラと切れていきます。何と言う飲みやすさ!、いい酒だぁ。

 もう一度注意深く含む。心地よい含み香は、やっぱりバナナ。しかし味わいはさらさらで、本当にバナナ?。そんなバナナ!。いやこの画像にダジャレで繋げるためのバナナ連呼というわけでは、決してありません。嫌みのない、美しい花弁は時計回りに回り込み、中心部分で収束。旨いっす。

製造年月:2018.01

磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造り データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 麹米、兵庫県東条町産特等山田錦50%精米
掛米、兵庫県東条町産特等山田錦55%精米
日本酒度 +5~+7
酸度 1.1
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720mlL
価格 2,250円(税別)

磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造りに関するリンク

2020/03/04 磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造り(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「吟醸」

磯自慢(いそじまん)「吟醸」磯自慢(いそじまん)「吟醸」ラベル

 ラベルはグレーを基調とした縦じま。下部には大井川の清流か?、流れのようなデザインがあります。白字でセンターに銘柄の「磯自慢」、右には金の箔で特定名称の「吟醸」、右下に製造年の印。肩貼りでも特定名称の「吟醸」と使用米の「山田錦」。

 裏ラベルには…。

 吟醸「磯自慢」は、特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて吟醸冷蔵仕込室で低温でゆっくりと醗酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自社保存株)を利用、丹精を込めて手造りされた絶品です。上品な上立ち香、そして爽快でまるい味わいをお楽しみ下さい。かならず冷やしたまま御賞味ください。

 とあります。

 上立ち香は、心地よく華やかにバナナの様に香ります。開栓したてはやや芳香族感も混ざっていましたが徐々に変化し、奥の方にはバナナだけでなく、白桃も混ざる上品な香りに変化していきました。香りは少し落ち着いてからのほうが好感が持てます。

 含むと、つるっとした滑らかな飲み口で、粘りがあるかのような甘みが口中に広がります。綺麗なイメージもありつつ、素晴らしい味の乗り。引っかかりなく流れていき、収束へと向かう。

 もう一度注意深く含む。滑らかだなぁ、いいぞ~これ!。まったく起伏がないかと言われると、そういうわけではない。綺麗に舗装された真っすぐなハイウェイを、余力のあるエンジンで静かに走行していたら、気が付くと標高の高いところまで来ていたかの様。旨いっす。

製造年月:28.9.01

磯自慢(いそじまん)「吟醸」 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 麹米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦50%精米
掛米、兵庫県東条町産特等・特上山田錦55%精米
日本酒度 +6~+7
酸度 1.1
アルコール度 15度以上16度未満
粕歩合 53%~58%
容量 1.8L
価格 3,350円(税別)

磯自慢(いそじまん)「吟醸」に関するリンク

2017/01/10 磯自慢(いそじまん)「吟醸」(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「特別純米」雄町55

磯自慢(いそじまん)「特別純米」雄町55

 ラベルはグリーンの縦縞で。センター左に銘柄の「磯自慢」、その右に特定名称の「特別純米」、左下に使用米と精米歩合の「雄町55」。センター右は輸出を意識か?、英文で上から順に「Tokubetsu Junmai」、「ISOJIMAN」、ロゴが入り、「SAKE RICE OMACHI」。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく白桃を思わせるように香ります。純米表記でも、しっかり目に感じる吟醸香がすでに磯自慢のオーラを纏っています。

 含むと、…、これまでいろいろな磯自慢を飲んできましたが、想定外の雰囲気の味の出方。おそらくプラスに切れていても、どこか感じるほのかな甘みが磯自慢らしさと思っていましたが、旨味ほのかな苦みのバランスは甘味を探すのが困難で、ドライなイメージを持っています。中盤からふっくらしはじめるが、潔く捌けていき収束。この辺りはいかにも磯自慢らしい、質の高さを感じさせます。

 もう一度注意深く含む。伝統技法に裏打ちされた、落ち着いた佇まい。これは!京都東山の二寧坂から見る八坂の塔だ。複雑に組み合わされた純和様建築。そしてこのオーラ。旨いっす。

感想の続き、購入先やその他の情報は下記の日本酒ブログへ

製造年月:2018/02

磯自慢(いそじまん)「特別純米」雄町55 データ

使用酵母 自社保存酵母
使用米 岡山県赤磐地区産雄町特等米55%精米
日本酒度 +3
酸度 1.2
粕歩合 45%~50%
アルコール度 16度以上17度未満
容量 720ml
価格 2,250円(税込、遠方は送料の違いあり)

