1636年(寛永12年)創業。「酒は造るのではなく、生まれるまで育てるものだ。」が前杜氏、故滝上秀三氏の口癖。3段甑による蒸米設備、製麹は蓋麹(ふたこうじ)、上槽は槽が三台並ぶ。昔ながらの酒造りで、数々の受賞暦がある。
フラッグシップの中汲み大吟醸は、我々酒仲間の間では、神の酒と呼ばれている。
初亀(はつかめ)「大吟醸」中汲み
ラベルは和紙のセンターに日の丸があしらってあります。センターに金の箔で銘柄の「初亀」、右に特定名称と特徴の「中汲み大吟醸」、右下に原材料などのデータと製造年月。左に醸造元情報と角印。
もっとも良い部分だけを斗瓶に囲い、落ち着くまでじっくりと熟成させた初亀醸造さんのフラッグシップです。
15BYです。上立ち香はやや淡くほんのり香る程度。開栓直後のためまだ香りが開いてなかったか?。含むと、スッキリとしていて、冬のしんと静まり返った、研ぎ澄まされたような朝の空気を感じ、背筋をピンと伸ばしたくなります。
このときは10BYのお酒と飲み比べをしました。その様子は下記のリンクから日本酒ブログを参照ください。
初亀(はつかめ)「大吟醸」中汲み データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦35%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会14号 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 10,000円(税別) |
初亀(はつかめ)「大吟醸」中汲みに関するリンク
2004/08/05 初亀(はつかめ)「大吟醸」中汲み(日本酒ブログ)
初亀(はつかめ)「大吟醸」斗瓶
ラベルは和紙のセンターに日の丸があしらってあります。上記のお酒と比べると少し小さい日の丸です。センターに黒の文字で銘柄の「初亀」、右に特定名称と特徴の「斗瓶大吟醸」、右下に原材料などのデータと製造年月。左に醸造元情報と角印。
現在は中汲み大吟醸となっている斗瓶大吟醸の10BYです。上立ち香は心地よい甘味を含んだような「ほんわー」と溶けてしまいそうな感じに香る。含むと「心地よいほのかな甘味」と言う、同じ印象の含み香と旨みが広がり、滑らかなまるい味わい。またもや「ほんわー」と体の力が抜けてしまいそう。
このときは15BYのお酒と飲み比べをしました。その様子は下記のリンクから日本酒ブログを参照ください。
初亀(はつかめ)「大吟醸」斗瓶 データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦35%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会14号 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 10,000円(税別) |
初亀(はつかめ)「大吟醸」斗瓶に関するリンク
2004/08/05 初亀(はつかめ)「大吟醸」斗瓶(日本酒ブログ)
初亀(はつかめ)「純米大吟醸」秘蔵 亀
ラベルは硬質なセロファンのようなシールで、シルバーを基調としています。センターにタイトルの「亀」、右に特徴と特定名称の「秘蔵大吟醸」。右下に原材料などのデータ。左に醸造元情報。
氷温(-7度)で3年寝かせた秘蔵大吟醸です。
裏ラベルには、
◆清酒“初亀”秘蔵大吟醸“亀”は酒造好適米山田錦を35%に精米し、清冽な水と昔ながらの手造り純米で醸し、長期低温熟成させた秘蔵酒です。
◆吟醸酒は、そのまま冷やまたは少し冷やして(5度位)飲むのが、おいしく召し上がるコツです。
とあります。
熟成させたことででたと思われる、独特の丸みのある味わいが最高です。
初亀(はつかめ)「純米大吟醸」秘蔵 亀 データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦35%精米 |
---|---|
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 1.8L |
価格 | 11,904円(税別) |
初亀(はつかめ)「純米大吟醸」滝上秀三
ラベルは縁だけ茶色となっている。センターにタイトルの「滝上秀三」、その右上に銘柄の「初亀」、右下に原材料などのデータ。左に醸造元情報と角印。
滝上秀三杜氏がその期の造りの中で、もっとも気に入った純米大吟醸を厳選し瓶詰めしたもの。それゆえ杜氏さんの名前を冠したものとなっています。
裏ラベルには、
◆初亀 純米大吟醸(滝上秀三)は、本年度の酒造りで生まれた純米大吟醸の中で杜氏の一番好む酒を厳選し瓶詰めした逸品です。能登流の芳醇な酒の香りと味、そして切れ味の良さをお楽しみください。
とあります。
上立ち香は、心地よい甘味ある香り。含むとやはり同じ系統の甘味が強く押し出されるも、後半には締まりを見せてじんわりと引いていきます。以前は、ここまで自分好みの甘味を感じる酒と言う印象ではなかった気がしますが、スッキリ辛口が好きな由紀も抵抗なくガンガン飲んでいましたので、嫌味ではないようです。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
初亀(はつかめ)「純米大吟醸」滝上秀三 データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦35%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会9号酵母 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 5,000円(税別) |
初亀(はつかめ)「純米大吟醸」滝上秀三に関するリンク
2004/04/13 初亀(はつかめ)「純米大吟醸」滝上秀三(日本酒ブログ)
初亀(はつかめ)「大吟醸」極み三十五
ラベルは和紙でセンターに銘柄の「初亀」、右に特定名称と精米歩合を表す「大吟醸極三十五」、左に醸造元情報と角印、非常にシンプルです。
上立ち香は程好くメロンのように香ります。含むと、これぞ飛びっきりと思わせる綺麗さが眩いばかりの輝きを見せる。
瞬きをしている間にほんのり感じたのは、心地よい甘味だったことを少し後に知る。
