1868年(明治元年)創業。「軟水醸造法」を開発した三浦仙三郎先生ゆかりの地で、銘柄の「富久長」も先生による命名。先生の座右の銘「百試千改」。その情熱と由緒ある酒銘を引き継いでいる。
八反系の在来品種である「八反草」を復刻し栽培。
富久長(ふくちょう)「純米大吟醸」妙花風
ラベルは和紙で和柄の巾着や花があしらわれている。センターに銘柄の「富久長」、左に平仮名で「ふくちょう」とルビがありわかりやすい。すぐ右上にサブタイトルの「妙花風」、右外に使用米の「八反草」と特定名称の「純米大吟醸」。左外に醸造元情報。
妙花風(みょうかふう)とは、世阿弥の能楽用語。 九位の最上位で、言葉で説明できない、芸の位を超えた悟得の境地にある芸。
オフィシャルサイトの説明は、
「八反草」を磨きあげて醸した、入魂の純米大吟醸雫酒。富久長のフラッグシップです。
とあります。入魂の純米大吟醸雫酒…楽しみです。
上立ち香は、非常に華やかで柑橘系を思わせるように香ります。
含むと、スッキリした軽めの当たりにほのかな甘味が可憐。引き際にジンとした満足感を与えつつ収束。旨いっす。
2005年の購入当時は全量八反草で麹米掛米共、38%精米でした。
購入:はせがわ酒店
富久長(ふくちょう)「純米大吟醸」妙花風 データ
使用米 | 広島県産八反草38%精米 |
---|---|
使用酵母 | 広島吟醸酵母 |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 16度 |
容量 | 180ml |
価格 | 1,262円(税別) |
富久長(ふくちょう)「純米大吟醸」妙花風に関するリンク
2005/09/08 富久長(ふくちょう)「純米大吟醸」妙花風(日本酒ブログ)
富久長(ふくちょう)「大吟醸」寵深花風(ちょうしんかふう)斗瓶採り
ラベルは白地で和柄の扇子があしらわれている。センターに銘柄の「富久長」、左に平仮名で「ふくちょう」とルビがありわかりやすい。すぐ右上にサブタイトルの「寵深花風」、右外に特定名称の「大吟醸」。左外に醸造元情報。
寵深花風(ちょうしんかふう)とは、世阿弥の能楽用語。 九位の中でも「妙花風」に次ぐ第二位で、至り尽くした最深の幽玄の境地。
とってもやさしい口当たり、どうですか?と優しく語りかけてくるような華やかなお酒です。byYUKI
スッキリと華やかな中にも、ふくよかな旨味を感じます。
購入:たけ蔵さんにいただきました。
富久長(ふくちょう)「純米大吟醸」寵深花風(ちょうしんかふう) データ
使用米 | 山田錦40%精米 |
---|---|
使用酵母 | 広島吟醸酵母 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 18.1度 |
容量 | 720ml |
価格 | 非売品 |
富久長(ふくちょう)「大吟醸」斗瓶採りおりがらみ生酒
ラベルは赤茶色でセンターに金の箔で銘柄の「富久長」、右に搾りの特徴と特定名称で「雫大吟醸」、熟成方法の「斗びん囲い」。左に醸造元情報。肩張りでも「斗瓶採り」。
上立ち香は、何とも富久長!広島吟醸らしい華やかさで、この酒が米から造られていることを忘れさせてくれそうにフルーティーです。
含むと優しいアタリの旨み甘みが広がるも、含み香の華やかさに覆われます。目を閉じると花をいっぱい持った今田美穂さん(このお酒を醸している女性杜氏さんです。)がにっこり笑っていそう。来たぞ~これぞ富久長ワールド!