磯自慢(いそじまん)「特別純米」雄町55に関するリンク

2020/03/17 磯自慢(いそじまん)「特別純米」雄町55(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58

磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58

 ラベルはブルーを基調に上部にグレーの霞が入る。センターに銘柄の「磯自慢」、右に特定名称の「特別純米」、右下に製造年月。肩張りにも特定名称の「特別純米」と使用米の「山田錦」、両サイドに精米歩合の58。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく白桃を思わせるように香ります。特別純米と言っても、十分吟醸を名乗ることが出来る58%精米だけのことはあります。いい雰囲気の香りです。

 最初の一口は何も考えずに含んで、飲み込む。直後には深く息を吐きだしながら、気持ちが落ち着いていくのがわかる。至福のひと時。

 今度は少し味わってみる。心地よく鼻に抜ける、綺麗な白桃。味わいは磯自慢らしくすっきりとしており、ほんのりとした甘味がふつふつと膨らんでくる。酸はほとんどそれと感じさせることはなく、後半も足早に捌け、余韻も短い

 もう一度注意深く含む。わぁ、綺麗、ん?このこの瞬間の美しさ!。これは、先日仕事から帰宅して車から降りたとき、偶然見ることができたふたご座流星群だ。大三角形を横切るように走った二筋の流星。これほど見ることができるのならと、しばらく見上げていたが、結局5分ほどいつものオリオン座を眺めるだけでした。旨いっす。

感想の続き、購入先やその他の情報は下記の日本酒ブログへ

製造年月:2015/02

磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58 データ

使用酵母 NEW-5(静岡酵母)
使用米 兵庫県東条町産山田錦58%精米
日本酒度 +4~+6
酸度 1.2
アルコール度 15度以上16度未満
容量 1.8L
価格 3,473円(税込、遠方は送料の違いあり)

磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58に関するリンク

2018/12/30 磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」山田錦生原酒

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」山田錦生原酒磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」山田錦生原酒ラベル

 ラベルはライトブルーを基調にうっすらとシャドーストライプと草花の柄がデザインされています。センターに銘柄の「磯自慢」、右には「特撰」、左には「生酒原酒」。肩張りには特定名称の「特別本醸造」と使用米の「山田錦」が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…

 お求めやすい普段飲みの酒、本醸造であっても、磯自慢品質をゆるがせにはいたしません。例えば特別本醸造は、特A地区の山田錦を麹米55%、掛米60%まで磨き、仕込みに使用しています。普段飲みの酒だからこそ、手抜きのない入魂の酒を。蔵人一同の思いです。

 とあります。

 上立ち香は上品にバナナ、白桃のように甘味を伴うかのように香ります。香りだけでもすでに本醸造ということを忘れさせてくれます。それもそのはず裏ラベルを見ると、吟醸とうたっても差し支えのないスペックが書かれています。含むと、しぼりたて生酒原酒と言う言葉からは想像もできないほどの、落ち着いた穏やかな優しい甘味。なるほど口上通りの…

感想の続き、購入先やその他の情報は下記の日本酒ブログへ

製造年月:2015/02

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」山田錦生原酒 データ

使用酵母 NEW-5(静岡酵母)
使用米 麹米、兵庫県東条町産山田錦55%精米
掛米、兵庫県東条町産山田錦60%精米
日本酒度 +6
酸度 1.2
アルコール度 18度以上19度未満
容量 1.8L
価格 3,508円(税込、遠方は送料の違いあり)

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」山田錦生原酒に関するリンク

2015/06/14 磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」山田錦生原酒(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦ラベル

 ラベルはライトブルーの基調に草花の柄がデザインされています。センターに銘柄の「磯自慢」、右には「特撰」、右下に製造年月となっていますが、「2015」のみ。肩張りには特定名称の「特別本醸造」と使用米の「山田錦」が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明は上記生原酒と同じです。

 上立ち香は穏やかで上品に桃を思わせるように香ります。生原酒の印象と比べると、やはり幾分落ち着いている。含むと、すっきりと感じる旨味の中から探し出した非常に優しい甘味が、心をも穏やかにしてくれます。酸を抑えこむことで、こんなにも上品な甘味となることをあらためて教えてもらったかのよう。

