1909年(明治42年)の創業。もともとは県内の酒造技術向上のために設立された研究所。県内の酒造業者の出資で設立。1918年(大正7年)に株式会社化し、翌年、後に社長となる「酒の神様」野白金一博士を初代技師長として迎える。
麹室の換気装置「野白式天窓」の考案や「二重桶仕込み」、「袋吊り上槽」など野白式吟醸造りを築き上げる。品評会や鑑評会で目覚ましい成績を残し、後に協会9号酵母として頒布されることになる「熊本酵母」発祥蔵。
香露(こうろ)「大吟醸」
ラベルは菊の花柄をバックに、センターに銘柄が「香露」と髭文字で書かれています。すぐ下にルビがアルファベットで「KOHRO」と書かれています。右に円で囲まれた特定名称の「大吟醸」、上部にも「大吟醸清酒」、左に醸造元情報。
香露と言えば、この4合瓶の角瓶が思い浮かびます。製造量が少ないため、なかなかお目にかかれない「大吟醸」です。
熊本酵母で仕込まれたお酒です。心地よい華やかさだけでなく、バランスもよいので、するりと喉を通ります。
由紀の酒仲間の備前焼さんにいただきました。感謝♪
製造年月:2003年06月
松本秀行(筑後杜氏)
香露(こうろ)「大吟醸」 データ
使用米 | 山田錦38%精米 |
---|---|
使用酵母 | 熊本酵母 |
日本酒度 | +3.5 |
酸度 | 1.4 |
アミノ酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,700円 |
香露(こうろ)「純米吟醸」
ラベルは白地にグリーンの枠に、センターに銘柄が「香露」と書かれています。すぐ下にルビがカタカナで「コウロ」と書かれています。右に特定名称の「純米吟醸」、左上に「繊細芳醇馥郁 典雅日本情緒 心技一体入魂 伝統純米香吟」、左下に醸造元情報と角印。
上立ち香は、穏やかながら心地良くメロンを思わせるように香ります。ん~♪、やっぱりバランスの良い香りです。やはり帰る場所はここなのだろうか?などと思わせてくれます。
含むと、きちんと乗っかった丸い旨み、こなれた感じのする甘味を堪能させてくれた後は、すっと静かになります。吟醸らしい軽やかなフットワーク。
もう一度注意深く含む。このこなれ感、これは!、昨年から愛用しているスポーツニット生地のシャツだ。繊維と繊維の間にうまく空気が入った柔らかさは、最初から肌に合い洗いざらしでも固くない。しわにもならない。旨いっす。
製造年月:2017年02月
香露(こうろ)「純米吟醸」 データ
使用米 | 麹米、山田錦45%精米、掛米、山田錦55% |
---|---|
使用酵母 | 熊本酵母 |
日本酒度 | +0.5 |
酸度 | 1.6 |
アミノ酸度 | 1.6 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,848円 |
香露(こうろ)「純米吟醸」に関するリンク
2017/05/吉日 香露(こうろ)「純米吟醸」(日本酒ブログ)
香露(こうろ)株式会社熊本県酒造研究所に関するリンク
2017年3月現在、株式会社熊本県酒造研究所さんオフィシャルサイトは確認できておりません。
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