購入:たけ蔵さんにいただきました。
富久長(ふくちょう)「大吟醸」斗瓶採りおりがらみ生酒 データ
使用米 | 山田錦40%精米 |
---|---|
使用酵母 | 広島吟醸酵母 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アルコール度 | 18.1度 |
容量 | 720ml |
価格 | 非売品 |
富久長(ふくちょう)「大吟醸」斗瓶採りおりがらみ生酒に関するリンク
2005/04/19 富久長(ふくちょう)「大吟醸」斗瓶採りおりがらみ生酒(日本酒ブログ)
富久長(ふくちょう)「大吟醸」寵深花風(ちょうしんかふう)
ラベルは白地で和柄の扇子があしらわれている。センターに銘柄の「富久長」、左に平仮名で「ふくちょう」とルビがありわかりやすい。すぐ右上にサブタイトルの「寵深花風」、右外に特定名称の「大吟醸」。左外に醸造元情報。
寵深花風(ちょうしんかふう)とは、世阿弥の能楽用語。 九位の中でも「妙花風」に次ぐ第二位で、至り尽くした最深の幽玄の境地。
とってもやさしい口当たり、どうですか?と優しく語りかけてくるような華やかなお酒です。byYUKI
スッキリと華やかな中にも、ふくよかな旨味を感じます。
購入:今田酒造本店
富久長(ふくちょう)「大吟醸」寵深花風(ちょうしんかふう) データ
使用米 | 山田錦40%精米 |
---|---|
使用酵母 | 自家培養酵母 |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.4 |
アミノ酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,500円 |
富久長(ふくちょう)「純米吟醸」HENPEI
ラベルは白地で、扁平精米された米をイメージしたデザイン。右端にタイトルの「HENPEI」。回り込むように裏ラベル要素の情報。内容は
精米歩合から米のカタチへ
これが、扁平精米。
三浦仙三郎が確立した軟水醸造法と、日本で初めての動力精米機を開発した「サタケ」(東広島市)の精米技術によって生まれた広島吟醸酒。120年余りの月日を経て、吟醸酒は新たなステージへ扉を開きます。イノベーションの着眼点は米のカタチ。米を球形に磨く従来型から、薄く磨く扁平精米と玄米と同じ形に磨く原形精米へ。最新鋭の精米機が精米60%で従来型の精米40%と同じたんぱく質の削減率を実現。この「富久長 HENPEI」は、新時代の吟醸酒です。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、白桃の様に香ります。当初、一合蛇の目猪口ではわからなかったので、後日吟醸酒グラスで見つけた白桃。嫌みのないイイ感じの香りです。
含むと、…、すっきり♪。何という爽快感。甘味は少な目のため、ほんのり綺麗な旨味だけ表現して、いきなり消えます。何という安定、安心感。後半がないので、イメージを中盤に集中して思い出すと、僅かな酸の細い線で描かれる全体像。いい酒だぁ。
もう一度注意深く含む。これは、未央柳(ビヨウヤナギ)だ。間合いの合った部分のみ、繊細に描かれるシベや、左の蕾(つぼみ)。色数がしぼられているからこその、まとまった描写。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2020.2.
富久長(ふくちょう)「純米吟醸」HENPEI データ
使用米 | 広島県高宮町産八反草60%精米 |
---|---|
使用酵母 | - |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | 0.7 |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,800円(税別) |
富久長(ふくちょう)「純米吟醸」HENPEIに関するリンク
2020/06/07 富久長(ふくちょう)「純米吟醸」HENPEI(日本酒ブログ)
富久長(ふくちょう)「純米吟醸」GENKEI
ラベルは白地で、原形精米された米をイメージしたデザイン。右端にタイトルの「GENKEI」。回り込むように裏ラベル要素の情報。内容は
精米歩合から米のカタチへ
これが、原形精米。
三浦仙三郎が確立した軟水醸造法と、日本で初めての動力精米機を開発した「サタケ」(東広島市)の精米技術によって生まれた広島吟醸酒。120年余りの月日を経て、吟醸酒は新たなステージへ扉を開きます。イノベーションの着眼点は米のカタチ。米を球形に磨く従来型から、薄く磨く扁平精米と玄米と同じ形に磨く原形精米へ。最新鋭の精米機が精米60%で従来型の精米40%と同じたんぱく質の削減率を実現。この「富久長 GENKEI」は、新時代の吟醸酒です。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、バナナの様に香ります。扁平精米のお酒同様、一合蛇の目猪口ではわからなかったので、後日吟醸酒グラスで見つけたバナナ。精米以外は全て同じ造りなんですが、香りの感じ方が違います。
含むと、…、味も違う!。ん?、ガス感?。ジリジリとした酸を感じます。甘味は扁平精米のものと同様に非常に僅かで、幅のある押し出しがグイグイ迫ってきます。後半も口中に凹凸となって乱立し、柔らかく徐々に引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。これは!完熟メロンだ。甘味は熟しきらない「シュク」っとした歯ごたえがある時の方が確実に甘いが、熟しきった柔らかさはジューシーなイメージを感じる。熟しきった分発酵が進み、ピリピリとガス感を放つ。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
製造年月:2020.2.
富久長(ふくちょう)「純米吟醸」GENKEI データ
使用米 | 広島県高宮町産八反草60%精米 |
---|---|
使用酵母 | - |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アルコール度 | 15度 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,800円(税別) |
富久長(ふくちょう)「純米吟醸」GENKEIに関するリンク
2020/06/13 富久長(ふくちょう)「純米吟醸」GENKEI(日本酒ブログ)
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