 もう一度注意深く含む。一度見つけた優しい甘味は、今度はすんなり見つけることができました。まるで客が望むものを理解し、今度はそっと「ここでしょ?欲しいのは。」とサジェッションしてくれたかのよう。後半は穏やかな甘味から繋がるかのように、滑らかに、そして僅かな余韻とともに引いて行きます。…

感想の続き、購入先やその他の情報は下記の日本酒ブログへ

製造年月:2015

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦 データ

使用酵母 NEW-5(静岡酵母)
使用米 麹米、兵庫県東条町産山田錦55%精米
掛米、兵庫県東条町産山田錦60%精米
粕歩合 43%~45%
日本酒度 +5~+7
酸度 1.1
アルコール度 15度以上16度未満
容量 1.8L
価格 2,770円(税別、遠方は送料の違いあり)

磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦に関するリンク

2016/02/16 磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「本醸造」別撰山田錦

磯自慢(いそじまん)「本醸造」別撰山田錦

 ラベルは渋いモカ茶の基調に千鳥格子、左辺はヘアーラインが施されています。センターに銘柄の「磯自慢」、右には「別撰」、右下に製造年月。肩張りには特定名称の「本醸造」と使用米の「山田錦」が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明は

磯自慢酒造では本醸造であっても、その酒造りの手間や手順は吟醸造りと同じです。原料となる酒米も、兵庫特A米産地・東条産の特等山田錦を100%使用、麹米・掛米とも60%まで磨き上げています。低温でゆっくり丁寧に仕込んだ、優しくフレッシュな香味。

 とあります。

 上立ち香は、穏やかでマスカットのように香ります。開栓当初に混ざっていた揮発感は幾分薄れ、香り自体も大人しくなっています。

 含むと、オイリーな雰囲気と表現しても過言ではないほど、低酸なマルンとした口当たり。粘度と言うほどではないが、ざらついた舌の凹凸を埋めるように馴染みほのかな甘みが滑り良く流れていきます。後半はタイルの隙間の目地に残された僅かな余韻を残し収束。

 もう一度注意深く含む。しゅっと通り過ぎるのではなく、するすると流れる時間軸。これは、ほっと一息ついた時にたまたま見ることができた夕日だ。じわじわと増していく美しさ。反射した雲までも美しく、収束してみると短い時間だったと思わせる一連の感覚。旨いっす。

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製造年月:2018年07月

磯自慢(いそじまん)「本醸造」別撰山田錦 データ

使用酵母 自社保存株
使用米 兵庫県東条町産特等山田錦60%精米
日本酒度 +4
酸度 1.2
アルコール度 15度以上16度未満
容量 1.8L
価格 2,431円(税別、遠方は送料の違いあり)

磯自慢(いそじまん)「本醸造」別撰山田錦に関するリンク

2019/04/19 磯自慢(いそじまん)「本醸造」別撰山田錦(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「本醸造」しぼりたて生貯蔵

磯自慢(いそじまん)「本醸造」しぼりたて生貯蔵磯自慢(いそじまん)「本醸造」しぼりたて生貯蔵ラベル

 ラベルはライトグレーを基調にストライプがデザインされ、下部には波を思わせる柄があります。センターに金の箔で銘柄の「磯自慢」、右上には「寒造り」、右下には原材料などのデータ、左には醸造元情報が書かれています。肩貼りに「しぼりたて本醸造」と「生貯蔵」。

 裏ラベルには、

 しぼりたて本醸造「磯自慢」は、厳選した酒造米を65%まで精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水(軟水)を用いて、冷蔵仕込室で低温でゆっくりと醗酵させます。手造りの麹と自家培養酵母を利用、吟醸香のある本醸造を丹精込めて醸しました。フレッシュな香味を御賞味ください。

 とありました。フレッシュな香味♪楽しみです。

 上立ち香は穏やかで上品にバナナを思わせるように香ります。いかにも静岡♪、穏やかながら上質なイメージのバナナ香。いい感じです。

 含むと、しぼりたてのイメージはほとんどなく、非常に落ち着いたほのかな甘味が、クリアな硬水を連想させるかのように舌をさらえる。引き締まった甘味の底には僅かなミネラルがあり、安定感、安心感を出しているよう。