息をのんでいる間に、跡形も無く収束している。さすが静岡、大好きな初亀。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
初亀(はつかめ)「大吟醸」極み三十五 データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦35%精米 |
---|---|
日本酒度 | +5 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 5,000円(税別) |
初亀(はつかめ)「大吟醸」極み三十五に関するリンク
2006/11/23 初亀(はつかめ)「大吟醸」極み三十五(日本酒ブログ)
初亀(はつかめ)「大吟醸」呑切り
ラベルは和紙でセンターに銘柄の「初亀」、右に特定名称と精米歩合を表す「呑切り大吟醸」、左に原材料などのデータと醸造元情報と角印、非常にシンプルです。
8BYと言うことで、購入時点で7年熟成していたことになります。
上立ち香に熟成感が混じる。含むと、綺麗な丸みのある味わい、穏やかな旨味はさすがの初亀とびっきり。
初亀(はつかめ)「大吟醸」呑切り データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦35%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会14号酵母 |
日本酒度 | +7 |
酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 5,000円(税別) |
初亀(はつかめ)「大吟醸」愛
ラベルは楊柳(ようりゅう)のエンボス加工があり立体感があるグランドに、センターに日の丸と銘柄の「初亀」。右に特定名称の「大吟醸」、左に「愛」の角印と醸造元情報。左外に原材料などのデータ。
気軽に購入できる500mlのボトルに、特A山田錦の40%精米とハイスペックなお酒。初亀の大吟醸シリーズの中でも、もっとも好みの甘味の押し出しが強く、旨い。フルーティーな吟醸香もさすがの初亀です。
最近のものは45%精米になっているそうです。
初亀(はつかめ)「大吟醸」愛 データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦40%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会9号酵母 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
容量 | 500ml |
価格 | 2,400円(税別) |
初亀(はつかめ)「大吟醸」瓢月(ひょうげつ)極吟醸
美しい白磁ボトルで表ラベルはなく「瓢月」と瓶に直接プリントしてあります。その下に「HYOGETSU」とアルファベットでルビがふってあります。
裏ラベルには、
「瓢月」は蔵元のある岡部町の茶室名から取りました。玉露を育てる心と酒を育てる心は通じ合い、初亀の酒造りの原点でもあります。自然界との共生と、酒造りへの情熱により育ち生まれた日本酒です。
とあります。H26BYより純米大吟醸となりました。
上立ち香は淡く、ほんのりマスカットにも思えるが明確でない。含むと、じわんと旨みが口内全体に染込んでくるも、すぐに内面が乾いてしまったかのようにさらさら感を表現しています。味の出は短めながら、満足感を残してくれます。旨いっす。
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
初亀(はつかめ)「大吟醸」瓢月(ひょうげつ)極吟醸 データ
使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県東条町産山田錦50%精米 |
---|---|
使用酵母 | 協会9号、15号、自社培養 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,810円(税別) |
初亀(はつかめ)「大吟醸」瓢月(ひょうげつ)極吟醸に関するリンク
2006/11/30 初亀(はつかめ)「大吟醸」瓢月(ひょうげつ)極吟醸(日本酒ブログ)
初亀(はつかめ)「純米吟醸」亀丸
ラベルはレトロ感漂うデザインです。センターに銘柄の「初亀」、右に特定名称の「純米吟醸」、そしてタイトルの「亀丸」、左に醸造元情報。
上立ち香は穏やかにバナナを思わせるように香ります。おお♪、静岡らしい香りの出方。甘く熟したイメージのある香りが心地よい。含むと、甘味と言うよりは旨味が先に流れ込んで来ます。この押し寄せ方は、まるでA4コピー用紙を立てたら、しなりながら倒れ込んできたような感じ。後半に向けてだんだん速くなるものの、空気の抵抗を受けゆっくり再生しているかのよう。
もう一度注意深く含む。今度は甘味と同時に、炊いたご飯を思わせる旨味が口中で広がる。後半は余韻として、奥の方で完熟の膜を張り巡らせるも、薄く儚く消えてゆく。何とも落ち着いた時間の流れを感じさせてくれます。
今度は人肌まで温度を上げてみました…
感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ
初亀(はつかめ)「純米吟醸」亀丸 データ
使用米 | 富山県なんと産山田錦50%精米 |
---|---|
使用酵母 | 静岡酵母 |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 1.45 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,714円(税別) |
初亀(はつかめ)「純米吟醸」亀丸に関するリンク
2015/12/18 初亀(はつかめ)「純米吟醸」亀丸(日本酒ブログ)
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初亀(はつかめ)初亀醸造株式会社に関するリンク
2016/03現在、初亀醸造株式会社さんオフィシャルサイトは確認できておりません。
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