1875年(明治8年)創業。銘柄の由来は、小説家の徳富蘆花(とくとみろか)が1900年に呉にて記した「自然と人生」の短編題より、二代目相原格氏が命名。「雨上がりの空に、冴え冴えと光り輝く月が周りを明るく照らす。」そんな澄みきって美しい酒を醸すことを目標に掲げている。
雨後の月(うごのつき)「純米大吟醸」愛山
ラベルは黒地のセンターに銘柄の「雨後の月」、下に三日月がデザインされているタイプです。すぐ左に使用米の「愛山」。肩貼りに特定名称の「純米大吟醸」。
オフィシャルサイトの説明は、
全て山田錦の産地である兵庫県特A地区の愛山を使用。きれいで上品な甘み、食中酒にぴったり!純米大吟醸の王道としてふさわしいお酒です。
とあります。きれいで上品な甘み…楽しみです。
上立ち香は結構華やかで、メロンのように香ります。最近飲んだ中ではもっとも華やかながらまったく嫌味がなく、我が家好みのいい香りが出ています。協会9号酵母単体でも結構香るもんですね、確かに大吟醸らしくうっとりしてしまいます。
含むと、適度なメリハリの中で好みの甘味が躍る。酸味はあるのだろうが、ほとんどそれと感じさせず、バランスよく甘味と馴染んで飲ませてくれます。なんとも心地よい甘味。後半で愛山らしい渋みが来るかと思いきや、それすら飲み込んでしまうほどの※1.poco a poco(ポコアポコ)小出しされる甘味のバランス。
もう一度注意深く含む。鼻に抜ける含み香が、いかにも上質でエレガントな雰囲気を出しています。そして強くはないが、場の空気を読んでいるかのような甘味。出すぎることなくしかし確実に舌を包み込んでくれます。後半は見事な※2.dim.(ディミヌエンド)、旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
雨後の月(うごのつき)「純米大吟醸」愛山 データ
使用米 | 兵庫県特A地区愛山50%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会901号酵母 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.5 |
アルコール度 | 16度 |
容量・価格 | 1.8L・4,500円(税別) |
容量・価格 | 720ml・2,250円(税別) |
雨後の月(うごのつき)「純米大吟醸」愛山に関するリンク
2016/09/27 雨後の月(うごのつき)「純米大吟醸」愛山(日本酒ブログ)
雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」山田錦無濾過生原酒
ラベルはグリーン地のセンターに銘柄の「うごのつき」、すぐ左に特定名称の「純米吟醸」、左上には雨後の月のロゴ。右下に製造年月。肩張りとして、「無濾過生原酒、山田錦」。生の文字のみ赤でスポットカラーとして映えています。
1月、2月、3月のいずれかに限定出荷される。オフィシャルサイトの説明は、
酒米の最高峰山田錦を100%使用。口に含んだ時は南洋の果物を思わせるシルキーで甘い飲み口。そして、爽やかな酸が鼻腔を抜け、ほろ苦さを伴った吟醸香が淡雪のようにほのかな余韻を残します。食中で長く飲み続けられ、てっちりやてんぷら(塩)などの和食だけでなく、イタリアンなどとお楽しみいただけるお酒です。
とあります。淡雪のようにほのかな余韻。いいですね。
上立ち香は心地よく華やかでメロンの様に香ります。何となくベリー系の香りも混ざるか?、ぷんぷんではないのですが、程よくいい香りが出ています。好きだなぁ、こんな感じの香り。
含むと、鼻に抜ける含み香も心地よく、その後の綺麗なほのかな甘味につながっている。一連のストーリーは春を感じさせてくれるような爽やかな風、そしていろいろなカラー。しかし決して原色ではなく淡い♪、そんなペールトーンなところも心を穏やかにさせてくれます。
もう一度注意深く含む。ほんわかした優しい甘みの割りに、後半引き締まって感じるのは、僅かな酸が隠れた仕事をしているかのよう。ペールトーンは、僅かな余韻としてすっと白くなり収束
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」山田錦無濾過生原酒 データ
使用米 | 兵庫県特A地区山田錦50%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会901号酵母、協会1801号酵母 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.5 |
アルコール度 | 17度 |
容量・価格 | 1.8L・3,400円(税別) |
容量・価格 | 720ml・1,700円(税別) |
雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」山田錦無濾過生原酒に関するリンク
2016/02/27 雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」山田錦無濾過生原酒(日本酒ブログ)
雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」広島雄町無濾過生原酒
ラベルは白地のセンターに赤の箔で銘柄の「うごのつき」、すぐ左に特定名称の「純米吟醸」、左上には雨後の月のロゴ。右下に製造年月。肩張りとして、「広島雄町」「無濾過生原酒」。生の文字のみ赤でスポットカラーとして映えています。
1月、2月、3月のいずれかに限定出荷される。オフィシャルサイトの説明は、
古くから広島県の酒造好適米として使われ続けているのが雄町です。柔らかな旨味を出す米として知られています。やや香りを伴った第一印象の後に柔らかな旨味が広がり、最後に酸が後押しするような味わい。山田錦と雄町は酵母も同じ仕様にしたため、異なる米による味わいの違いが判りやすいと思います。ぜひ比べてお楽しみください。
とあります。2005年当初は酵母は広島吟醸酵母が使われていましたが、変わっているようです。
上立ち香はほんのりとバニラ系の香りにも感じますが明確ではありません。含むと、しっかり感を感じさせる旨みが無濾過生原酒らしくもありますが、相反する丸みを感じるような甘味も持ち合わせている。後半はじんわりと引いていき、雄町の味わいを最後まで堪能させてくれるよう。これは旨い♪他の雨後の月も飲んでみたくなりました。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」広島雄町無濾過生原酒 データ
使用米 | 広島県産雄町50%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会901号酵母、協会1801号酵母 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.5 |
アルコール度 | 17度 |
容量・価格 | 1.8L・3,400円(税別) |
容量・価格 | 720ml・1,700円(税別) |
雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」広島雄町無濾過生原酒に関するリンク
2005/06/23 雨後の月(うごのつき)「純米吟醸」広島雄町無濾過生原酒(日本酒ブログ)
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