 もう一度注意深く含む。やはりミネラル、土台にいるミネラルはなんとなく硬さのようにも感じるので、熟成後の変化も楽しめそうです。飲みすすんでいくと、最初に感じた硬水はやや柔らかくなり、舌を撫でるようになりました。ふ~♪と大きく息をする。至福のひと時。旨いっす。

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製造年月:2016/03上旬

磯自慢(いそじまん)「本醸造」しぼりたて生貯蔵 データ

使用酵母 NEW-5(静岡酵母)
使用米 山形県産キヨ錦65%精米
粕歩合 平均31%
日本酒度 +4~+5
酸度 1.2
アルコール度 15度以上16度未満
容量 1.8L
価格 1,950円(税別、遠方は送料の違いあり)

磯自慢(いそじまん)「本醸造」しぼりたて生貯蔵に関するリンク

2016/04/06 磯自慢(いそじまん)「本醸造」しぼりたて生貯蔵(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)「本醸造」

磯自慢(いそじまん)「本醸造」磯自慢(いそじまん)「本醸造」ラベル

 ラベルはライトグレーを基調にストライプがデザインされ、下部には波を思わせる柄があります。センターに金の箔で銘柄の「磯自慢」、右上には「寒造り」、右下には原材料などのデータ、左には醸造元情報が書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…

 厳選した酒米を65%まで精白し麹米と三段仕込みの初添(1段目)・仲添(2段目)としながら、留添(3段目)には兵庫県産の山田錦を使用し、さらに酒質を高めています。丁寧な低温醸造に由来する吟醸香が香る、爽やかな仕上がりをお楽しみください。

 とあります。主に静岡県内に出荷されている商品です。

 上立ち香は本醸造の熟成酒ながら、ほんのりとバニラとも思えるような吟醸香が上品です。含むと、今まで飲んだ磯自慢に共通している酸味の少ない綺麗な造りを感じ、熟成酒らしい落ち着いた飲み口で盃を重ねられそう。自分の好きな静岡吟醸の特徴とも言える日本酒度からは想像もできないような、ほんのりと感じる甘味が、このお酒の造りの確かさなのでしょうか。飲み進んでいくと…

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製造年月:2004/10

磯自慢(いそじまん)「本醸造」 データ

使用酵母 NEW-5(静岡酵母)
使用米 山形県産キヨ錦特上米65%精米
留掛米、兵庫県産山田錦65%精米
粕歩合 平均31.2%
日本酒度 +6.5
酸度 1.2
アルコール度 18度以上19度未満
容量 1.8L
価格 2,048円(税込、購入当時)

磯自慢(いそじまん)「本醸造」に関するリンク

2015/06/14 磯自慢(いそじまん)「本醸造」県内限定低温貯蔵酒(日本酒ブログ)

磯自慢(いそじまん)磯自慢酒造株式会社に関するリンク

磯自慢酒造株式会社さんオフィシャルサイト

磯自慢(いそじまん)中取り35(10年垂直)

由紀の酒 Best of the year 2010

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コメント

  1. 佐藤 益弘 より:

    いつも磯自慢を美味しく頂いています、もう時期的には無理ですが暮れから仕込み発売される寒造り或いは寒仕込みかもしれませんが、純米吟醸酒の発泡酒の様な微炭酸感覚の商品を数年前に静岡駅前で1.8L5000円程で購入、とても美味しかったのですがここ数年行き会えていません、蔵元直送と言う各酒店を探して購入して、みんなで飲んでもやはり上品な普通の日本酒としか行き会えません、今年の暮れには静岡まで行かなくても購入可能でしょうか?情報を頂きたく宜しくお願い申し上げます。

    • akira_yukinosake yukinosake より:

      佐藤益弘さん、コメントありがとうございます。
      純米吟醸の寒造り!。微炭酸ということで、しぼりたて生と思われますが、自分も出会えていません。
      自分が購入できた中で、ラベルに寒造りの表記があるのは本醸造です。「しぼりたて」で3月中頃、「県内限定」は不定期だったと記憶しています。
      とびっきりのブルーボトルにも秘蔵寒造りの文字がありますが、これは違うでしょうね。。
      静岡県外で購入すると、送料の関係か?少し(300円ほど)高いこともあるようです。
      関東在住でしたら、はせがわ酒店さんが有名ですので、タイミングが合えば…。